炭酸水を飲み過ぎていない？

「砂糖や人工甘味料の入っていないタイプの炭酸水なら全く問題ない。人気のLaCroixのように甘さがないものなら水分としてカウントできる」とNutritiousLife.comのファウンダー、ケリー・グラスマン認定栄養士グラスマン氏は説明する。でも実は、種類によっては、あまりよくないそう。

しかし、一方で最近の「Obesity Research & Clinical Practice」という肥満に関する専門誌によると、炭酸水に含まれる二酸化炭素が、食欲ホルモンであるグレリンの値に影響し、食欲増進と体重増加につながる可能性があることが発見されたという。それに、添加された砂糖が加わることでソーダ水が肥満につながる要因になっていると結論づけた。

これでは炭酸水を飲めないと思うかもしれないが、実はこの小規模の研究はネズミと男性に対して行われたものであり、女性を対象としていない。だから、炭酸水を飲んでいる人もその習慣をすぐやめるものではないかもしれない。

結論として、更なる研究結果が出るまでは、炭酸水を飲んでよい気分になるのなら飲み続けても構わない。でも、たとえば副作用のような症状が見られるならそれは身体からのサインなので無視しないように、「炭酸水は泡が入っているので、おなかが張ったり、ガスがたまったり、便秘になったりする人もいる」とグラスマン氏。もしこういった症状に聞き覚えがあるなら、炭酸水は少し減らしてお腹のトラブルが改善するか様子を見てみて。

味付きの炭酸水とは？

味付きの炭酸水に関しての一つの疑問は、「天然の味」というあいまいな表現にまつわるもの。炭酸水に甘味もカロリーもないとしたら、このフレーバーの正体はなに由来のものなのだろうか、という疑問がわいてくるはず。

「実はよく分からない」というのがグラスマン氏の答え。「ここでいう天然という表現にはあまり意味がない。でも、炭酸水以外の他の食べ物の原材料を気にする中で、炭酸水によくわからない天然の味と書かれているからといって避けることまではしなくていい」とグラスマン氏。

ただ、気になるならベストな選択は、ただの炭酸水に自分で切ったフルーツを入れて手作りのフルーツエッセンスを加えて味を付けること、とグラスマン氏はすすめる。ただ、それよりも市販のものを開けて飲む方がずっと手軽なので、そっちを選んでしまうのも無理はない。

そんな時は、炭酸水の裏面表記を見て原材料を確認すること。砂糖や人工甘味料が含まれていなくて、カロリーが低いことを確認して。たとえば、人気のSpindriftの果汁やフルーツのピューレで味を付けたものは1缶で15カロリー以下。

また、味の付いていないプレーンな炭酸のミネラルウォーターの場合もきちんとチェックして。多くのスパークリングミネラルウォーターには塩分が入っていてこれがむくみの原因になる。でもそれ以外にはカルシウムやマグネシウムなどの嬉しい栄養素が含まれていることも。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。