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ひとつは持っておきたい!可愛くて機能性バツグンのおしゃれ土鍋

  • 2017.12.3
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寒い季節にぴったりの、体を温めてくれる鍋料理。今年はそんな鍋料理を、土鍋からこだわって楽しんでみませんか?今回紹介するのは、松浦唱子さんがつくる、ほっこりとした優しい味わいが特徴の「土鍋」。こだわりが詰まったデザインとやわらかな色合いは、他の土鍋にはない温かさを醸し出しています。

冬の食卓に置きたい、松浦さんのとっておき土鍋

今回紹介する土鍋を作っている松浦唱子さんは、夫である長谷川正治さんと共に千葉県富津市にて「enfab(エンファブ)」を経営し、陶芸作品を生み出す一方で、陶芸教室の運営も行っています。
松浦さんの作品は、どれも優しさと温かさで出来ているかような、思わずほっこりとしてしまうものばかり。とくに土鍋は、やわらかい配色と丸みを帯びた形が特徴的です。この土鍋を使って食卓を囲えば、一気に明るい雰囲気になりそうですね。

今までになかった、ほっこり土鍋

石膏(せっこう)の型に、泥漿(でいしょう)と呼ばれる、粘土を水でといたものを流し込み成型したこちらの土鍋。見た目のかわいらしさはもちろんのこと、オーブンやレンジにも対応しているため、使い心地も抜群です。作る際のこだわりとして「自分が使いたい、使いやすいと思う鍋の形や細部を目指し、今までにないタイプの土鍋を作りたい。」と松浦さん。絵本から飛び出たようなコロンとしたフォルムは、従来の土鍋にはなかった味わいがあり、思わず触ってみたくなります。

様々な色と形から、お気に入りを見つける

また、土鍋の色付けにもちょっとしたこだわりがあります。茶色をメインカラーにする場合は料理がおいしく見えるような色使いに。ピンクやネイビーを使う場合は、ほかの部分は薄めに色付けて、カラーを引き立てるようにするなど、小さな工夫が凝らされています。

土鍋の大きさは、ひとり用として使いやすい1合炊きのものから、汁物にぴったりの5合炊きのサイズまでと種類が豊富。デザインも、下部がふっくらと丸みを帯びたものから、底まで真っ直ぐと伸びた寸胴タイプのものなど様々。ボディだけではなくフタの持ち手や、鍋の取っ手などの形も違うため、色や大きさ、形など自分好みのひとつに出会えるはずです。

長く、大切に土鍋を使うために

つるっとしたフォルムの土鍋ですが、実は目には見えない小さな穴が開いているため、そのまま使うと水漏れが起こったり汚れが付きやすいのも特徴のひとつ。長く使うために、使用前には必ず“目止め”と呼ばれる、土鍋の表面をコーティングする作業が必要となってきます。松浦さんの土鍋は購入時に目止めの詳しい方法や土鍋の手入れの仕方など、長く使うためのコツが詰まった冊子“土鍋の使い方”をお渡ししているのだとか。ここにも、使う人への心配りが感じられます。

冬の寒さを優しい食器で包み込む

enfab陶芸ラボでは土鍋の他に、同じ素材で作られたボウルやお皿など、ほっこりとするような食器を数多く制作しています。今回紹介した土鍋は、埼玉県さいたま市にある『器ギャラリーハセガワ』と長野県松本市にある『ギャラリーゆこもり』で販売を行っています(生産が多くないため、売り切れの場合があります)。愛情がこもった優しい土鍋で、寒い冬の食卓に温かさをプラスしてみてください。

また、福島県いわき市で12月2日(土)から『長谷川正治・松浦唱子 陶展 vol.Ⅱ』という2人展を開催中。愛情のこもった陶芸品がずらっと並ぶ展示会です。ぜひ、足を運んでみてください。

※写真のギャラリーは現在終了しています。
writer / もえこ photo / enfab陶芸ラボ

取材協力

enfab陶芸ラボ
千葉県富津市二間塚1779
問い合わせ:0439-87-6336
https://enfab.jimdo.com/

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