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作家の器にも注目。日本茶カフェがアツい③【関西のイケスポ】 

  • 2017.12.1
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個性的な作家の器を通して知る日本茶文化

コンクリートのカウンター奥に整然と並ぶのは、国内外の現代作家の茶碗。これらは器好きの店主小林剛人さんのコレクションでもあります。「wad omotenashi cafe(ワド オモテナシ カフェ)」は、小林さんが伝統的な陶磁器の修復技法「金継ぎ」をきっかけに始めたカフェ。

コンセプトは「和道=wad 日本の良きモノ」。いわば器も日本茶もその中の1つで、「割れても自分で直し、お気に入りの器を育てるように使ってもらいたい」と、金継ぎ教室をスタート。そして器に興味を持ってもらう場としてカフェも併設することに。

カウンターでお茶を点てる姿も絵になる
日本茶は、京都・和束町のかぶせ煎茶や静岡・牧之原の釜炒り茶など約18種類を扱っており、基本的に5煎目まで楽しめます。1煎ごとに微妙に変化する日本茶をじっくり味わっていると、忙しい日常を忘れてしまいそうな…、なんとも贅沢な時間です。

他にも抹茶ミルクにスチームミルクやきな粉、黒蜜をトッピングした抹茶ラテや、ほうじ茶に10種類のスパイスをブレンドしたほうじチャイなど、オリジナルレシピの日本茶ドリンクも。

抹茶のグリーンと器のターコイズがフォトジェニック!

作家の器や茶葉の販売も

カウンター席も多く、1人でもくつろげる
お抹茶¥700(税込)は、棚から好きな器を選ぶ楽しみも。このターコイズカラーのストライプがモダンな茶碗は、三重の陶芸家・苫米地正樹さんのもの。お気に入りの器を使って飲むと、やっぱり特別においしく感じます。

3Fのギャラリーもぜひチェックして
3Fにはギャラリーもあり、陶器に限らず、様々な現代作家の個展を開催。

12月2日(土)〜10日(日)は兵庫・丹波焼の大西雅文さんの個展『Masafumi Onishi Solo Exhibition』を開催。年内はさらにもう1つ、12月16日(土)〜24日(日)高知県で作陶する小野象平さんの個展も。

個展に絡めた、器を使った食のイベントも人気です。詳細はHPでチェックを。

【wad omotenashi cafe(ワド オモテナシ カフェ)】
住所:大阪市中央区南船場4-9-3 2F
☎06(4708)3616
営業時間13:00〜20:00
不定休

取材/天見真里子 写真/佐藤純子

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