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見た目だけで選んで大丈夫?注意したいシャンデリアの選び方

  • 2017.11.28
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シャンデリアというと、一般的には豪華なインテリアのイメージですが、最近は色々な種類のものが出ていますよね。デザインによって、シンプルインテリアからナチュラル、カントリー、プロヴァンス、アンティーク、シャビー、クラシック、和風、インダストリアルまで意外と幅広く合わせられます。なんとなく見た目だけで選んでしまいがちですが、注意したいポイントをご紹介します。

取付についての注意

輸入照明のシャンデリア

KICHLER(キチラー社)など、輸入照明のシャンデリアを選ぶ場合の注意点を3つご紹介します。

重さ

輸入照明のシャンデリアは、かなり重さのあるものが多いです。新築やリフォームの場合は、設計段階から使いたいシャンデリアを内装工事会社に相談し、天井補強が必要かどうか判断してもらいましょう。国産の場合も、相談しておくと安心です。

取付方法

輸入照明のシャンデリアは、引掛けシーリングタイプではないため、取付には電気工事が必要になります。国産の照明メーカーのものでも、引掛けシーリングタイプではない場合もあるので、良く確認してくださいね。自分で引掛けシーリングにカチャッと付けることが出来ないタイプになります。新築やリフォーム工事で、内装工事会社へ照明器具の取付をお願いしましょう。

器具高

海外は天井が高いため、器具高(チェーンを除いたシャンデリア全体の高さ)が高いものが多いです。使う場所によっては、圧迫感が出たり、頭がぶつかってしまうことがあります。輸入住宅の1階など、高い場合で天井高2m70cmですが、一般的な戸建住宅やマンションは天井高2m40cm位になります。器具高とチェーンの長さで、天井高のどの辺までシャンデリアがおりてくるのか?家族で、1番身長が高い人を基準に、頭がぶつからない高さを考えましょう。計算するだけでなく、出来れば図に描いてみるとイメージしやすいです。 

国産のシャンデリア

直結タイプ

天井から出ている配線に取り付けるタイプです。新築やリフォーム工事をする方は、しっかりと取り付けられる直結タイプがおすすめです。住宅メーカーや工務店、リフォーム会社などの内装工事会社に電気工事をお願いしましょう。

引掛けシーリングタイプ

天井に、既に引掛けシーリング金具がついているお家には、引掛けシーリングタイプがおすすめです。はめこんで、カチッと回すだけで簡単に自分で取り付けることができます。 

直付けタイプのシャンデリア

1階の天井高が2m40cmの場合、チェーンで吊り下げるタイプのシャンデリアだと、頭がぶつかってしまうことも考えられます。種類は少ないですが、国産の照明メーカーの商品なら天井に直付けするタイプのシャンデリアがありますよ。チェーンタイプより、おしゃれ感は減るかもしれないですが、天井の上の方につくので圧迫感なくすっきりします。天井直付けタイプは、引掛けシーリングに自分で取り付けられないため、内装工事会社に電気工事をお願いしましょう。 

シャンデリアの光の向き

上向きシャンデリア

上向きシャンデリアの特徴

おしゃれなシャンデリアというと、キャンドルのような灯りが何灯かついていて、光が上に向かっているものをイメージするのではないでしょうか。光が、直接手元に当たらず天井に当たって拡散されるため、書かれているワット数よりも暗く感じます。間接照明のように、ムーディーなやさしい光の感じです。シャンデリアのシルエットを楽しんでゆったりくつろぐ、雰囲気重視のお部屋におすすめ♪読書や勉強など細かい作業をする場合は、明るさが足りない可能性があるため、スタンドライトなどの部分的な照明器具で補うことが必要です。 

リビングの実例

おしゃれ照明で人気のメーカー、DI CLASSE(ディクラッセ)のArco(アルコ)smallです。色はブラックとホワイトの2色あります。いかにもシャンデリアという感じではなく、アイアンフレームのシンプルなフォルムが魅力です。どんなテイストにも、幅広くなじむので、シンプル、ナチュラル、アンティークな空間にも合います。300Wの5灯タイプで、実際のワット数よりは拡散されて少しやわらいだ明るさになりますが、シャンデリアの中では明るい方です。リビングやダイニングにおすすめ♪ 

こちらも、同じDI CLASSE(ディクラッセ)のCANTANA(カントナ)という商品です。北欧の森をイメージしたもので、鹿の角が存在感のある、ナチュラルなシャンデリアになります。シェード部分の陰影が出て、あたたかみのある灯りが魅力♪ただ、上向きの光でさらにシェードに覆われた光なので、明るさはリビングやダイニングにはちょっと暗めです。足りない場合は、スポットライトやスタンドライトなどで部分照明を補います。寝室には、明る過ぎずにちょうど良い明るさになるでしょう。心配な場合は、DI CLASSEのショールームで明るさや大きさを確認することができます。 

クリスタルビーズをアクセントに使った、アイアン調のシャンデリアです。ブラックの色を選ぶことで、重厚感のある家具やインテリアのお部屋に合います。 

ダイニングの実例

さきほどのDI CLASSE(ディクラッセ)のCANTANA(カントナ)を、ダイニングに合わせるとこんなイメージになります。リビングの例と同様に、少し暗めのシャンデリアなので必要な場合は灯りを補いましょう。 

ダイニングに、アイアンタイプのシャンデリアを合わせた例です。シンプルなデザインなので、シンプルインテリアやナチュラルな空間にもなじみます。 

クリスタルビーズをアクセントに使ったアイアン調のシャンデリアです。ホワイトの色を選ぶことで、女性らしいソフトな空間に合います。写真のような、かわいい感じのナチュラルにも相性抜群です♪ 

玄関の実例

玄関に合わせる場合は、写真のような1灯タイプのミニシャンデリアがおすすめです。3灯位のシャンデリアをお好みで合わせることもあるかもしれませんが、あまり大きさがあると来客の頭上に圧迫感が出てしまいます。玄関がこうこうと明るすぎると、他の部屋に入るとき、暗く感じてしまいます。玄関は、最低限宅急便の伝票の文字が読める位の明るさがあれば良いでしょう。 

廊下

廊下は居室ではないので、優先順位が後になりがちです。ただの通路としての廊下なら、シンプルなものを選んでも良いのですが、写真の場合は手洗いがあるので、ある程度その場所にとどまる時間があります。クリスタルビーズのシャンデリアをつけて、鏡を見たりする時間もラグジュアリーな気分に♪ 

洗面所

洗面所は、単に顔を洗ったり、歯を磨いたりする実用的なスペースではなく、ヘアスタイルをセットしたりメイクするパウダールームのように使うなら、シャンデリアで女性らしいイメージをつくると気分が上がります♪

下向きシャンデリア

下向きシャンデリアの特徴

上向きシャンデリアのように、天井に光を照らすのではなく、テーブルや手元に直接光が当たります。読書や勉強など、細かい作業をするため明るさがある程度欲しい場合におすすめです。 

リビングの実例

これは、シーリングファンと一体型のシャンデリアです。このようなすずらんの花みたいなシェードのデザインは、定番のクラシックシリーズとして、国産の照明メーカーからチェーンタイプや天井直付けタイプが出ています。シンプルなので、クラシックだけでなく、シャビーシックや写真のような女性らしいナチュラル空間にも合いますよ♪ 

吹き抜けの実例

シェードに覆われていても、下が開いて電球が見えるタイプです。この場合、下には電球の光がダイレクトに届くので明るく、上はシェードを通した柔らかい光が間接照明のように拡散されます。リビングやダイニングでも、明るめにしたい場合におすすめです。吹き抜けに使う場合は、シャンデリアの重さに注意して、内装工事会社に天井補強が必要か相談しましょう。どこまでシャンデリアを下ろしてくるのか、お好みなのでチェーンの長さを調整できるものだと便利です。 

階段の実例

シャンデリアのシェードが3灯、長いチェーンで連なっているタイプで、階段や吹き抜け用シャンデリアになります。国産の照明メーカーのカタログに載っていることが多いです。それぞれ、互い違いの長さになっているので高さのある空間に変化をつけてくれます。 

テイスト別シャンデリア

シンプルインテリア

直線的なシェードのシャンデリアです。シンプルインテリアやモダンなお部屋に合います。どちらかというと、デザインを楽しむよりも実用性重視です。1灯タイプのペンダント照明では、あまり大きいワット数のものがありません。シェードが4~8灯ついている下向きシャンデリアは、読書や勉強、編み物など細かい作業をしたり、明るさが必要なシーンに便利です。 

和風

数は少ないですが、このようなシンプルなデザインの木のシャンデリアなら、和の空間にも合うんですよ♪ 

モダン・インダストリアル

黒のアイアンで、男っぽいイメージのシャンデリア。モダンやインダストリアル、ヴィンテージなど男前なインテリアに合います。 

ヴィンテージ

ACME FURNITURE(アクメファニチャー)のSOLID BRASS LAMP 9ARMという商品です。商品名は、ペンダントランプになっていますが、シャンデリアのようにインテリアのアクセントに使える、存在感のある照明です。シェードに覆われておらず、電球がむきだしになっているため、まぶしくならないよう、ワット数を抑え目にした方が良いでしょう。ゴールドで、花火のような大胆なデザインは、ヴィンテージの男っぽい空間に合います。 

同じく、ACME FURNITURE(アクメファニチャーのSOLID BRASS LAMP 6ARM Chandelierという商品です。オブジェのような佇まいで、シンプルな空間にも抜群の存在感を放ってくれます。電球は、同じものをつけるのも良いですが、写真のように全部違う種類のエジソン電球(フィラメントが見えるもの)をつけると、さらに個性的な感じです♪これも、電球がむき出しで光がダイレクトに目に入るため、あまり大きいワット数を選ぶとまぶしくなります。 

クラシック・エレガント

写真の場合は、玄関で使っているので小ぶりなタイプですが、このテイストにはゴージャスなガラスビーズのシャンデリアが合います。このようにメダリオン(レリーフ状の天井飾り)を一緒につけると、ラグジュアリーな雰囲気になりますよ♪ 

アンティーク

キャンドルモチーフ部分も、本当にろうろくがたれているようなリアルなデザインです。ゴールド素材と、ゴージャスな装飾のあるシャンデリアは、アンティークなお部屋にぴったりです♪ 

まとめ

いかがでしたか?注意した方が良いことや種類、実例、似合うテイストなどをダイジェストでご紹介しました。シャンデリアは、オレンジ色のあたたかみのある白熱灯の光が1番雰囲気が良いのですが、LED電球に取り替えると白っぽいオレンジ色の光になり、見え方が違ってくるので注意しましょう。お部屋に合ったものを選び、もっとシャンデリアを気軽に楽しんでくださいね。

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