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夫婦和合の神様を祀る歴史ある紅葉の名所!京都・槇尾山「西明寺」

  • 2017.11.27
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「三尾の名刹」と呼ばれる歴史深い寺院

京都・槇尾山にある「西明寺(さいみょうじ)」は、空海(弘法大師)の高弟智泉大徳が神護寺の別院として創建したと伝えられており、1700年には徳川五代将軍・綱吉の母「桂昌院」の帰依をきっかけに再建された寺院。「平等心王院」とも呼ばれています。

お寺の表門の前には沢山の石灯籠が置かれており、山門前には五重の石塔が。門をとおり境内の右手側にあるのが、夫婦和合の神様である「歓喜天(かんぎてん)」が祀られた聖天堂です。

樹齢700年のご神木

特徴的なのは、境内の真ん中にあるご神木の「高野槙(こうやまき)」。樹齢700年以上で、日本最古の高野槙の木といわれています。

そばに置かれた石碑にはこのお寺の復興の祖である我宝自性上人(がほうじしょうしょうにん)によって詠まれた和歌が刻まれ、情緒ある風景は身も心も癒やされる空間となっています。

古くからの紅葉の名所

「西明寺」はとても小さなお寺ですが、秋の紅葉の時期の、境内が真っ赤に染まった景色はまさに圧巻の一言。赤で囲まれた風景を見られるのは年に一度、紅葉シーズンだけの楽しみです。

紅葉シーズンともなれば、境内全体は真っ赤なカエデ一色に。客殿や鐘楼の前の紅葉林はことのほか美しく、苔むした鐘楼が紅葉を引き立ててくれます。

その美しさに「絶景紅葉100選」などにも選出され、古くから名所ともいわれる印象強い紅葉に、心を奪われるはず。

ホッと一息できるお寺

「西明寺」はJRバス「槇尾山」で降りて徒歩約5分。清滝川にかかる指月橋の向こう岸に見える石段が「西明寺」へと向かう道です。折れ曲がった石段の中腹からは紅く色づいた楓の隙間から美しい川の流れを見ることもできます。

秋冬は凛とした空気を肌で感じ、川のせせらぎを耳で楽しみ、紅葉を目で楽しみ、秋の味わいを五感で感じ取れる「西明寺」。

「西明寺」には、お抹茶(600円)をいただけるスペースも。夫婦和合の祈願のあとは、ホッとひと息ついて静かに紅葉を眺めてみてはいかがですか。

スポット情報

  • スポット名:西明寺
  • 住所:京都市右京区梅ケ畑槙尾町1
  • 電話番号:075-861-1770

※本記事上の情報は公開時点のものになります。最新情報は公式ホームページにてご確認ください。

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