要チェック!ママが知っておきたい2015年のお金の制度変更3つ
年の変わり目は、お金のしくみの変わり目でもあります。特に2015年は、ママに関わるお金も変わるって知ってましたか?
今のうちにファイナンシャルプランナーの筆者とチェックしておきましょう!
■1:パートのお給料が変わるかも
4月から、パートやアルバイト、嘱託社員などとして働く人の法律が変わります。仕事の内容が正社員と同じなのに、パートだからという理由でお給料や福利厚生等の待遇が違うと、違法とされることになりました。
正社員と同じ仕事をしていて、同じように業務上の責任があり、転勤や配置転換などの条件も同じなら、会社はお給料のしくみや研修制度、社員食堂や休憩室、更衣室などの使い方も同じにしなければならなくなります。
パートでもバリバリ働いているママは、お給料がアップするかも?
■2:医療費の自己負担が減るかも
病気やけがで病院にかかったときにかかる医療費が高額になったときに使える「高額療養費制度」も変わります。収入の低い人は引き下げられ、高い人は引き上げられます。
たとえば、おおよその月収が28万円以下の方は、去年までは1ヶ月あたりの自己負担の上限が8万円から9万円ほどになるしくみでした。これが57,600円になり、2~3万円負担が減ります。
おおよその月収が28万円から53万円の方は昨年までと変わらず、80,100円+(総医療費-267,000円)×1%です。
一方で、おおよその月収が約53万円を超えると上限額は167,400円+(総医療費-558,000円)×1%、約83万円を超えると252,600円+(総医療費-842,000円)×1%になり、自己負担が増えます。
■3:相続税が他人事ではないかも
相続税のしくみも変わりました。税金がかからない遺産の額が大幅に引き下げられ、基礎控除として3,000万円と、法定相続人ひとりにつき600万円になりました。
もし、実家の親が亡くなって、子ども2人で遺産を引き継ぐ場合、去年なら7,000万円までなら相続税がかかりませんでしたが、今年からは4,200万円を超えた部分には相続税がかかってしまいます。
相続税は資産家にしか関係ない、といわれてきましたが、これからは他人事とは限りませんよ。
以上3つ、ファイナンシャルプランナーの筆者がご紹介しました。いざ自分に関係したときにびっくりしないように、今からチェックしておきましょう。
(加藤梨里)
より良いサービスをご提供するため、Yahoo! BEAUTYは2018年6月20日(水)を
もちまして、姉妹サービスであるTRILLへ統合いたしました。
新しくなったTRILLをぜひお楽しみください!