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新進気鋭 時を操るアーティスト滝沢 広の個展が恵比寿POSTにて開催中

  • 2017.11.8
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新進気鋭 時を操るアーティスト滝沢 広の個展が
恵比寿POSTにて開催中2017.11.08CLIPPING

©avalanche#25 © Hiroshi Takizawaアーティスト滝沢広のこれまでのシリーズ6作を収録した作品集「TRACE/WARP/SHEET/DUAL/FIGURE/AVALANCHE」の刊行にあわせ、展覧会「AVALANCHE/DUAL」が恵比寿POSTにて、11月7日(火)から11月26日(日)まで開催される。

1983年生まれと若手ながらも、重厚感あふれる写真作品を発表している滝沢広氏。大学では心理学を専攻し、その後写真作品の発表を始めたという経歴の持ち主だ。その後膨大な年月をかけて経年変化してきた石や岩などのテクスチャーを素材として用い、物質とそれに伴いイメージの再構築を行う作品を手がけてきた。

『コンクリート・イズ・オン・マイ・マインド』(2014) や『Mass』(2015)ほか、特殊な印刷技術を用いた手製本を出版。テートモダンの「エフェクト・ツイン」(2015 年、ロンドン)で行われたプリンティングの実演をはじめ、展覧会のみならず国内外のイベントに多数参加している。

砂利、岩肌、建築用の石材やコンクリート、ホテルの一室で撮影したシーツのしわーーー。
被写体は、固有性を奪われた一塊の質量として捉えられています。

素材に凝縮したテクスチャーや時間の謎に向き合い、痕跡のモニュメントとして新たな層を引き出す滝沢の写真は、
ものが雄弁に語る大量の記録をアーカイブしつつ、
一方でそれを印刷し、スキャンし貼り付け、撮影を繰り返すことで、
イメージの属性を凶暴に取り除いています。

形のないデジタルメディアから逃れるように、
壁や柱、空間の一角などあらゆる支持体に固着したイメージが、
作家の手によってさらに加工され、ときにボリュームを生じる構造体として組み替えられる。

情報としてのイメージを物質化する滝沢の作品は、
人工と自然、時間と空間、実像と虚像、 二次元と三次元と、
あらゆる境界を横断し独自の制作言語を構築しています。(Text:TOKYOWISE編集部)
<展示概要>
滝沢広展覧会「AVALANCHE/DUAL」
会期:2017年11月7日(火) – 11月26日(日)
会場:POST
150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00 – 20:00 月曜休
協力:rin art association
URL:http://post-books.info/news/2017/11/2/exhibition/avalanche/dual

同時期開催
Hiroshi Takizawa 「AVALANCHE/SHEET/DUAL」
会期:2017年9月2日(土) – 11月12日(日)
会場:rin art association
370-0044 群馬県高崎市岩押町5-24 マクロビル
時間:11:00 – 19:00 月・火曜休
http://rinartassociation.com/

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