カルミナ・カンプスと受刑者が手を組んだ新作バッグ。

2006年、“ファッションと環境の融合”をテーマにしたエシカルブランドとして立ち上がったイタリアのバッグブランド「カルミナ・カンプス」。デッドストックや不用となった素材を職人の技術で再生させたバッグは、購入時に梱包に使用される袋を含め、デザインもプリントされたメッセージもすべて異なる一点もの。
春夏コレクションでは、スポーツのユニフォームや作業着など、特徴的なパターンを持つ服をリメイクしたものから、工事現場の制服を彷彿とさせる蛍光色使いに目を奪われるトートまでさまざまに登場。
“MADE IN PRISON”の文字が入ったトートは、受刑者にバッグ作りのノウハウを教え、彼らの自立支援をサポートするプロジェクトの一環として発表されたもの。なんと裏側にはフェルトでかたどられた女性の姿が潜んでおり、両面でまったく表情の異なるバッグを生み出す彼らの、自由なクリエイションに刺激をもらって。