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自分に関係ないのに…「他人のグチ」で気分悪くなるワケ

  • 2015.1.9
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よく「人の悪口は言わないほうがいい」と、言いますよね。

これって何のためだと思いますか?

その悪口が、本人の耳に入って、関係が悪くなるから? それとも、聞いている相手が不愉快な思いをするから?

それじゃぁ、誰も聞いていないところでぶちまければOK?

いえいえ、全部違います。全て“自分自身”のためなんです。

今回はそのワケを心理学カウンセラーの筆者が、脳科学、 心理学的見解からご紹介しましょう。

■「他人の悪口」が、「自分のストレス」になる

TwitterなどのSNSでは、毎日色々なグチや悪口が飛び交っていますよね。つい見てしまって、自分には関係ないのに、なんだか気分が悪くなった……という経験はありませんか?

実は、脳は“主語”を認識できないんです。

例えばあなたが「あいつムカつく! 顔もブサイクだし最悪な性格だし……」 なんて悪口を言ったとしましょう。もちろん、ブサイクなのも、最悪な性格なのも、主語は“自分”ではなく、“ムカつく相手”の事ですよね。

でも脳は主語が理解できません。自分の発した言葉を、 全部“自分の事”として受け入れてしまいます。つまり、人の悪口を言っているつもりでも、脳はその“悪口そのもの”に反応している。

するとどうなるか? 「ストレス」と感じてしまうのです。

よく人の悪口ばかり言う人が、 常に“への字”口で不幸そうに見えないでしょうか?

常に不平不満を言っている人の脳はストレスで一杯。他人への“口撃”が自分へ跳ね返ってしまっているいい例です。

そしてこれは“人のグチを聞く”だけでも同様に、脳へダメージを与えます。だから、自分に関係ない悪口でも、見ているだけ、聞いているだけで嫌な気分になってしまうのです。

■モヤモヤしたら「人を褒めて」自分もハッピーに!

そうは言っても、時にはグチりたくなったり、モヤモヤと不幸を感じてしまうこともありますよね。そんなときはどうしたらいいのでしょうか?

それはズバリ、良い言葉を使う事です。

日本人はなかなか自己肯定をしないし、照れがあって出来ない人が多いので、自分を褒めるのはなかなか難しいもの。そんな時は、友達を褒めたり、彼氏を褒めたり、とにかく誰かを褒めちぎってみましょう!

そうすると脳は、その“褒め言葉”がまるで自分に向けられているかのごとく反応し、満足感や幸福感が得られるのです。

日本には、「言霊(ことだま)」という考え方があります。一般的には、「言葉に宿る霊的な力」だと言われていますが、脳科学にも理にかなった考え方なんです。

■人のグチを聞く時は「この人を幸せにしているんだ」と考える

女子会や飲み会になると、いつもグチや悪口大会になってしまう。相談されやすいタイプなのか、いつも誰かの話を聞いてしまう。そんな人は、このストレスの量も膨大です。

そんな時は聞かないことが1番なのですが、どうしても聞かなければならない時は「これはこの人のグチであって、わたしの事じゃない。このグチを聞くことで、この人をハッピーにしてあげているんだ!」と自分の心の中で唱えてから聞くようにしてみて。脳のダメージを受けづらくなりますよ。

「言葉上手」は「生き上手」! 言葉の呪文を上手く使って、毎日を幸せに過ごしてくださいね。

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