1. トップ
  2. ダイエット
  3. 姿勢を正して集中力UP!! 子どもにとっても大切な“体幹”の効果と育て方

姿勢を正して集中力UP!! 子どもにとっても大切な“体幹”の効果と育て方

  • 2017.10.19
  • 9304 views

子どもの姿勢が悪いことを気にしているママは8割近くいるといいます。「ゴロゴロしない!」「背筋を伸ばしなさい」と注意しても中々治らないな・・と嘆いていませんか?

実は姿勢が悪いのは子どもが悪いのではなく、姿勢を保つための筋肉が育っていない可能性があります。それは体幹です。“体幹”と聞くと、体を鍛える人やスポーツ選手などが気にするものという印象がありますが、子どもにもとっても大切なものです。体幹を鍛えることは姿勢を正す他にも大切な効果があります。体幹の効果と育て方を知りましょう。

体幹とその効果について

体幹とは、背骨から腰にかけての姿勢を正す筋肉のことです。外側ではなく内側の筋肉であり「インナーマッスル」と呼ばれます。筋肉は何層にも重なってできており、体幹はその一番深層部にあります。

体幹を鍛えることで姿勢がよくなるのはもちろんですが、他にも色々な効果があります。まず、最近園児のケガが増えていますがこれは体幹が弱いために起こります。体幹を鍛えて姿勢が良くなると顔もしっかりと前を向くため、視野が広がりケガを減らすことができます。

さらに、体幹が安定するとバランスが良くなるため、椅子に座った時も姿勢をキープすることができます。それにより工作や勉強に集中したり、先生の話をしっかりと聞けるようになります。このように集中力にも大きく影響するのです。

大人にとっても体幹を鍛えることは、肩こりや腰痛が解消でき、若々しい体を維持するためにも必要不可欠です。

遊びながら体幹を鍛えよう

体幹トレーニングと聞くと、難しそう、飽きてしまいそうと思うかもしれませんが、遊びの中にトレーニングを取り入れていけば、楽しく飽きることなく続けられます!

体幹を育てるには、不安定な状況を作りバランスを保つようにすることが効果的です。

バランスボールや、可能であればトランポリンなどで積極的に体を動かすことができるといいです。バランスボールは幼児用の直径30~40cmのものも販売されています。バランスボールで3分程度座ることができればOKです。必ず固い床の上で行いましょう。

バランスボールや道具がなくても簡単に取り組める遊びをいくつかご紹介します。

・片足ではねる、立つ

片足で立ちぴょんぴょん跳ねます。足が床から完全に離れるのを意識しましょう。さらに、片足だけで両手を広げて立ってみます。3~4歳は30秒、5歳は1分間立てればOKです。慣れたら目をつぶってみてもいいですね。

・けんけんぱ

実は、体幹がしっかりしていないとできない “けんけんぱ”。体幹を鍛えるのにうってつけです。継続するためには、雨で外に出られない時などに家の中で行ないましょ。

その際はマスキングテープを利用しましょう。廊下にけんけんぱスペースを作り、親子や兄弟で取り組んでみてください。一緒にテープを貼るのもまた楽しいです。

・手押し相撲

両足を揃えて立ち、二人で向き合います。互いに両手で押し合いますが、両手以外には触ってはいけません。バランスを崩したら負け。強く押すだけではなく、引いてフェイントをかけるなどすると盛り上がります。

・ロデオごっこ

大人が四つんばいになった上に子どもがまたがります。落とすようにわざと揺さぶることで、子どもがしがみつき体幹だけでなくバランス感覚も鍛えられます。

・お布団ごろごろ

布団の上をごろごろ転がるだけでも効果があります。必ず同じ姿勢を保つことがポイントです。

棒のように転がることに慣れたら、片足だけあげたり両足を浮かせたりするなど、難しい姿勢にも挑戦しましょう。うつぶせになり、手足だけを挙げてスーパーマンのようになる姿勢も効果があります。朝起きた時に布団から出る前に取り入れるようにすれば、毎日続けられそうですね。

「体幹を鍛える」というと、トップアスリートが行うようなきついトレーニングを想像してしまいがちですが、遊びとして取り入れると幼児も楽しんで取り組むことができます。毎日続けると半年ほどで効果があらわれますので、一緒に取り組んでみましょう。

の記事をもっとみる