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【ボトルの成分表を見れば分かるの?】すっぴん美人になれるスキンケアの選び方

  • 2017.10.16
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VOCE世代が気になる、スキンケアにまつわる素朴なギモン。トータルビューティアドバイザーの水井真理子さんに、ズバッと答えていただきました!

Qグリセリン、ビタミンC、プラセンタ、コラーゲン……etc.化粧品のボトルに書いてある成分表を見れば、自分に合う化粧品が分かると聞いたけど本当?

A成分だけではわかりません。『自ら感じて、考える』ことが大切。

「肌荒れやアトピー、敏感肌の人でない限りは、成分だけで化粧品をジャッジするのはナンセンス。成分は化粧品を理解する際に参考にはなりますが、それだけで語るべきものではありません。キレイになるためには『○○の目的を持って自分でこの化粧品を選んだ』という意思や、『この化粧品を使うと心地いい!』と思う感覚が不可欠。世の中には様々な情報があるけれど、それを鵜呑みにして『これさえ使っておけばいい』『これをしておけばとりあえずOK』と自分で考えないスキンケアをしていては、肌を観察する力が育たず、たとえ肌が良くなっても悪くなっても、それを感じ取ることすらできなくなってしまうのです。それに、似たような成分を使っていた製品だとしても、化粧品は各メーカーが独自のバランスで製品を設計しているため、”配合の妙”で同じ製品にはならないもの。成分だけでは、肌へもたらす効果は説明できません。スキンケアで大切なのは、環境や季節、肌の状態などを総合的にとらえて、『自ら感じて、考える』こと。例えば、北海道と沖縄では気候が違いますから、きっと使うべきコスメも違う。肌質についても同じ。乾燥しているのか、皮脂が多く出ているのか、あるいは角質がたまっているのかなど、肌をよく見て判断することが大切です。誰かに委ねるのではなく、自分の感覚や意思を信じて。コスメや肌を見極めることが、美しい肌になるための一番の近道だと言えます」

Qアラサーにありがちなスキンケアの落とし穴って?

A“極端美容”が多く見られます。

「偏った美容法を実践している人が、VOCE読者世代には多く見られます。例えばクレンジングを例に挙げてみると『優しくクレンジングしなきゃ!』と思うあまりに、全然メイクが落としきれていない人が多数。逆に『しっかり洗わなきゃ!』とでゴシゴシ擦って肌を傷つけている人もたくさん見受けられます。どちらも極端なんですね。しっかり洗えていない人は、よく肌を観察して、メイクが落としきれているかをチェックしましょう。洗う力が強すぎる人は、手首をせわしなく動かしていませんか? クレンジングや洗顔は、手首は固定して、腕全体を大きく動かして行うのが正解です。また、指先や指の第二関節周辺の狭いエリアで洗っている”ちょこちょこ洗い”も要注意。肌と接する面が少ないと、圧がかかってしまうので、手のひら全体をふわっと顔に沿わせるようにして、面を意識して洗いましょう。洗うお手入れも、塗るお手入れも、手癖が偏ってしまいがち。バランスよく行うことを目標に、定期的に見直すことをオススメします」

Q今すぐできる美肌テクってありますか?

A洗いムラ、塗りムラをなくすこと!

「製品選び以前の問題で、“お手入れのムラ”が非常に多く見られますね。人の顔は、皆さんが思っている以上に丸くて、立体感があります。漫然と洗ったり塗ったりしていると、キワや凸凹などに手が届かず、ムラになってしまいがち。例えば、髪の生え際。髪を濡らしたくないという意識が働いて、生え際がきちんと洗えていない人は多いようですね。それと同様に、化粧品を塗る際も、隅々まで塗れていないケースが多々あります。それから、化粧品をしっかりのばそうとして、手をスライドさせている人も。中央から手を横方向に動かすと、塗布した化粧品が一緒に流れてしまい、結局顔のサイドに溜まってしまって、中央が塗れていない、ということになってしまいがちです。コスメを塗るときは、“垂直方向に優しくなじませる”が正解。均一に塗ることを今日から心がけるだけで、お手入れの成果がグッと変わってくるはずです」

<<教えてくれたのは>>

水井真理子さん
トータルビューティアドバイザー。エステティシャンとしての経験を活かし、感性を大切にした正しい美容法を伝えている。読者への親身なアドバイスで、多くの支持を集める。

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