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家庭と仕事を両立したい!在宅ワークママの実態

  • 2017.10.14
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出産後に仕事を始めたいと思っても、思うように時間が取れないママも多いと思います。そんなママに人気となっているのが「在宅ワーク」。子どもが寝た後や家事の間、子供が病気などで自宅にいなくてはならないといった時にも作業ができ、融通が利くのが魅力です。お小遣い程度でいいから稼ぎたい、育児・家事だけではなく社会ともつながりを持っていたいと考えるママからも注目を浴びています。様々な在宅ワークがありますが、始める前にまずは実態を知っておきましょう。

在宅ワークとは

在宅ワークとは、インターネットを利用して個人で仕事を請け負う働き方です。種類はweb作成、デザイン・ロゴ作成、データ入力・翻訳、ライティングなど多様です。厚生労働省によると、13年度の調査で在宅ワーカーは約126万人と推計されています。これまでは以前の勤務先や知人を通して仕事を受注するケースが多かったのですが、最近は「クラウドソーシング」という企業と在宅ワーカーをウェブ上で直接結びつけるサービスが登場し、そういった個人のコネクションがなくても仕事を受注することができるようになったのが、在宅ワークが広がった一因となっています。

上記調査によると、在宅ワークによる1ヶ月辺りの手取りは

1位、5万円以下

2位、10~19万円

3位、6~9万円

と続き、9万円以下が半数近くを占めています。

在宅ワークを行う際に知っておきたい注意点

自宅で働けて好きな時間に作業ができる在宅ワークですが、安易に始めないことが肝心です。

まずは、在宅ワークは請負の仕事であり企業で働く会社員とは異なり個人事業主になるということを自覚しましょう。確定申告などの手続きは個人で行わなければなりません。また、仕事を発注した企業との交渉も自ら行います。納期や報酬額、支払時期について交渉して契約を結ぶという形になります。報酬の未払いや遅延などのトラブルがあった際も、自分で対応をしなければなりません。

企業とはインターネット上のやり取りとなるので、対面のやり取りが少ない分、高いコミュニケーション能力が必要です。パソコンのスキルだけあればできると安易に考えないようにしましょう。

初めてでも安心!在宅ワーカー支援が増加

在宅ワーカーの増加に伴い、経験の少ないワーカーを支援する自治体も増えています。初心者向けや、専門スキルを高めたい人向けなど色々な種類のセミナーを開催したり、個別に相談できる窓口を設置をしたり、個人の仕事だけになってしまうワーカー同士の交流会を開くなどを行う自治体もあります。

厚生労働省では在宅ワーカー向けに「ホームワーカーズウェブ」をまとめています。在宅ワークについての説明から、実際に働いている方の実例が載っています。自分に合った在宅ワークをタイプ別に調べる項目もあり、さらにワーカー向けのセミナーを紹介しています。

http://homeworkers.mhlw.go.jp/

私は現在はパートの仕事に出ていますが、その前はクラウドソーシングで仕事を行っていました。仕事も企業も様々で、自分で選ぶことができる一方見極める力も必要です。また、対面でやり取りしない分メールの文章などは丁寧に、誤解のないように気を付けることが必要です。納期を守るのはもちろん、修正依頼などがあれば迅速に対応しなくてはいけません。ウェブ上のみの仕事であるといい加減になってしまいがちですが、「ビジネスである」という自覚をしっかりと持つことが何より大事です。

在宅ワークでスキルを磨くことは、次のキャリアアップへも活用できます。働きたいのに外で働けないというママは、多様化する働き方の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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