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気合は関係ナシ!? 「やる気が出ない」「お昼に急に眠くなる」の背後に●●アリ

  • 2015.1.7
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年末年始の休暇も終わり、すっかり通常生活に戻っているはずなのにどうしてか”何をするにも億劫”になっていませんか? ベッドに入ってもなかなか寝付けなくて、お昼間に眠気が襲ってきて困っているという人にも同じ原因がカラダの中にあるかも。

実はその症状、『低血糖症』の可能性があるのです。今回は、実は“キレイ”のためにも知っておきたい血糖値の話を取り上げます。

■「低血糖症」ってどんな病気?

その名前から“血糖値が低いこと”と誤解されがちですが、実は「血糖値を調節できず、安定した血糖値を維持することができない」病気なのです。

血糖値というものは食後緩やかに上がって、緩やかに下がり、3~4時間後に空腹時と大体同じ値になるのが正常の推移なのに対して、低血糖症の場合には、食後に“急激に”上がって空腹時を下回るほどに“急激に”下がる、ずっと低い値で推移する、乱高下を繰り返す──という3つの典型的なパターンがあります。

本来、血糖値は膵臓から分泌される『インスリン』というホルモンによって一定の範囲内に調整されるようになっています。しかし、低血糖症になるとそれが出来なくなってしまうのです。

血糖値が安定していると精神的にも落ち着き、やる気が出たりプラスの感情が出やすいのですが、血糖値が不安定になると急に不安に襲われたり、イライラしたりと気分的にも不安定になり、最悪、うつ病と診断されてしまうことさえあります。低血糖症は健康診断の一時的な血糖値の検査では発見されることはあまりないのがまた厄介です。

■低血糖症セルフチェック7つ

7つ全部が揃っていなくても、こんな症状があったら低血糖症リスク対策をとりたいところです。

1.寝つきが悪く、朝、なかなか起きられなかったり、昼間に突然眠くなる。

2.スイーツは欠かせない、おかずの味付けも甘いものを好む。

3.炭水化物(ご飯・パン・麺類や甘いもの)を摂らないと落ち着かない。

4.中性脂肪の数値が高くなってきた。

5.年々、疲れやすくなってきている。

6.食事は変わっていないはずなのに太ってきた。

7.肉や魚をあまり食べていない。

■「小腹がすいた時」の甘いものはNG!?

女子はちょっと小腹がすいたからとチョコレートやスイーツ類を「少しなら太る心配もないし大丈夫!」とカロリーだけを気にして少量食べる、もしくはカロリーの低い和スイーツ系なら大丈夫だと思いがちではないでしょうか。

でも、例え小さな飴玉1つでも空腹時に体に入ってしまうと血糖値は急上昇してしまいます。甘くない小麦粉を使ったパンでも空腹時に食べれば血糖値は急上昇します。

小腹満たしに食べたいオヤツは何?

そこでオススメなのが、“小腹満たし”のおやつをチーズなどのタンパク質やナッツ類などにシフトすること。

また、甘いものが食べたくなった時は“運動”をするのもイイです。何故なら、甘いものを食べると分泌される幸せホルモンとも呼ばれる『セロトニン』は運動によっても分泌が促進されるのです。同じ結果を得られるなら、食べないで済ませたいですよね。

「食べる順番」で人生変わるかも

筆者はもう15年ほど前から指導し続けてきたことですが、食事は下記のような順に摂ると血糖値の上昇下降が緩やかになります。

・野菜・海藻・きのこ類の食物繊維が多いもの

・肉や魚、卵や大豆製品などのタンパク質

ご飯やパン、麺などの炭水化物

最近、アンチエイジングキーワードとして“酸化より怖い”と話題の『糖化』現象も促進してしまうので血糖値コントロールはとても身近な問題。体重だけでなく、いつまでも透明感のあるハリ肌を維持するためにも、血糖値の安定に努めてみてはいかがでしょうか。

(トータルヘルスナビゲーター:SAYURI)

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