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お肉なしでもボリューム満点!ご飯がすすむ「車麩のすき焼き風」【今日の時短ごはん Vol.28】

  • 2017.10.11
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こんにちは。料理研究家の越野美樹です。今回は、お肉の代わりに、車麩を使った「車麩のすき焼き風」の作り方をご紹介します。車麩を水で戻さずに、しらたきやたっぷりの野菜と煮るだけ。

お麩は昔から日本で使われてきた乾物ですが、お子さんにはあまりなじみのない食材かと思います。おみそ汁の具にしても、煮物にしても、たんぱくなお麩はあまりお子さんに喜ばれないかもしれません。

今回ご紹介する「車麩のすき焼き風」は、車麩を一度油で揚げ焼きすることでコクが出て、お肉感覚で食べられるんです。車麩を油を含ませてから煮ることで味がしみやすくなり、ボリューム感が出ます。むにゅっとした食感がたまりません!

乾物は水やぬるま湯、熱湯などで戻す手間が面倒ですが、「車麩のすき焼き風」は水で戻さずに揚げ焼きするから、思い立ったらすぐ作れます。

これから煮込んだお料理が恋しくなる季節ですね。すき焼きはおいしいけれど、お肉はお値段も高く、脂もたっぷり。「車麩のすき焼き風」なら手軽に使えて、たくさん食べても胃もたれしません。プリプリの食感でお子さんも食べやすい「車麩のすき焼き風」、さっそく作ってみましょう。

■車麩のすき焼き風
調理時間 15分

レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹

<材料 作りやすい分量>
車麩 4枚
しらたき 150g
ちくわぶ 1本
玉ねぎ 1個
白菜 100g
ごま油 大さじ2
にんにく 1片
本みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ2

<作り方>
1、しらたきは一口大に切ってさっとゆで、ざるにあげておく。ちくわぶは斜め切りに、玉ねぎはくし切りに、白菜は一口大に切る。

2、フライパンにごま油を入れて中火に熱し、車麩の両面がきつね色になるまで揚げ焼きする。車麩を4等分に切る。

3、同じフライパンにニンニク、車麩、しらたき、ちくわぶ、玉ねぎ、白菜を入れて中火にかけ、蒸気が立ったらみりんを入れてフタをする。

4、野菜がしんなりしたら、フライパンのふちからしょうゆをまわし入れる。再びフタをして、一呼吸おいたらフタを開けて混ぜながら煮詰める。

野菜の水分によって味つけが異なるので、味をみておしょうゆを追加してくださいね。子どもが好む甘辛ダレが車麩にしみて、お肉に負けない存在感があります。トロトロの車麩がこっくり幸せの味になり、ご飯がすすみますよ。

■「車麩のすき焼き風」のアレンジ例

●アレンジ1 「車麩のすき焼き風」の卵とじ丼

「車麩のすき焼き風」を煮詰める前に卵をといて加え、ご飯に添えればさらにボリューム満点などんぶりのできあがり!車麩と卵のトロトロふんわり食感に、さっぱり紅しょうががよく合います。

●アレンジ2 「車麩のすき焼き風」入り揚げ春巻き

「車麩のすき焼き風」を春巻きの皮で巻いて揚げると、中身をわざわざ作らなくても揚げ春巻きが手軽に作れます。中身が甘辛味なので、タレをつけなくてもいいから、お弁当にもオススメ。

他にも、鍋焼きうどん、炊き込みご飯の具など、「車麩のすき焼き風」のアレンジがいろいろ楽しめます。フライパンひとつで作れて、さっぱりしながらコクのある「車麩のすき焼き風」。安くてヘルシー、見た目も豪華だから、お子さんもきっとパクパク食べることと思います。お肉なしの簡単すき焼き、ごはんのお供にぜひお試しください。
(越野 美樹)

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