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あなたも予備軍カモ!? “仮面夫婦”の特徴と今からできる予防対策

  • 2017.10.10
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仮面夫婦という言葉があります。

これはその名の通り、お互いに愛情が残っていない状態であるにも関わらず、外面だけは“夫婦”として振る舞っている人たちのことを指します。

愛情がないなら別れればいいんじゃないの? と思うところですが、実際には離婚のハードルは割と高いのが現実です。生活面・精神面・子どものこと……など不安要素を挙げればキリがありません。

離婚して苦労したり子どもに迷惑をかけたりするよりは、このまま夫婦のフリをしたほうがマシ。そういう打算のもとで家族を営んでいるわけです。

厚生労働省が平成28年に発表した『人口動態統計の年間推計』によると、同年の婚姻件数は62万1,000組、離婚件数は21万7,000組となっており、単純比較で約3分の1の割合の夫婦が離婚していることが分かります。

これが近年よく囁かれる“3組に1組が離婚する”と言われる所以でありますが(この計算には異論あり)、愛情が尽きている仮面夫婦を入れるともっと数字は跳ね上がるでしょう。

今回は、仮面夫婦の特徴や対処法についてお話ししたいと思います。

●(1)相手のことが嫌い、もしくは無関心

これは仮面夫婦の前提となる要素ですが、パートナーに対して嫌悪感を抱いていたり無関心であったりします。

理由はさまざまで、子どもが生まれたことや不倫、毎日のすれ違い、マンネリ、モラハラ・家事ハラetc……といった感じです。

心の中では今すぐ離婚したい、あるいは一緒にいてツラいと思っていながらも、いろいろなしがらみに頭を悩ませながら 夫婦という仮面を被りつづけます。

●(2)離婚できない事情を抱えている

これも仮面夫婦に共通する特徴。

普通であれば興味を失ったパートナーと一緒に生活をするのは苦痛なので離婚という選択肢をとりますが、仮面夫婦にはそれができません。

大きな要因として挙げられるのは、世間体や子どものこと。あるいは経済的な問題です。

「離婚したら周囲から笑われる」「ひとり親になったら子どもがかわいそう」「共働きじゃないと暮らしていけない」……などなど、切実な問題を抱えていることが多いです。

とくに“子ども”を理由にしている夫婦は、子どもが成人すると同時に“熟年離婚 ”する可能性が高いといえます。

●(3)人前では“おしどり夫婦”を演じる

家の中ではほとんど会話をしないのに、実家に帰ったときや友人たちとの飲み会のときなど、公の場では“おしどり夫婦”を演じます。

心の中でどう思っているかはさておき、離婚の気配を嗅ぎ取られたくないためお互いに演技に務めます 。

芸能界でもおしどり夫婦と言われていた人が突然離婚して世間を驚かせることがありますが、これはテレビの前では完璧に演技をしていたためです。

公の場でラブラブの演技をして、家に帰ったときに夫婦間にどういう空気が流れているかはちょっと想像したくないですね。

●仮面夫婦にならないために

上述したように、仮面夫婦になるキッカケにはさまざまなものがあります。しかし、元を辿っていけば同じ一つのところから発生していることが分かります。

それは“相手への配慮の欠如 ”です。たとえ不倫でも産後クライシスでもDVでもモラハラでも全部同じ。

恋人から“夫婦”になるということは、当たり前ですが家族になるということです。独身だったころは自分一人を中心にした生活でも良かったですが、夫婦になると人生の最小単位が“二人”になります。どんなときでも常に相手のことも考えている……それが家族です。

そのことに気づかず、あるいは忘れてパートナーへの配慮を欠かしていると、関係に亀裂が生じてしまい、いつしか愛情も冷めてしまいます。

配慮というと漠然としている感がありますが、基本的には簡単なことで、毎日の挨拶や感謝の言葉を欠かさない、当然不倫はしない、相手の心を踏みにじるような態度はとらない……などといったことです。

人間ですから時には過ちも犯しますが、その都度相手への配慮を忘れずに真摯に向き合うことが大切です。

「最近仲が悪くて仮面夫婦になりそう」と悩んでいる方は、まずそこから始めてみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】
・平成28年(2016) 人口動態統計の年間推計 | 厚生労働省(PDF)(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei16/dl/2016suikei.pdf)

●モデル/TOYO、香南

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