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知らないと恥かいちゃう!? 新築の“お披露目会”で知っておくべきマナー

  • 2017.10.4
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こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

自宅の新築を終えて引っ越しも終了となると次はお披露目ですね。

新築に際してお世話になった方へのお礼、新旧の知人・隣人への挨拶、そして自慢の間取り、センスの光る家具を自慢したい気持ちなどを凝縮した場となるだろうお披露目会。

その準備とマナーについて、お披露目をする側、お呼ばれする側の立場から知っておきたいポイントをまとめました。

●お披露目する側の準備

新築後引っ越しを終え、新しい暮らしがある程度落ち着いたころ、目安は新築・入居後1か月以内 にタイミングよくお披露目会を開けるよう、少し早めに準備を始めましょう。

まず、招待客は過去にお世話になった人や、これからお世話になるだろう人を中心とします。新築祝いをいただいた方は原則もれなく招待します。

ただ、家が人でいっぱいにならないよう人数には気をつける必要があるので、時には、親戚、知人・友人などで分けてお披露目することも考えた方がいいかも。

そして日程ですが、新築お披露目の場合は、家を見てもらうのが一番の目的なので、基本は昼間。参加者の集まりやすい日を選びます。

お披露目の時間帯に合わせて、食事の量や飲み物の種類を考えるといいでしょう。

●お披露目する側のマナー

招待客に対しては、「来ていただきたい」気持ちを伝えるため、招待状を用意する のがマナー。

書面で送るのがもっとも丁寧ですが、最近はEメールも使われるようになりました。この際、日時や住所だけでなく、必ず地図やアクセス方法を案内します。

必要に応じて駐車場に関する案内や交通機関の時刻表などのほか、最寄り駅までの送迎時間の設定を行うと親切です。

また、新築祝いにいただいたもので、飾れるものは飾っておくのもマナーの一つ。

お返しはお披露目に来てくれればそのお祝いは相殺されますが、やむなく招待できなかった方や欠席された方、高価・高額のお祝いに対しては半額から3分の1返し程度の新築内祝いを用意しましょう。

●お呼ばれする側の準備

お披露目に招待されたもののまだ新築祝いを渡していない場合には、お祝いを用意します。

あらかじめ希望を聞いておけば安心です。希望がない、聞き出せないといったときは、お酒や台所用品などの食品や消耗品のほか、観葉植物やフラワーアレンジメントなどがおすすめです。

もちろん、現金や商品券、ギフト券なども可ですが、相手の性格によっては恐縮されてしまうこともあります。

また、人前での渡し方には配慮が必要 です。そのため、お祝いはお披露目前に渡すか送るかしておくほうが安心です。

●お呼ばれする側のマナー

新築のお祝いには“火”にまつわるものは厳禁 です。ライターなどはもちろん、間接的に火につながる灰皿やキャンドル、暖房用品なども避けましょう。

また、サイズが大きなものも相手を困らせる可能性があります。また、お披露目とはいえ、勝手に家の中をうろつくのもマナー違反です。

見せてほしい場合には、「案内してもらえないか」とお願いしましょう。さらに、お披露目の場で話題に上りがちなのが、建築関連の費用や材料の話、風水や日当たりなどの方角の話。

これも、招待客から口にするのは失礼になることがあります。

もうひとつ、新築のキレイな家を汚さない工夫として、ペットを連れての参加は避け、子どもの行動にも十分な注意を払いましょう。

●まとめとして

自宅を新しく建てた場合は“新築祝い”ですが、集合住宅の購入やリフォームの場合にも“新居祝い”を行うことがあります。

こちらも準備やマナーはほぼ同じ。海外ではこれらの祝いを「House Warming」と呼びます。

その多くは立食スタイルの気軽なパーティーで、お祝いにお金を包む習慣があまりなく、お酒や食べ物、花や手作りのケーキなどを手に携えてかけつけます。

そのかわりお祝い返しももちろんなし。日本でも友人へのお披露目なら、こんな持ち寄りパーティー的な会もアリかもしれませんね。

【参考文献】
・『今どきの冠婚葬祭 「お付き合い上手」のために』ムック
・『高島屋のしきたり事典】高島屋・著
・『おつきあいのマナー、服装、お金の本』岩下宣子・監修
●モデル/ゆみ
●ライター/さとうあきこ

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