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【簡単そうで実は全員できてない!】アラサーに必要な「保湿」の真実

  • 2017.9.26
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毎日、保湿しているのに乾く。それは昔より大気汚染や女性の社会進出が進み、デジタル社会ゆえのSNS疲れによるところも大きいけれど、それでも中には美しくうるんだ肌を保っている人がいる。その違いを見つけるには真実を探る必要あり!

アラサー肌に今起こっていること

◆今、一番の肌悩み 上位5つ
1位 シミ
2位 毛穴(つまり、黒ずみ)
3位 毛穴(開き、たるみ)
4位 たるみ
5位 くすみ

アラサー読者は肌質として乾燥肌を挙げる人が多く、具体的な肌悩みを聞いたところトップ5はどれも乾燥が引き金になっている可能性が大きいものが挙がった。

◆アラサーになって肌が変わったと思ったきっかけがコチラ
「硬くなる」
「吹き出物」
「乾燥する」

乾燥によって肌の生まれ変わり=ターンオーバーがうまくいっていないのが原因。角質肥厚はシワに繋がり、吹き出物は肌内部で老化を進める炎症が関連する。

1、まず、水分量が落ちていく

【加齢に伴う水分量の変化】

肌の水分量のピークは赤ちゃんのとき。そこからどんなにお手入れしていても年齢を重ねていくにつれ、ゆるやかに水分量は低下していく。加齢による影響のため免れられない。

2、それに伴いセラミドの産生量が減少する

【年齢に伴うセラミド産生量の減少】

乾燥によってターンオーバーが乱れると、肌の隙間を埋めて保水するセラミドがうまく生成されずに、うるおいを蓄える力が低下。どんなにうるおい与えても溜め込むことができず、どんどん蒸発しやすくなる。

3、さらにアラサーになると皮脂量がガクッと下がる

【10代前半比 皮脂量】

20代後半から30代にかけて急激に減るのが皮脂量。皮脂は汗と混じって肌の中からうるおいが逃げるのを防ぐ皮脂膜を形成するが、そこが手薄になるため一段と乾きやすく。すなわちアラサー肌は水分と油分、保水成分のすべてが不足。

4、その結果、キメの状態が悪くなっていく……

【年代別肌のキメの状態】

肌の水分量が下がると、整然と並んでいたキメが乱れることとなり、加齢とともにその傾向は顕著に。すると、光をキレイに反射することができず肌がくすんで見えるうえ、乱れたキメが一定方向に流れてしまうため、シワの原因にも……とエイジングサインへと繋がる。

これらはすべて乾燥によって悪化!

もう乾かさないために保湿を!

肌は一度乾くとどんどん乾いていく乾燥スパイラルにはまりがちだが、影響は乾燥やキメの乱れだけにとどまらず。さまざまな肌不調をきたし、コントロールできない状態に陥るのだ。だからそうなる前に、そしてすでにスパイラルに突入済みの場合は脱出するために保湿は欠かせない!

(1)肌トラブルの回復の遅れ
肌の中の微弱炎症によって肌荒れなどのトラブル発生。乾燥するとバリア機能が低下して刺激を受けやすくなり、炎症が激化し、トラブルが悪化。

(2)肌状態が不安定
乾いてバリア機能が低下した肌は、紫外線や温度差、乾燥といった外的刺激をダイレクトに受けがち。結果、炎症が起きて敏感に傾きやすくなる。

(3)水分と油分のバランスが悪い
水分と油分がともに足りずに乾燥が進むほか、肌がこれ以上水分を失うまいと、フタとなる皮脂を過剰分泌するインナードライ肌になることも。

(4)肌が硬くゴワついてくる
乾燥によりターンオーバーが乱れて古い角質がはがれにくくなり、角質が肥厚。また水分と油分が不足した肌は柔軟性を失ってゴワつきが顕著に。

自分は保湿ができているという人多数ですが、「いいえ、きちんとはできていません!」

多くの人は顔の中に塗り漏れゾーンが!
一般の人にいつもどおりにスキンケアをしてもらった結果が右と中央の写真。白い部分はきちんと塗れている部分で、濃淡は塗りムラ、白くなっていないところは塗り漏れゾーン。左の状態を目指すには鏡を見て意識的に行う必要あり!

撮影/向山裕信(vale./人物) ヘアメイク/George スタイリング/小林希 モデル/林田岬優 取材・文/楢崎裕美 構成/与儀昇平

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