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キャサリン妃のウエディング・ドレスに隠された10の秘密

  • 2017.9.25
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6年以上前の結婚式以来、しばしば話題に上るキャサリン妃のウエディング・ドレス。そのディテールに関する知られざる事実をご紹介します。

1.ヒップ部分にわずかなパッドが入っていた

ヴィクトリア朝のファッションにインスパイアされたコルセット使いはアレクサンダー・マックイーンが得意とするところ。キャサリン妃のドレスも例外ではなく、バートンさんは細いウエストを強調すべく、腰回りに少しパッドを足したのだとか。

2.アンダースカートにも手抜きなし

バートンさんは花が咲く姿をイメージして、スカート部分をデザインしたそう。ブライズメイドのピッパ・ミドルトンが姉のトレーンを持ち上げたとき、観衆はスカートを膨らませているレースの縁取りのチュールの層をチラリと垣間見たはず。

3.ティアラは女王から

サムシングフォーの中の「借りたもの」は女王からのティアラ! エリザベス女王はカルティエによるこのヘイロウ・ティアラを18歳の誕生日に贈られたそうだけど、元々は彼女の父親であるジョージ6世が妻のために購入したもの。「ヘイロウ(光の輪)」の名にふさわしく、およそ1000個のダイヤモンドが埋め込まれているのだとか。

4.他の王族たちに敬意を表した袖

よく似たレースの襟と長い袖のデザインによって、有名なグレース・ケリーのウエディング・ドレスと比較されるキャサリン妃のドレス。エリザベス女王のウエディング・ドレスとも似ているし、50年代のブライダルファッション一般とも通じるもの。公式の声明によると、キャサリン妃が望んだのは「アレクサンダー・マックイーンの仕事を特徴づける芸術的なビジョンによって、伝統と現代性を融合すること」だったとのこと。

5.白とアイボリーの両方の生地を使っていた

多くの花嫁はどちらかの色にこだわるものだけど、キャサリン妃のドレスは2色の生地—なめらかだけど張りのあるシルクガザ—を使っているそう。バートンさんはまた、ドレスの内側に幸運を呼ぶブルーのリボンも縫いつけたのだとか。

6.レースにはたくさんの繊細な花模様があしらわれていた

身頃部分の精巧なアップリケを作るため、英国王立刺繍学校はフランスの最高級レースである、ソフィー・ハレット社のシルク・チュールを使用。モチーフは、クローバー、バラ、ユリで、職人が形を切り抜き、機械で織った布に縫いつけたのだとか。他にも、ソルスティス社とクルーニー社のレースが使われたとのこと。

7.イヤリングは両親から

ミドルトン家に与えられた新しい家紋から、どんぐりとオークの葉のモチーフを使ったイヤリングをデザインしたのは、イギリスのジュエラー、ロビンソン・ペラム。母親のキャロルさんと父親のマイケルさんからの結婚祝いなのだとか。

8.トレーンの長さは約2.7メートル

ダイアナ妃のウエディング・ドレスはあまりにトレーンが長く、ウェストミンスター大聖堂に向かう馬車に押し込んだ結果、シワができてしまったそう。けれど、キャサリン妃のトレーンはそんな必要もなく、楽々入ったのだとか。

9.靴は特注

床までの裾でほとんど見られることはなかったものの、さすがに結婚式ではお気に入りのウェッジソールを封印したキャサリン妃。代わりに、アレクサンダー・マックイーンが用意したのはアイボリーのサテンでできたハイヒール。これにも英国王立刺繍学校が手刺しゅうのレースを縫いつけたそう。

10.披露宴にはもう1着のドレスで

セレモニーで見せたドレスはゴージャスこの上なかったものの、キャサリン妃はこれを一日中着ていたわけではなかった模様。披露宴では、重いトレーンのドレスを脱ぎ、マックイーンによるもう1着のドレスに着替えたのだとか。2着目のドレスは円形のスカートにウエストのクリスタルの飾りが特徴で、これにボレロを羽織ってディナーに臨んだとのこと。

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