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「そんな男やめれば」友達の意見に従うべき?それとも自分を貫くべき?〜恋愛において他人の意見に流されてはいけない時とは?

  • 2017.9.16
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誰でも恋や男関係で悩んだとき、女友達や周りの人間に一切合切相談してこなかった女性などほぼいないだろう。

これまで恋愛において人からなんらかのアドバイスをされ、過去こんなことの一つやふたつは言われて来たはずだ。

「その彼氏おかしいよ~普通は絶対そんなことしないはずだよ!!」

「いっそ別れちゃったほうがいいんじゃない?もっと他にイイ男がいるって!!」

恋愛において自信のある女性などはごくわずかしかいない。

特に相手に惚れ込んでいる場合やまだ安定した状態でなければ“不安”で押しつぶれされそうになるはずだ。

“いままでの恋愛もうまくゆかなかった”という卑屈な思いもあいまって、「自分の思いなんかより友達の冷静な意見のほうが正しいんだろうなあ」と友達の見立てを受け入れてしまう……なんてことはないだろうか?

しかし「他人の助言や判断に従う」とあとで悔いも残るもの。今回は「恋の場面で他人の意見を受け入れるべきときとそうすべきでないとき」をまとめてみたので、少しでも後悔のない道を選んでほしい。

1)その彼と付き合う?付き合わない?

「女ってなんで“友達の意見”に左右されるんですかね~?前合コンで知り合ったイイ感じの子がいて、話も趣味も合ったから『俺と付き合ってみない?』って誘ってみたんだけど彼女は『少し待ってほしい……』と煮え切らず……。それからなかなか返事がなかったからシビレを切らして問い詰めてみると『私はあなたのことをいいなと思ってたんだけど、友達が止めたほうがイイっていうの……』だって。ハァ?って思ったよ。アラサーの女がそんな事いちいち相談してるのにも呆れたけど、“友達の意見”とやらを鵜呑みにする自分の意志のなさにもビックリ。そんなの友達のタダの嫉妬かもしれないじゃん??とてもオトナの女とは思えない。“幼稚な女”はごめんだと手を引いた」(30代・証券)

……コレはよくあるパターンではないだろうか?あなたは彼をまんざらでもなく思っている、けれど今までの恋で傷ついてきたあなたは「もう失敗したくない!!」と周囲に意見を求めてしまう……。

女性のそんな姿は男性にとって「いい歳をして自分のことも自分で決められないのかよ……」という幻滅を与えてしまうのだ。たとえ本当に友達のアドバイスを受けていたとしても、それを男性に伝えるのは厳禁!!

恋愛に関してはあくまで「私が決めた」というスタンスを表面上は貫くべきである。

2)この人と別れる?まだ付き合う?

「私の彼はいわゆる“ダメ男”。仕事は激務のクセして収入は少ないし、休みもあんまりなくてしょっちゅうは会えない。そのクセ女にだらしなくて、過去に浮気したことも……。当然、親・兄弟、友人も『アイツだけはやめとけ』『まさか結婚なんてありえないでしょ?苦労は目に見えてる』って反対されまくり。でも、たまに会えた時はすんごく優しくしてくれるし彼の笑顔は私にとって何よりの癒し。嫌なことがあってもぜんぶ許したくなっちゃう。彼とはいま結婚の話も出てるんだけど、周りからの反対を考えるとどうしていいか分かんない……」(30代・ペット産業)

……恋は“条件”だけで決まるものではない。低収入、職が安定しない、女グセが悪い彼氏……となれば、誰だって「そんな男はやめとけ!」と言いたくなるだろう。けれど“男女の仲”はふたりにしか分からないことだってたくさんある。

「彼のココはイヤだけど、それを帳消しにするくらいこういう部分は好き」

「嫌なこともあるけどトータルで見たら彼に癒されてる」

「不平不満があっても実は居心地がいい」という場合は、他人の“親切なアドバイス”を容易に受け入れるべきではないのだ。

ただし結婚に進むなら経済面や金銭面だけは対策をしっかり取っておくべきだろう。

3)この男とセックスする?しない?

「とても恥ずかしいんだけど、私はまだ“絶頂に達した”ことがない。今までの彼氏とはどうも相性が悪かったのか、それとも相手の男性が女慣れしていないせいなのか、なんかモヤモヤした思いが残るだけ。そんな時に噂話が私の耳に……。『あの取引先の担当者のKって男、すごいらしいよ~』『これまでイカなかった女はいないとかいう噂だよ』ってことを同僚から聞かされた。それからそのKという男を何となく意識し始めて親しくなり二人で飲みに行く仲に……ついにKから『俺と寝ない?』って誘われたんだけど、友達からは『女の扱いに慣れてるというより単なる遊び人じゃない?』『なんか悪い病気持ってるかもよ』って言われてる。誘いにのっちゃいたい気持ちがすごーくあって悶々としてる……」(30代・飲食業)

……オトナ女子ならば「彼氏や結婚相手とまでは言わないけど、この男と寝てみたい」なんて思いを抱いたことがあるだろう。

けれどそんな時に枷となるのが理性や友達。

「妊娠や病気の心配もあるし……」「彼のことホントに好きになっちゃったらどうしよう?」なんて先の不安に対する答えは“なにもしないで無難に過ごす”以外にない。

だが、あなたが「やっぱあの時彼と寝てれば良かった」「あの夜は女として慰められたかった」「ひと晩だけでも思い切り愛されたかった……」なんて思っても友達が責任を取ってくれるワケではない。

男と寝るか寝ないかの“一大事”は、人の意見や忠告に左右されず自分でジャッジすべきなのだ。

傷つくことや失敗を恐れずに……

“周囲に頼りまくる女子”や“いつも人の意見を仰ぎ見る女性”というのは「傷つくことをひどく恐れる」傾向にある。「絶対に失敗したくない」「苦しんだりツライ気持ちになるのはイヤ」……という思いが、友人知人、はたまた占い師などへの“正しい助言”を求めるのではないだろうか。

けれど、「イタイ目を見ずに成功する恋」などは殆ど存在しない。

「悩みや苦労など一切伴わない結婚生活」が存在しないのと同じように……。

「誰かのアドバイス」に従うことは逆らうことよりもラクだ。自分で考えなくていいし、何より失敗したとき「わたしは悪くない……」「あの人があんなこと言ったから!」と“逃げ道”を作ることができる。

しかし「自分で決めなかった」「自分が選ばなかった」という後悔は、まるで治りの悪い傷と同様、あなたの心に傷跡を残す。

「間違ってたけどそれは自分が決めたこと、しょうがない!」という瞬間的にスパッと切れた潔い傷であれば意外と早く癒えるものだが、「あのときああしていれば……」という後悔という傷はなかなか消えないのだ。

男と「付き合うか付き合わないか」「別れるか別れないか」「寝るか寝ないか」と言う重大事だけは他人に何を言われようと自分の意思で決めるべきである。

たとえもしそれで傷ついたとしても、あなたのケガは大人のイイ女に与えられる“勲章”にしかならない。

「怪我の功名」とはよくいったもので、特に恋愛においては“過ち”や“間違い”“失敗”と思われたことがあとに良い結果を生むこともあるのだから……。

体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子

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