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ディオールの星が、ギャラリー・ラファイエットに煌めく。

  • 2017.9.13
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9月20日から10月10日までの間、パリですべきことはギャラリー・ラファイエットに行くこと! 今年は、クリスチャン・ディオールが初のクチュールコレクションで“ニュールック”、そして香水ミス ディオールを発表してから70年目にあたる。すでに7月5日からパリ装飾芸術美術館では『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』展が始まっているが、ギャラリー・ラファイエットも短期間ながらディオールにオマージュを捧げる“ディオールのきらめく星々”をテーマにしたイベントを開催する。

パリ装飾芸術美術館の『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』展より。星が降り注ぐ舞踏会の展示。

毎年11月25日、聖カトリーヌの日にどのクチュールメゾンのアトリエでも25才の独身女性たちが帽子をかぶってお祭りをする。写真は1950年頃のディオールのアトリエでのお祭り。この年のお祭りは、星座をテーマにしたようだ。photo:A. Fleury, DR

この期間中、デパートの11のウインドウにディオールによる特別ディスプレイで心を弾ませ、そして星や星座をモチーフにしたエクスクルーシブ品のショッピングを楽しむことができる。レディ ディオール ミニバッグ、星座のブルーのスカーフ、ローズ デ ヴァンのサファイアのブレスレット、12星座のパフュームキャンドルなど、誰もが何かしら記念の品を入手できる幅広い品揃えだ。

ソフトカーフのレディ ディオール ミニは、裏側に刺繍で「I Feel Blue」。チェーンは取り外せる。黒とオフホワイトの2色。

「The Moon In My Eyes」の刺繍を施されたソフトカーフのレディ ディオール。ショルダーベルトは取り外しできる。オフホワイトと黒の2色あり。

漆の濃いブルーが神秘的なピアスもあれば、ブルーのサファイアが輝くディオール ファイン ジュエリーのローズ デ ヴァンのブレスレットも。

ゴールドの刺繍に彩られた4cmヒールのブーツ、紺色ベースに星座がワルツを踊るような90×90cmのシルクのスカーフなど魅力的。

ディオール タイムピーシズの時計「La Mini D de Dior」は白蝶貝のフェイスにエナメルのブルーのブレスレットが映えて美しい。パフュームキャンドルは、マットなブルーにゴールドの星が輝いている。

さらに2階のギャラリー・デ・ギャラリーではクリスチャン・ディオールのアーカイブから12着のブルーのクチュールピースとデザイン画などを展示する「I feel blue」展の開催があって……。ブルーは王家の紋章に見られるようにフランスの国王の色であり、ディオールが『THE LITTLE DICTIONARY OF FASHION』で「あらゆるカラーの中で、唯一ネイビーブルーがブラックにひけをとらず、同様の素晴らしい効果をもたらすことができます」と語って、愛した色である。展示されるのは1947年のデビューから1957年までのコレクションからの、ブルーのコートやドレス。これは6名の後継者によって今も護られているフェミニニティのオリジンに触れられる、良いチャンスでもある。

クリスチャン・ディオールのクチュリエ人生はたった10年と短いながら、価値の失せることのない遺産をなんとたくさん残したのだろう……と、この70周年記念に際し、その偉大さを改めて思い知らされる。

1949年秋冬クチュールコレクションの「北の星」や、1955年秋冬クチュールコレクションの「大晦日のパーティー」といったドレスのクロッキーなどがギャラリー・デ・ギャラリーで展示される。©Christian Dior

1947年のファーストコレクションの花冠ラインのコート「ドリス」、1954年春夏のスズラン・ラインのスーツ「ブールヴァール」などブルーのクチュールピースを展示。Collectiion Dior Héritage, Paris

Galeries Lafayette
40, boulevard Haussmann
75009 Paris
営)9:30~20:30(月〜土)、11:00~19:00(日)
無休
http://haussmann.galerieslafayette.com/ja

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