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忘れがたいあのセレブのウエディング・ドレス

  • 2017.9.5
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いつの時代にも注目される、有名人たちのウエディング・ドレス。その中でも、もっとも強いインパクトを残した20着をご紹介します。

1.ジャクリーン・ブーヴィエ 1953年

ジャクリーンが将来大統領となるジョン・F・ケネディとの結婚式で着用したのがこれ。流行に敏感な彼女がアイボリーのシルクタフタドレス(彼女はこれを「ランプシェード」と形容)を着ることに同意したのは、ひとえに姑であるローズ・ケネディのプレッシャーを感じてのこと。しかも、このドレスにはさらなるドラマが。デザイナーであるアン・ロウの事務所の水道管が破裂し、8週間かけて用意していたドレスが台無しに。ロウとスタッフたちは力を合わせ、1週間でドレスを新しく仕立てたそう。

2.プリシラ・プレスリー 1967年

ラスベガスでエルビスと極秘に結婚式を挙げた21歳の花嫁が着用したのは、こんな既製品の長袖ドレス。後年、「変装して、ニーマン・マーカスなどをまわりました」と語ったプリシラ。「ブロンドのウィッグとか、あらゆるものをつけてね」。でも、彼女が結婚式当日に見せたのは、間違いなくプリシラらしいスタイル。ふんわりした漆黒の髪の上に乗せた、1メートルほどのチュールのベールとラインストーンのティアラがお似合い。

3.ナタリー・ウッド 1957年

俳優のロバート・ワグナーと結婚したとき、ナタリーはわずか19歳。結婚式には、モダンな白いストラップレスのカクテルドレスに、レースのフードとバレーシューズを合わせて。

4.グレース・ケリー 1956年

グレース・ケリーとレーニエ大公の2つの結婚式のドレスをデザインしたのはハリウッドの衣装デザイナーであるヘレン・ローズ。1着目はシャンパンカラーのレースで覆われた、ペールピンクのツーピースドレス。2着目は史上もっともよく知られたウエディング・ドレス。およそ270メートルのアンティークのベルギーレースと、約140メートルのチュールやシルク、タフタを使い、身頃にはパールを縫いつけたというから、豪華という他なし!

5.ミア・ファロー 1966年

50歳の歌手フランク・シナトラと結婚したとき、ミア・ファローはまだ21歳。ラスベガスで簡単な結婚式を挙げたとき(セレモニーにかかった時間はわずか4分!)、彼女が身につけたのはリボンのついたハイウェストのミニスカートと、7分袖でダブルのショートジャケット。

6.オノ・ヨーコ 1969年

ジョン・レノンがオノ・ヨーコと結婚式を挙げたのは、イギリス領ジブラルタルでのこと(ジョンは妻シンシアと婚姻関係にありながら、ヨーコと恋に落ちたそう)。花嫁は、クレープ素材のティアードミニドレスにハイソックス、スニーカー、つばの広い帽子に、彼女のトレードマークである大きめの黒いサングラスといういでたち。

7.ケイト・ミドルトン 2011年

キャサリン妃がウエディング・ドレスのデザインを頼んだのは、サラ・バートンが手がけるアレクサンダー・マックイーン。アイボリーのサテンの身頃に控えめに開いた胸元が特徴。全体を覆う複雑なレースは英国王立刺繍学校の手になるもので、袖はグレース・ケリーのドレスを模しているのだとか。58個のシルクボタンと3メートル近いトレーンがついており、費用は推定40万ドル(約4400万円)以上。

8.ローレン・バコール 1945年

ローレン・バコールは、オハイオ州マンスフィールドにある、小説家ルイス・ブロムフィールドの邸宅のロビーで、俳優のハンフリー・ボガートと結婚。ローレンが着ていたのはウエディング・ドレスではなかったけれど、会場の目は彼女に集中。報道によると、彼女は「よく日焼けして」、鹿革のベージュのスカートスーツに黒い革ベルトをしていたのだとか。

9.ウォリス・シンプソン 1937年

エドワード8世は王位を捨てて愛人であるウォリスと結婚したため、2人の結婚式は控えめで地味。他の王室の花嫁とちがい、ウォリスが着用したのは、メインボッチャーがデザインした、大変シンプルなシルククレープのドレス。このドレスは今メトロポリタン美術館に所蔵されているとのこと。

10.ダイアナ妃 1981年

「世紀の結婚式」のためにエリザベス&デイビッド・エマニュエルがデザインしたのは、このドレスのトップシークレットを隠すための裾の長いドレス。発覚を防ぐため、デザイン画を破ったとさえ言われているのだとか。総費用1万2000ドル(約130万円)と言われており、アイボリーのシルクタフタドレスにはスパンコールや1万個のパールが縫いつけられているそう。また、トレーンにはかつてクイーン・メアリーが所有していたアンティークレースの縁取りがしてあるとのこと。

11.ビアンカ・ジャガー 1971年

サン・トロペにあるチャペルに向かってファンやマスコミをかきわけて歩くのは、ロックの王様ミック・ジャガーと花嫁のビアンカ。かなり襟ぐりの開いたイブ・サン・ローランの白いスモーキング・ジャケットにマキシスカート、ベールのついたつばの広い帽子といういでたちは、たちまち歴史に残るスタイルに。

12.オードリー・ヘップバーン 1954年

スイスのバーゲンストックで行われたメル・ファーラーとの結婚式にオードリーが選んだのは、ピエール・バルマンによるミモレ丈のAラインドレス。サテンのサッシュに、ふんわりしたシフォンの袖、丸襟が特徴で、肘の上まである白い手袋と白いバラの花冠を合わせたそう。

13.エリザベス・テイラー 1964年

全部で8回の結婚式のうち、5回目と6回目は同じ男性(クレオパトラで共演したリチャード・バートン)と結婚したエリザベス。モントリオールで挙げた5回目の結婚式では、クレオパトラの衣装デザイナーであるイレーヌ・シャラフによるカナリアイエローのベビードールドレスを着用。髪にはヒヤシンスとスズランが飾られ、胸にはダイヤモンドとエメラルドのブルガリのブローチがキラリ。

14.キャロリン・ベセット 1996年

ジョン・F・ケネディJr.とキャロリンとの極秘婚について伝えられているのは、「花嫁はナルシソ・ロドリゲスを着た」(デザイン画参照)ということだけ。ロドリゲスとはキャロリンがカルバンクラインの広報係を務めていた頃からの親しい友人だったそう。ロドリゲスいわく、「とてもセンシュアルなドレス」であるこのウエディングドレスを見たゲストの数はわずか40人だったとのこと。

15.ブリジット・バルドー 1959年

セクシー&キュートなフランスの女優、ブリジット・バルドーは、俳優のジャック・シャリエとフランスのルーヴシエンヌで挙式。ウエディング・ドレスには、カジュアルなピンクのギンガムチェックドレスを着用したそう。

16.ケイト・モス 2011年

イギリスのスーパーモデルであるケイト・モスがザ・キルズのギタリスト、ジェイミー・ヒンスと結婚したときは、ケイトの花嫁姿にファンたちの注目が集まったもの。ゴールドのビーズとスパンコールをちりばめたヴィンテージ風のクリーム色のドレスは、ケイトの親しい友人であるジョン・ガリアーノのデザインで、期待を裏切らない1着だった模様。

17.ヴィクトリア女王 1840年

18歳でイギリスの女王に即位したヴィクトリア女王は、メアリー女王以来300年ぶりに女王になった後に結婚した女性。相手はいとこでザクセン=コーブルク=ゴータ公国の公子アルバート。メアリー・ベッタンスが仕立てたサテンのウエディングドレスには、イギリスはデヴォン地方の名産であるホニトンレースの縁取りがほどこされ、約5.5メートルあったトレーンを持ち上げるために12人のブライズメイドが駆り出されたとのこと。また、ヴィクトリア女王が多産の象徴としてドレスやブーケにオレンジの花をあしらったところ、実際に9人の子を授かることになったのだとか。

18.リタ・ヘイワース 1949年

パキスタンの王子であるアリー・カーンとパリで簡単な式を挙げたハリウッドスター、リタ・ヘイワース。40人のゲストを前に王子におじぎをした際、リタが身につけていたのは、「素晴らしいアイスブルーのシフォンカクテルドレス」だったそう。

19.キャロライン・ケネディ 1986年

1986年にケネディ大統領の娘、キャロラインがデザイナーのエドウィン・シュロスバーグと挙式した際に着用したのは、こんなプリンセススタイルのドレス。ローウェストの白いオーガンジードレスで、丸首と半袖のレース袖が特徴。このドレスを作ったのはキャロラインの母ジャクリーンがお気に入りだったデザイナー、キャロリーナ・ヘレラ。

20.マリリン・モンロー 1956年

銀幕の美女、マリリン・モンローの結婚式が最も話題になったのは、野球界のレジェンド、ジョー・ディマジオと結婚したとき。けれど、もっともよく知られているウエディング・ドレスは、3番目の夫で脚本家のアーサー・ミラーとの結婚式での1着。ニューヨーク州ホワイトプレーンズで行われたユダヤ式のこぢんまりした結婚式でマリリンが着たのは、ノーマン・ノレルと衣装デザイナーのジョン・ムーアがデザインした、薄いベージュのモスリンドレス。噂によると、このドレスに合うベールを見つけることができなかったマリリンは、手持ちのものをコーヒーに浸して茶色く染めたのだとか。

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