1. トップ
  2. グルメ
  3. 江戸時代から愛されてきた名品! 歴史ある上品な甘味処へ

江戸時代から愛されてきた名品! 歴史ある上品な甘味処へ

  • 2017.9.4
  • 6210 views

時の流れを感じる店内で味わう優しい甘さの団子

「言問団子」は、歴史情緒あふれる暖簾をくぐると、時代を遡ったかのようなどこか懐かしい甘味処の雰囲気を感じることができます。隅田川沿いにあるため、散歩の合間にふらっと立ち寄る人も多いです。

メニューは、お店の看板メニューでもある「言問団子」と、手土産に便利な「言問最中」の2種類のみ。ゆったりとした時の流れの中で味わう、上品な甘さは格別。

老舗ならではの趣ある店内は、歴史好きにもオススメ!

江戸時代末期、植木屋を営んでいた当時の創業者が団子を作って振舞ったところ、評判が良かったため商売として始めたのがお店の原点。シンプルな甘さと串に刺さずに爪楊枝を使っていただくスタイルは、創業以来変わっていません。

言問団子というのは、その昔、古今和歌集の歌人でもある在原業平朝臣が、東国を旅していた際に読んだ和歌にちなんで名づけられました。団子を頬張ると、文学の香りを感じさせる雅な名称も相まって、まるでタイムスリップしたかのような感覚を楽しむことができます。

時代を超えて愛される名物メニュー「言問団子」

店名にもなっているこのお店の定番商品。白餡、小豆餡、味噌餡の3種類の餡に、もっちりとした白玉が包まれています。原料にもこだわった餡は、少量でもしっかりと豆の存在感を感じられる一品。

余分なものをすべて省き、上品な甘さと滑らかな食感が際立つその味は、長い歴史の中で多くの人が愛したのもうなずける感動のおいしさです。

コロンとした都鳥の中には餡がたっぷり「言問最中」

もう一つの商品である「言問最中」。都鳥の形の皮の中には、餡が隙間なくぎっしりと詰められています。餡は小豆餡と白餡の2種類あり、手の中に収まるほどの可愛らしいサイズながら、しっかりと満足感を与えてくれる最中です。

「言問団子」が一日しか日持ちしないため、手土産にできるお菓子を作ろうということで生まれたのが「言問最中」。東京土産としてもおすすめです。

江戸時代から愛されてきたシンプルで本物の味

創業以来、品数を増やさず、製法を変えずにずっと続いてきたのは、その味が多くの人に愛されてきた証拠です。余計なものをいれないシンプルなおいしさが、訪れた人の心をほっとさせてくれます。

団子のおいしさはもちろんですが、店内にも歴史を感じさせるものが飾ってあり、眺めているだけでも現実を忘れさせてくれる空間も魅力のひとつ。東京観光の際には、ぜひ味わってほしい東京の名品です。

東武伊勢崎線東京スカイツリー駅から徒歩12分。店舗駐車場はないため、来店時には公共交通機関を利用しましょう。東京スカイツリーや浅草からも近い場所にあり、東京散策のスポットとしても人気のお店。言問団子の上品な甘さと可愛らしい見た目は、ほっと一息つきたいときにぜひ立ち寄ってみてください。

スポット情報

・スポット名:言問団子
・住所:東京都墨田区向島5-5-22
・電話番号:03-3622-0081

の記事をもっとみる