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その名も「あしながおみかん」!かわいすぎるジャムで朝食からワクワク♡

  • 2017.9.4
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石川県にある古本とカフェのお店「こまつ町家文庫」。古本のお供に美味しいごはんが頂ける一風変わったお店です。今回は、こちらで作られている『世界文学ジャム全集』をご紹介します。子供のころに読んだことのある世界の文学作品をイメージして作られたジャムは、使うたびワクワクしそうなとっても可愛らしいオリジナルジャムです。

古本がたくさん詰まった、くつろぎ空間のカフェ

「こまつ町家文庫」は石川県小松市の古い町並みに溶け込むようにお店を構えています。築80年の畳屋さんであった町家を活かした、昭和の香りがのこる店内は、5000冊の古本で埋め尽くされているそう。昔ながらの雰囲気のある店内に立ち込める古本の香りは子供のころの記憶が蘇りそうな懐かしさを感じる空間です。さらに「こまつ町家文庫」の古本にはちょっぴり変わった楽しみ方があるそう。普通、古本屋さんと聞くと、自分の持っている本を売ってお金に変えたら終わりというイメージですが、「こまつ町家文庫」では本を売ると1冊=1ポイントとして引き取られ、そのポイントがたまれば、別の古本と交換することができます。本を持っていけば冊数分がポイントになり、貯めたポイントで新しい本を手に入れて読み戻せば、また更に新しい本が読める。みんなで本を大切にしていけるとっても素敵なサイクルですね。また、「こまつ町家文庫」は本好きにはたまらない場所であるのはもちろんですが、平日は予約制で旬のお野菜を使ったランチをいただくこともできたりと、カフェとしても楽しめるお店です。

物語の世界から生まれた、オリジナルジャム

ジャム作りが得意であった「こまつ町家文庫」の代表を務める金田さん。お店でもジャムの販売を考えた時、ただジャムを作るより古本カフェならではの本の名前に引っ掛けたジャムにしたら面白いのでは?と生まれたのが『世界文学ジャム全集』。ジャムの名前は世界の名作文学の名前を文字って作っているそうで、ユニークな名前とコロンとした瓶のフォルムがとっても可愛らしいです。写真はジーン・ウェブスターの“あしながおじさん”にインスピレーションを受けた“あしながおみかん”。ほとんどのジャムは地元である小松市産、石川県産の果物を使用していますが、“あしながおみかん”のように他の地域でとれた旬のものをジャムにすることもあるそう。使用しているお砂糖にもこだわっていて、白砂糖は使わずに精製されていないお砂糖を使用することで、無添加・無着色の安心安全なジャムをお届けしています。

新作が出るたび、ワクワクします

写真左は8月下旬に発売された、“喜びの葡萄”。スタインベックの“怒りの葡萄”にインスピレーションを受けたもので、葡萄の食感をそのまま楽しむことができるコンポートでお届け。小松市産のデラフェア・ブラックビート・ピオーネの3種類の葡萄を使った贅沢な一品はこれだけで味わっても絶品です。さらに9月にはペルシャ民話“千夜一夜物語”より“千夜いちぢく物語”が販売されるそう。皮も一緒に丸ごと煮込んだ小松市産のイチジクならではの食感が楽しめます。『世界文学ジャム全集』はその題材となっている本を読んだことのない方にも読むきっかけとなってくれそうなとっても楽しいジャムです。トーストにたっぷり塗って頬張りながら、その物語のことを考える、そんな新しい楽しみ方を生み出してくれそうですね。こちらはインターネットでの購入も可能なので、気になった方はぜひHPをのぞいてみてください。

多種多様なイベントも行っています

「こまつ町家文庫」は古本とカフェのお店ですが、お店の2階では古道具や食器が展示されていて昔ながらの小物を手に入れることもできます。また、毎週土曜日には地元の職人の方を招き、カフェで本格的なお蕎麦を提供していたりとイベントが盛りだくさん。その他にも地元のマーケットにてフードとドリンクの販売を行ったり、店内にて写真展を行ったりといろいろな楽しみ方が見つかりそうな素敵な場所です。観光地として人気の金沢に訪れた際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
writer / ゆず photo / ふる本とカフェ こまつ町家文庫

取材協力

「こまつ町家文庫」
〒923-0926
石川県小松市龍助町102
営業時間:11:00~18:00
定休日:日・月・火
問い合わせ:0761-27-1205
http://machiya-bunko.com/

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