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残り野菜がボリューミーな常備菜に!「夏野菜とちくわの揚げ浸し」【今日の時短ごはん Vol.21】

  • 2017.8.30
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こんにちは。料理研究家の越野美樹です。暦の上では秋ですが、夏野菜はまだまだおいしい季節。今回は、冷蔵庫にある野菜でできる「夏野菜とちくわの揚げ浸し」をご紹介します。

揚げ焼きした野菜を、合わせ調味料に漬け込むだけ。手軽に作れるうえ、常備菜としても大活躍しますよ。

「秋なすは嫁に食わすな」という慣用句があります。なすはお嫁さんの体を冷やしてしまうから、という意味と、おいしいから嫁には食べさせない、という2つの解釈があるそうです。

今の季節、昼と夜の寒暖差が大きくなり、なすの実がしまっておいしくなります。生で食べるよりも加熱したり、味つけを濃いめにしていただくのがオススメ。

© gontabunta - Fotolia.com

体を冷やす作用があると言われるナスも、季節に合わせて上手に取り入れてみましょう。

■「夏野菜とちくわの揚げ浸し」の作り方
調理時間 10分

レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹

<材料> 作りやすい分量
ピーマン 1個
にんじん 1/2本
ズッキーニ 1本
なす 1本
ちくわ 1本
米酢 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
ごま油 大さじ2

<作り方>
1、ピーマンは半分に切って種を取って細切りに、にんじんは半分に切って斜め切りに、ズッキーニは輪切りに、なすは半分に切って斜め切りに、ちくわは横半分に切って細切りにする。

2、バットに酢としょうゆを入れておく。

3、フライパンにごま油を熱して中火にかけ、ピーマン、にんじん、ズッキーニ、ちくわの順に素材を炒めて、それぞれ2に入れる。最後にナスを炒めて2に入れる。

濃いめの味付けなので、揚げて浸して、すぐに食べることができます。さっぱりとした味わいで野菜をモリモリ食べられる揚げ浸し。少なめの油で揚げ焼きするので、油の処理いらず。油を吸うなすを最後にあげるのがコツです。油が足りないとコクが出ないので、なすを炒める時には十分吸えるくらいの油を入れておくとおいしく仕上がります。

■「夏野菜とちくわの揚げ浸し」のアレンジ例
ごま油のコクとお酢の酸味がバランスよく、お箸がどんどん進む常備菜。冷蔵庫で味をなじませると、翌日にはさらにコクが出ます。汁も無駄なく使えるアレンジレシピをご紹介します。

●アレンジ1 ごちそう冷奴

マンネリになりがちな冷奴に「夏野菜とちくわの揚げ浸し」をのせれば、ボリュームアップ! 米酢の酸味とごま油の香りがたんぱくな豆腐を包み込んでくれます。

●アレンジ2 そばのめんつゆとして

冷蔵庫で冷やした「夏野菜とちくわの揚げ浸し」は、冷たいおそばにバッチリ合います。残暑厳しい日に、さっぱりめんつゆとしていただくのがオススメ。

その他、どんぶりの具として、ぶっかけそうめんに、うどんやパスタに、卵焼きの具に、豚しゃぶのタレに、からあげの南蛮漬けに、いろいろなお料理にリメイクが可能。冷蔵庫の一掃にも役立ちますよ。ぜひお試しください。
(越野 美樹)

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