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サプライズなんて不要! 勘違いイクメンの“ズレた気遣い”3つ

  • 2017.8.24
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この夏休み、各地で多くの親子連れを目にしました。

最近は育児に積極的な男性も多いようで、張り切るパパたちの姿を見ることもしばしば。

しかし、よく観察してみると、あることに気づきます。

一生懸命活躍しようとしているパパたちの気遣いが、ママの思いと何となくズレているんです。 ママたちはちょっぴり、イライラ顔……。

今回は“パパのズレた気遣い”3パターンを紹介しながら、ズレを修正するためのコツを考えていきましょう。

●(1)「たまには出かけてきたら?」

『赤ちゃんの夜泣きでボロボロの私。毎日2時間半おきに起こされ、いつも寝不足でイライラ・ボンヤリしています。最近は夫が「たまには子どもをおいて、どこかに気晴らしでも行ってきたら?」と言ってくれるのですが……。

あのね、私は家にいたいの! 家で誰にも邪魔されることなく、10時間くらい眠り続けたいの! お前が子どもと一緒にどこかに出かけてくれよ! っていつも思っちゃいます』(20代女性/主婦)

出産直後の細切れ睡眠って、ママたちにとっては本当にツラいんですよね。

寝不足になりすぎて、心身のバランスを崩しかけてしまうこともあります。

そんなママたちが一番望んでいるのは、まとまった睡眠。だって、夜眠れていなければ、気晴らしにでかける元気も出せないんですもの。

それに、パパと赤ちゃんを家において出かけても、多くのママは赤ちゃんが気がかりでのんびりなんてできません。

「大丈夫かな、赤ちゃん泣いてないかな」とずっとそわそわ過ごし、落ち着かないまま早足で帰ったりするんですよね。

そんなママの気持ち、パパにはなかなか想像できないようです。

●(2)「俺の食事は気にしないで」

『落ち着きのない小学1年生男子、延々としゃべり続ける4歳女子、まだ目を離せない8か月の赤ちゃん。3人の子どもをワンオペで見なければならない夏休みは、本当に地獄でした。

ある日、夫がしれっと「お前も大変だな〜。今日ぐらいラクしろよ、俺の分の食事は気にしなくていいから」と言って、自分の分だけお弁当を買って帰ってきたんです。

はぁあああああ!? なんで自分の分だけなの? ってキレそうになっちゃいました。悪気は一切なく、心の底から善意でやってくれてることなので、かえってタチが悪いです』(30代女性/主婦)

「僕の分の夕飯を作らなくてすめば、ママはラクになるだろうな」という、本当に単純な考えから出た行動なのでしょうね。

でも、残りの家族の分は作らなければなりません。ひとりっ子家庭ならまだしも、この方のようにお子さんが多いなら、炊事の労力はさほど減らないのではないでしょうか。

そもそも、お弁当屋さんに行ったときに、家族全員の分を買って帰るという発想にはなぜ至らなかったのでしょうか。ママからすると、とても不思議な思考回路ですよね。

●(3)不要なサプライズより、家事をやってほしい

『わが家は共働き。フルタイムの仕事を終わらせ、保育園に子ども2人を迎えに行って、スーパーに寄って夕飯の買い物をすませ、クリーニング屋さんで服を受け取り、疲れ果てて帰ったら夫が既に家にいて「ママ、いつもありがとう! 感謝の気持ちだよ!」って花束を突き出してきた。

うん、そういうサプライズいらないから、仕事が早く終わったなら子どものお迎え行ってくれないかな ……ってゲンナリしました』(30代女性/会社員)

サプライズ好きのパパっているんですよね。

成功すれば家族みんなで大盛り上がりできますが、不発に終わってしまうと、家の中が何となくモヤ〜っとした感じになってしまいます。

この先何度も同じようなことが繰り返されるとしたら、正直ちょっとキツそうです。

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パパの気遣いがちょっとズレているとき、ママはどのように本音を伝えたらいいのでしょうか。

コミュニケーション術を説いた佐々木圭一さんの名著『伝え方が9割』では、他人に自分の要求を伝えるときのポイントとして、“相手の認められたい意欲をまず満たす”というテクニックを説いています。

ズレた気遣いにイラッとしても、その思いをすぐそのままぶつけるのは逆効果。まずはワンクッション「ありがとう、私を助けようとしてくれたのね」とパパを労い、努力を認めてあげましょう。

そのあとで「○○にしてくれると、もっと嬉しいんだよね」といったニュアンスで、ママの希望を伝えてみてください。

当然ですが、パパたちはわざと意地悪しているわけではないのです。どうしたらママが楽になるか、子どもたちのために何ができるか、熟考した結果がちょっぴり残念だっただけ。

この先の育児生活を少しでもラク&円滑に過ごしていくためにも、パパとのズレは早めに少しずつ修正していきましょうね。

【参考文献】
・『伝え方が9割』 佐々木圭一・著

●文/パピマミ編集部
●モデル/福永桃子、藤沢リキヤ

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