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イギリス王室に伝わる17個のティアラ

  • 2017.8.17
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王家の女性の象徴とも言えるティアラ。イギリス王室のティアラは、クイーンからプリンセスへと代々受け継がれ、常に新たな物語を紡いでいるようです。

1.ガールズ オブ グレートブリテン アンド アイルランド ティアラ

元々はエリザベス女王2世の祖母、メアリー王妃への結婚祝いだったティアラ。名前の由来は、「ガールズ オブ グレートブリテン アンド アイルランド」委員会から贈られたことによるのだとか。1947年にエリザベス女王が結婚した際、祖母の手から渡ったそう。多くの人にとって見覚えがあるのは、イギリス紙幣と硬貨に描かれたエリザベス女王がつけていたのがこのティアラだから。

2.ジョージ4世ステート ダイアデム

1821年のジョージ4世の戴冠式のために作られたというこのティアラ。以来、その姪であるヴィクトリア女王が使い、メアリー王妃、エリザベス女王と、持ち主を変えてきたのだとか。エリザベス女王も自身の戴冠式の折に身につけた他、議会の開会式に臨む際は着用しているそう。使用されているダイヤモンドは1,333個、合計で325.75カラットというから、驚き!

3.バーミーズ ルビー ティアラ

1947年に結婚した際、ビルマ国民から100個近いルビーを贈られたエリザベス女王。1973年に、このルビーと他のティアラを分解して取り出したダイヤモンドをあわせて、このティアラを作ったのだとか。

4.ヘイロウ ティアラ

1936年の結婚の際、ジョージ6世(エリザベス女王の父)が妻のためにカルティエに作ってもらったのがこのティアラ。クイーンマザーはエリザベスの18歳の誕生日にこれを贈り、その後は妹のマーガレット王女が着用したり、キャサリン妃がウィリアム王子との結婚式で身につけたりしたことでも有名。「739個のブリリアントカットダイヤモンドと149個のバトンカットダイヤモンド」がちりばめられているそうで、halo(光の輪)の名がつくのも納得。

5.オリエンタル サークレット

愛する妻、ヴィクトリア女王のためにこの繊細なティアラをデザインしたのはアルバート王配。クイーンマザー(右側)のお気に入りだったもので、後に娘のエリザベス女王(左側)に贈られたのだとか。

6.ブラジリアン アクアマリン ティアラ

エリザベス女王が戴冠した際、ブラジルから贈られたアクアマリンのイヤリングとネックレスに合わせて作らせたティアラ。その後もたくさんのアクアマリンを贈られたため、大きくなりすぎてしまったのだとか。

7.クイーン メアリーズ フリンジ ティアラ

1919年にメアリー王妃のために作られたものだけど、孫であるエリザベス女王とその娘のアン王女が結婚式で着用したことで有名なティアラ。なんと、フレームを外せば、ネックレスとしても使えるのだとか。

8.ザ ウラディミール ティアラ

元々、ロシアのウラディミール大公妃のものだったこのティアラをメアリー王妃が購入、その後、孫であるエリザベス女王の手に渡ったのだとか。

9.クイーン アレクサンドラズ ココシュニック ティアラ

1888年にエドワード7世とアレクサンドラ王妃が結婚した際、「レディース・オブ・ソサエティ」から贈られたというティアラ。ココシュニックと呼ばれるロシアの伝統的なヘッド・オーナメントのスタイルを踏襲した、豪華な一品。

10.ケンブリッジ ラバーズ ノット ティアラ

ダイアナ妃が着用したことで有名なティアラだけど、元々は20世紀初頭にメアリー王妃のために作られたもの。その後、エリザベス女王の手に渡り、結婚祝いとして女王からダイアナ妃に贈られ、最近はキャサリン妃も着用。

11.ロータス フラワー ティアラ

キャサリン妃が身につけたことでも知られるこのティアラは、元々クイーンマザーが夫のジョージ6世からプレゼントされたネックレスを仕立て直したもの。エリザベス女王の妹、マーガレット王女もしばしば着用しており、義理の娘であるセレナ・スタンホープが息子と結婚式を挙げる際に貸与したことも。

12.グレヴィル ティアラ

元々はイギリスの貴族グレヴィル夫人が所有してティアラを友人であるクイーンマザーが譲り受け、後にエリザベス女王が引き継いだもの。チャールズ皇太子との結婚の際にカミラ夫人に貸与されてからは、しばしばカミラ夫人が着用しているそう。

13.デリー ダーバー ティアラ

1911年にメアリー王妃のために作られたティアラ。その後は孫のエリザベス女王の手に渡り、女王はカミラ夫人にこれを貸与。見てのとおり、大きくて目立つのが特徴とか。

14.ミーンダー ティアラ

エリザベス女王が義母から贈られたティアラ。後に、娘のアン王女に譲ると、その娘のザラ・フィリップスも結婚式で着用。

15.スペンサー ティアラ

チャールズ皇太子との結婚式にも着用したこのティアラは、スペンサー家に代々伝わる家宝の1つ。ダイアナ妃の他にも、姉のサラ・スペンサーや義理の妹であるヴィクトリア・ロックウッドが、それぞれ結婚式でこのティアラを着用。

16.ポルティモア ティアラ

元々、1870年代に作られ、娘のマーガレット王女の結婚式のためにクイーンマザーが手に入れたティアラ。2006年にオークションに出され、926,400ポンド(約1億32,00万円)で売却されたとのこと。

17.ジョージ6世 サファイア ティアラ

エリザベス女王の父であるジョージ6世は、1947年に行われた娘の結婚式のお祝いに、サファイアのジュエリーセットをプレゼント。60年代に入り、それらに合うように作らせたのがこのティアラなのだとか。

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