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子どもが生まれてから、部屋を片付けられない…! キレイな部屋を保つ3つのコツ 【心屋仁之助 塾】

  • 2017.8.17
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子どもが生まれてから部屋が散らかって、片づけられない。がんばって片付けてもすぐ元に戻ってしまう、という人は多いようです。部屋は心を映す鏡。部屋を通して、あなたの心のバランスに注目してみましょう。

こんにちは。心屋塾認定講師のおむらちもです。私は、心理カウンセラーになる前、大手ハウスメーカーでインテリアコーディネーターをしていました。昔から片づけが大の苦手で、インテリアコーディネータだった時も、自分の部屋をキレイに保つことができませんでした。そんな私ですが「心」にアプローチして、思い込みのブロックを外すことで、小さい子どもがいても楽に片付けができるようになりました。そして今では、数々のインテリア雑誌にも掲載されるようになりました。

今回は、子どもがいてもキレイな部屋をキープできる、「心の持ち方」をお伝えしていきます。

■いまの生活、「子ども中心」になりすぎていませんか?
子どもが生まれると、どうしても子ども中心の生活になりがちです。家の中の「物」も、子どもの物が多くを占めるようになります。

かわいくて、つい色々とおもちゃを買ってあげたくなりますよね。ママになれば、そのような気持ちを持つのは自然なことです。でも、人によって、その気持ちのバランスは異なります。子どもが生まれてから部屋が片付けられなくなった人の多くは、そのバランスが「子ども中心」に傾きすぎています。

リビングも子どもの物で埋め尽くされ、あなたの時間も手間もお金も、すべてが「子ども中心」。そうなってしまうと、あなた自身が、知らないうちに見えないストレスを抱えてしまいます。

そして、それが片づけのやる気を阻んでいる場合があります。「子どもを優先してあげたい」という優しいママさんだからこそ、自分にも、もう少し優しくして欲しいなと思います。

例えば「子どもの物を少し減らして、自分の好きな物を部屋に置く」など、自分の心が喜ぶことにも注目してみてくださいね。

■子育ての「べき」を見直してみる
「子どもをちゃんと育てたい」と思うのは当然のことですよね。でも、子育てにはマニュアルがありません。自分の経験や今まで信じて生きてきたことを、自分の子育ての「方針」として取り入れる人は多いと思います。しかしその中で、さまざまな「べき」を作ってしまうことがあります。

・子育てはこうするべき
・子どもをこんな人に育てるべき
・親は子どもの見本になるべき

この「べき」は、部屋にも反映されます。例えば「子どもの意見を尊重するべき」と強く思っている人の中には、おもちゃを欲しいと言われたら「買ってあげなきゃ!」 と、どんどん家の中に子どもの物を取り込んでしまう人がいます。

「子どものおもちゃが多すぎて嫌!」と言いながらも、自分の中にある子育ての「べき」のために、その行動をやめられないのです。

また、子どもに「ちゃんとするべき」と一生懸命教えている人は、片づけができない子どもに対してイライラして、常に「部屋」と「子ども」を見張ってしまっているかもしれません。

でも、子どもが片付けないことは実はすごく自然なこと。おもちゃを出す時には楽しい動機があるけれど、キレイな部屋になってほしいというのは、親の動機で、子どもにとっては関係ありません。

なので「ちゃんとするべき」より「キレイになったら気持ちいいね」と子どもに声をかけながら、気楽にやっていきましょう。

また「親は子どもの見本になるべき」という思いが強い人は、いつも部屋をきれいに保たないといけないと考えているかもしれません。でも、部屋は自分だけでなく、子どもや家族が毎日生活している場所。生活しているということは、時には物がたくさん出ていることも「自然」で「当たり前」なのです。

いつも片づいている状態が「正しい」のではなく、時には散らかっている状態も「正しい」のだと認めることも大切です。自分では当たり前だと思っている「べき」は、実は自分の思い込みから生まれた「べき」なのです。

このことを少し意識して緩めることで、部屋だけじゃなく子育てもスムーズにまわりはじめますよ。

■「いいお母さん」を目指すより、大切なこと
多くの女性が、子どもを産んだら「いいお母さん」になりたいと考えています。しかし、それを意識するあまり、現実と理想のギャップが大きくなり、悩み事になってしまう人が多くいます。

例えば、子どもがいても素敵な部屋を保つお母さんに憧れて…、でも、実際はうまくできない。自分ってダメだなぁっと思ってしまう。

私のところに相談に来られる人の多くは、こういう一生懸命で、向上心がある人です。ですが、常に高い理想を持ち、自分に喝を入れてがんばることは、時には大きなストレスになり、行動する元気さえなくしてしまいます。

実は、私も昔はそうでした。しかし今は「いいお母さん」「素敵なママ」という理想を意識することは、ほとんどありません。部屋に対しても、理想ではなく、自分の「快適」や「ワクワク」を追求していくことを大切にしています。

「いいお母さん」は幻想かもしれません。そこを目指すのではなく、自分が「快適」に「楽しく」なるために行動し、それができたらしっかり自分を褒めてあげてくださいね。

この3つのことを意識して、片付けが苦手な自分を応援しながら、少しずつ行動してみてください。

自分が味方になったら人は強いです。今まで苦手だったことや、辛かったことが軽くできるようになることもあります。だから、苦手なこと、うまくいかないことこそ、自分に優しい声をかけてあげてくださいね。

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(おむらちも)

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