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不朽の名作家具!Yチェアを取り入れておしゃれインテリアを目指しましょう!

  • 2017.8.14
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今回は、数々の名作を生み出してきた家具デザイナーの一人、ハンス・ウェグナーの代表作、Yチェアの魅力についてお伝えしていきます。Yチェアは背板の形が『Y』の字に見えるアームチェアです。独特なそのフォルムとペーパーコードによる座り心地の良い座面が魅力的な、とても人気の高いチェアになります。その秀逸なデザインの魅力に迫っていきましょう!

Yチェア

Yチェアは、ダイニングによく使われるチェアです。背もたれの『Y』のデザインが印象的ですね。座面はペーパーコードがしっかりと張られており、座り心地がとても良いです。 

こちらの画像のように、Yチェアは木そのものの美しさが追求されており、ナチュラルな色合いが部屋を優しい印象の空間に仕立て上げています。また、デザインもシンプルかつ印象的なので、空間に馴染みつつ、存在感のあるチェアです。普段は印象に残りにくいダイニングも、Yチェアを置くだけで印象的なダイニングになりますね。

こちらのYチェアは、白木の美しさが際立っています。壁の白と、床の白と相まって、とても明るく、清潔感のある部屋になっています。また、ペンダントライトはアヌ・モザーがデザインしたモザーペンダントライトなので、無駄のないシンプルさが強調されています。 

先ほどの画像の奥になりますが、ダイニングの白木のYチェアと対照的に、デスクのYチェアは黒く塗装された物を採用しています。白い部屋の中に黒いチェアがよく目立っています。同じYチェアでも、色合いを変えるだけでとても印象が変わってきますね。 

こちらの画像のYチェアは、座面にクッションが敷かれています。クッションの色を変えることで、彩が生まれますね。また、家族の中で、自分の色を決めていれば、専用のチェアとなるので特別感も出ます。こちらの画像では、ペンダントライトはポール・ヘニングセンのPHクラシックを用いています。YチェアとPHクラシックの組み合わせはとてもよく見られます。 

こちらの画像でも、ダイニングにおける、YチェアとPHクラシックの組み合わせです。どちらも、シンプルかつ印象的なデザインを、滑らかな曲線の連なりによって表現している点で共通しています。 

こちらも同様にYチェアとPHクラシックの組み合わせです。洗練されたデザインの物は、どのような部屋に置いても、その空間に馴染みつつ存在感を出すことができます。なので自然とYチェアとPHクラシックの組み合わせになるのでしょう。 

PP58、PP68

ハンス・ウェグナーは、Yチェアの他にも数多くのチェアをデザインしてきました。その一部をご紹介していきます。 

ハンス・ウェグナーが最後にデザインしたダイニングチェアがこちらのPP58、PP68アームチェアです。座面がYチェアと同じペーパーコード張りになっているのがPP68アームチェアです。こちらの画像では、ナチュラルの木にナチュラルカラーのペーパーコードが張られています。統一感のある優しい色合いですね。 

こちらの画像もPP68です。ナチュラルの木にブラックのペーパーコードが張られており、座面がとても印象的になっていますね。 

こちらは座面が革張りになっているPP58アームチェアです。PP68アームチェアに比べて、座面のカラーバリエーションが豊かなので、さまざまな空間に合わせやすいです。こちらの画像のように、他のチェアと一緒に並べてもおしゃれですね。 

座り心地を追求したシンプルなデザインなので、素朴な雰囲気を持ったチェアですね。ナチュラルの色合いがその素朴さを強調して、優しい雰囲気を出しやすいチェアと言えます。

アームの形状にポイント

こちらのPP58、PP68アームチェアは、ハンス・ウェグナーによる最後のダイニングチェアになりました。それまで、数々のチェアを生み出し、座り心地を追求してきたハンス・ウェグナーの集大成と言われるこのチェアは、通常時、アームがテーブルの下に収まるように設計されています。しかし、こちらのアームチェアの特徴はそれだけではありません。 

こちらの画像のように、そのアームをテーブルに引っ掛けてチェアを浮かせることができます。こうすることで、掃除をかけやすくなります。座り心地を追求しながら、使い勝手にも配慮する、ハンス・ウェグナーの心意気が感じられる作品ですね。 

PP701

こちらの画像は、ハンス・ウェグナーが自邸のためにデザインしたと言われているPP701です。軽やかなで無駄のないデザインで、スタイリッシュなダイニングを演出することができていますね。自邸のチェアが急遽必要になり簡易的に作ったことが、このチェアの始まりと言われています。YチェアやPP58、PP68を見て分かるように、木で作ることにこだわってきたハンス・ウェグナーのチェアとしては珍しく、PP701は脚部にスチールが使われています。 

思惑とは裏腹に、脚部にスチールを用いたことで、軽やかさが出てきます。こちらの画像のように、アイアンのテーブルに合わせることで線の細い、スタイリッシュな空間を作ることができます。 

偶然の産物で生まれたこのチェアですが、どのような空間にも合わせることのできる汎用性も持ち合わせています。こちらは作業スペースに置かれています。スタイリッシュでありながら、座り心地がとても良いので、作業に集中しても疲れません。こちらの画像をよく見て分かるように、笠木は4枚の木を組み合わせています。さりげないデザインがとても魅力的ですね。 

座り心地を追求しているので、こちらの画像のように、ちょっとしたスペースに置いても良いですね。座面が少し頼りなさそうに感じるかもしれませんが、少しお尻が後ろに落ちるくらいが座っていて心地よく感じられるんですよ。また、笠木も無駄に長くなく、くつろげないほど短くもなく、使い勝手と座り心地を追求したデザインになっています。 

その他のデザインチェア

こちらの画像は、J16ロッキングチェアです。座面はYチェアと同様、ペーパーコード張りになっており、美しい木のデザインが、ハンス・ウェグナーらしいチェアだと言えます。座り心地の良いロッキングチェアなので、くつろぎの空間を作ることができます。 

こちらの画像は、PP19テディベアチェアです。包まれるように座ることのできるチェアで、座り心地は抜群に良いです。少し斜めに傾いた座面に、包み込むような背面、ちょうど良い高さの肘置き、どの部分をとっても座り心地を追求しているチェアです。 

まとめ

他にもハンス・ウェグナーは本当に多くのチェアをデザインしてきました。そして、どのチェアも使う人のことを深く考えているチェアだと言えます。今回ご紹介できませんでしたが、ピーコック・チェア(PP550)、ザ・チェア(PP501)、サークルチェア(PP130)、チャイニーズチェア(FH4283)など、ご紹介したいデザイン性に優れたチェアが多くあります。一番人気は間違いなくYチェア(CH24)ですが、他のチェアも秀逸で魅力的なチェアなので、ぜひこれを機に調べてみて欲しいと思います。

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