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バツイチに抵抗ナシ? スピード離婚する夫婦の原因と対処法

  • 2017.8.9
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生涯愛するという誓いを立てて結婚したはずの夫婦。好きな人と毎日一緒にいられるという生活はうれしいものですよね。

しかし、結婚生活は楽しいことばかりではなく、さまざまな問題に直面しぶつかり合うことも少なくありません。

結婚前は知らなかった相手の一面を知り、生活を続けていくことに不安を抱える人もいるでしょう。

日本では3組に1組のカップルは離婚しているとも言われていますが、特に若い世代での離婚率が高くなっている様子。

新婚でありながら“スピード離婚”をしてしまう夫婦は、いったい何が原因で別れてしまうのでしょうか。

今回は、スピード離婚する夫婦の特徴などについて見ていきましょう。

●スピード離婚とは

スピード離婚に、明確に婚姻期間の定義があるわけではありませんが、3年未満での離婚はスピード離婚と言ってもいいでしょう。

厚生労働省の調査によると、平成26年の離婚件数は22万2104組で、そのうち同居期間が1年未満での離婚は13,499組。

およそ6%が同居して1年未満で離婚にいたっている ということで、これは非常に多いと言えるのではないでしょうか。

●スピード離婚の原因と対処法

●(1)若すぎる時期の結婚

『好きという気持ちだけで結婚してしまい、一緒に生活していくということがどういうことなのか全く考えていませんでした。将来のことなどもお互いに何も考えずに結婚してしまい、問題が起こるたびにケンカになりましたが、解決策もなく仲が悪くなる一方でした。2人とも未熟だったんだと思います』(20代女性/結婚1年で離婚)

20代前半や10代で結婚した夫婦の離婚率は高いと言われており、これは恋愛の延長で夢見ながら結婚してしまうからだと考えられます。

生活していく苦労などを知らず、お金や仕事の問題に直面し、その解決策も持たないことから事態は悪化するだけ ということも少なくありません。

また、結婚は家族や親族を巻き込むものでもあります。

「今後、仕事をどうしていきたいのか」「どこで暮らすのか」「子どもはどうするのか」など共有すべき考え方もありますが、若いうちにはそういったことまで考えが及ばず、問題に直面してから慌てふためくこともあるでしょう。

まだ早いと思われる2人が結婚を焦っているような場合には、周りの大人がアドバイスし、思いとどまらせることも必要です。

●(2)相手をよく見ていない

『30代に入っても結婚できる気配が全くなくて、正直焦っていました。35を過ぎてからは「誰でもいいから結婚したい!」とまで思うほどに。運良く婚活パーティーで出会った人と結婚することができたのですが、相手のことをよく見ておらず、違和感があっても見てみぬふりをしてしまいました。

しかし、そんな相手とうまくいくはずもなく、結婚生活は「こんなはずじゃなかった」の連続。焦ってするとろくなことにはならないと実感しました』(30代女性/結婚2年で離婚)

特に女性は、妊娠や出産のことなどを考えると、できるだけ早く結婚したいと焦ってしまうこともあるでしょう。

さらに、年齢を重ねていると、結婚相手に求める条件が「仕事」「年収」などのスペック面にばかり目が向くようになり、相手の本質を見誤ってしまう こともあります。

そのため、結婚後に性格面で不一致が起こることがあり、すぐに冷めきった状態になってしまうことも少なくありません。

表面的な条件だけを見るのではなく、一生を添い遂げることができる相手なのか慎重に判断する必要があるでしょう。

「思っていた人と違った」となっては、急いだはずの結婚も意味がないものとなってしまいます。

●(3)浮気

『出会ってすぐに付き合うことになり、同棲から結婚とトントン拍子で話が進みました。いわゆるスピード結婚。順調だと思っていたのですが、夫が早々に浮気してスピード離婚することに……。ケンカしたのも初めてで、仲直りできなかったというのもあるかもしれません』(30代女性/結婚半年で離婚)

スピード離婚かそうでないかに関わらず、離婚の大きな原因となるのが浮気です。

さらに、付き合いが長くケンカをしてきた関係であればうまく仲直りすることもできますが、結婚直後に重大な問題が起きてしまうと一気に距離ができてしまうことになります。

また子どもがいる家庭では、「一度の過ちなら……」と離婚には至らないことも珍しくありませんが、結婚したばかりでまだ子どもがいないという状態では、離婚することのハードルが比較的低く 、すぐさま離婚に至るということになってしまうでしょう。

●スピード離婚する夫婦に見られる傾向

ひと昔前までは、離婚することは不名誉なことだとされていましたが、近年、離婚は珍しいものではなくなり、周囲に離婚経験者が多くいるという人も少なくありません。

離婚後も、離婚経験者であることに抵抗を持たない相手と再婚することは困難ではなく、再びスタートを切ることも難しくないはずです。

特に、夫婦がお互いに経済的に自立していれば、離婚に対する抵抗感は薄れる と言えるでしょう。

さらに、自分一人で生活していけるということは、相手の欠点などを許しにくくなるような、いわゆる“自分を持っている人”であることもあります。

そのため、少しでも不都合なことがあると、すぐさま相手と離れることを選択しがちと言えるでしょう。

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いかがでしたか?

できれば一生を添い遂げる結婚生活を送りたいものですが、苦痛を感じながら嫌な相手と生活を続けるのはつらいもの。

早く相手を見切って、次のスタートが切れたと思えば、スピード離婚も良いものと言えるかもしれません。

焦って後悔することのないよう、相手のことはしっかりと見極めたいものですね。

【参考リンク】
・平成26年人口動態統計月報年計(概数)の概況 | 厚生労働省(PDF)(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai14/dl/gaikyou26.pdf)

●文/パピマミ編集部
●モデル/福永桃子、藤沢リキヤ

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