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全国の「佐藤」さんに朗報!名前をキレイに書く方法

  • 2017.8.4
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簡単? 難しい? よく見かける「佐藤」の文字

日本人の苗字で一番多い「佐藤」さん。年賀状や手紙を出す際に、一度は書いたことがある人も多いのではないでしょうか。

よく目にする「佐藤」という文字は、画数の少ない「佐」と画数の多い「藤」の組み合わせ。実はキレイな文字で書こうとするとなかなか難しいのです。しかし、コツさえ掴めばバランスが良くなり、大人の美文字が完成します。

「佐」のにんべんを美しく書く

漢字を美しく書くコツとして全体的に言えることは、左側にくる部首は若干小さく、右側にくるつくりは大きめに書くことです。この2点を頭に入れておくだけで、バランスの取れたかっこいい文字になります。

「佐」は、にんべんと「左」が組み合わさった漢字。にんべんは全体的に細長く書きましょう。にんべんの2画目は、1画目の下から1/3の位置から書きはじめるとバランスが取れます。

「佐」のつくりを美しく書く

全体の4画目にあたる左のノの部分は、にんべんの書きはじめの位置より少し高めの位置から始めてください。少し上につき出すことで、スマートな大人の美文字にグッと近づきます。

工の部分は、横にのばす方向を上と下でそれぞれ変化を持たせるとキレイに。上の方は右上がりに、下の方は緩やかなアーチを描くようにして、最後はしっかりと下げましょう。エの部分は払いにくっつきすぎないこともポイントです。

「藤」の草かんむりは大きく書きすぎない

伊藤さんや斎藤さん、藤原さん、藤田さんなど日本人の苗字に多く登場する「藤」という漢字。佐藤さん以外の方もぜひ参考にしてください。

まずは、草かんむりの書き方からです。1画目は真横に真っすぐに、2画目と3画目は内側にひきしめるように書きます。大きすぎると子どもっぽい印象になるので、大きくなりすぎないように注意しましょう。

「藤」の月でスマートな美文字を演出

月の部分は細長く書きます。通常の月のような感覚で書くと、太すぎて野暮ったい印象になってしまうので意識して細く書いてください。中の横線は上と下で方向を変えましょう。上の線は真っすぐに、下の線はハネるように斜めに書きます。

こうすることで、一気にこなれ感が生まれ、大人っぽい雰囲気の仕上がりに。また草かんむりとの間を詰めすぎず、少しゆとりを持たせることで、全体のバランスが取りやすくなります。

画数が多い「藤」を美しく書くコツ

つくりの部分は特に画数が多いのでよく注意しましょう。13画目の書きはじめの位置には要注意です。ほかの部分とくっつきすぎないように、気持ち離してください。

左右の払いの高さを揃えることもポイント。右の払いはハネないで、まっすぐ払いましょう。15~18画目の点とハネは、ほかの画につかないように丁寧に書きます。特に最後の18画目はしっかり止めてください。

美文字の「佐藤」をマスターしよう

日本人の苗字で最も多い「佐藤」さん。ご自身の苗字という方はもちろん、自分の苗字以外で書く頻度が多いのも、この「佐藤」さんかもしれません。

特に「藤」の字はかっこいい字形をしているので、多少「佐」で失敗したとしても「藤」がキレイに書けると全体的にも美文字に仕上がります。実際に書いて練習して、美文字の「佐藤」をマスターしてください。

監修:myMOJI萩原季実子(ペン字講師・美文字マインドクリエイター)
http://mymoji.jp/

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