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自宅でも簡単につくれる!猛暑のいま食べたい宮崎県の「冷や汁」レシピ

  • 2017.7.24
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暑苦しい日が続いていますが、思わず作って食べてしまう、そして体力のつく料理をご紹介したいと思います。宮崎県の郷土料理「冷や汁」です。
最近はお店で食べられるところも増えてきましたが、案外簡単に自宅でも作ることができるんです。写真付きで作り方をご紹介していきます。
 

■豆乳入り冷や汁

通常の冷や汁は具として豆腐が入ることも多いのですが、今回は出汁のほうに豆乳を入れてみました。味もまろやかになって、お店では食べられない美味しさが楽しめます!
 
【材料】(二人分)
・鯵の干物 一尾(小ぶりのものなら二尾)
・きゅうり 1/2本
・みょうが 1コ
・青じそ 6枚
・出汁 200cc
・豆乳 100cc
・麦味噌 大さじ2
・白いりごま 大さじ2
 
【作り方】

[1] きゅうりとみょうがは小口切りに、青じそは軸を落として千切りにする。
 

[2] 鯵は焼いて身を取り出す。
 

[3] すり鉢でごまをすりつぶし、味噌を加える。
(今回味噌は九州で広く使われている麦味噌を使ってみました。すり鉢がない場合はすりごまを買って使っても)
 

[4] 出汁と豆乳を加えて味噌を溶く。これを冷まして具材と一緒にお椀に盛れば出来上がり。
 

 
「冷や汁」という名前ですが、冷蔵庫で冷やしすぎると胃腸が弱るので、個人的には常温ぐらいで食べるのがオススメです。
 

冷や汁はごはんにかけて食べる。いわゆる”ぶっかけめし”の一つ。普段はお行儀の悪いことでも、冷や汁なら許される、みたいなところがありますね。
 
たんぱく源でオメガ3も多い鯵と野菜もとれるひと品ですが、これだけだと少し栄養素的に心もとないので、ごはんは白米でなく分づき米や麦ごはんにできると良いです。
魚は他の種類で作っても美味しいので、変えて作ると飽きずに何度も食べられると思いますよ。
 
ということで今回は豆乳入りの冷や汁をご紹介しました。「冷や汁」の記述は遠く鎌倉時代の書物にもあるそうです。エアコンもなかったそんな時代の人たちの暮らしに思いを馳せると、少しは暑さもやわらぐ……かもしれません。
自宅でも簡単につくれる!猛暑のいま食べたい宮崎県の「冷や汁」レシピはWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

圓尾和紀

“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。TVや雑誌の出演、講演、執筆、カウンセリングなどで活動中。「カラダヨロコブログ」は月間アクセス20万以上。著書“一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方”が2017年4月24日に発売予定。

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