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栄養満点で経済的! 野菜くずを使った“ベジブロス”の作り方と活用術

  • 2017.7.24
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こんにちは、ママライターのましゅままです。

野菜の下ごしらえで出る、ヘタや皮、種などの野菜くず。普段はほとんどの方が捨てていると思います。

しかし、実はこのいつも捨てている野菜くずを煮詰めることにより、栄養たっぷりの野菜だしをとることができるのです。

このおだしは、“野菜(ベジタブル)”と“だし(ブロス)”を組み合わせ『ベジブロス』と呼ばれています。

このベジブロスは、じつに経済的で栄養満点のお料理に一役買ってくれる優れものなのです。

今回は、ベジブロスの作り方と活用方法についてご紹介します。

●ベジブロスの作り方

●(1)日ごろの野菜の下ごしらえで出る野菜くずをコツコツためる

野菜の皮、ヘタ、種、切れ端をジップ付きのビニールに入れて保存 していきます。

主に、

・ニンジン
・玉ねぎ
・大根
・ねぎ
・枝豆
・じゃがいも
・さつまいも
・キノコ石づき
・葉野菜

などが風味のいいスープを作りやすい野菜です。リンゴやスイカの皮も栄養がたっぷりで人気の材料です。

目安としてジップ付き保存袋がいっぱいになる程度集めましょう。

●(2)お水、小さじの料理酒、野菜くずを鍋に投入する

料理酒が野菜のうまみを引き出します。

●(3)弱火で30分程度ぐつぐつ煮込む

ここで火が強いと苦みが出やすいので必ず弱火で丁寧に煮詰めてください 。

使う野菜の種類によっておだしの色や風味も変わります。アクも大切な栄養分なのでとりのぞかないようにしましょう。

●ベジブロスの活用方法

『うちのベジブロスの王道は味噌汁です。ベジブロスをベースに昆布、かつお、煮干しでだしを取ればとても風味のあるお味噌汁になりますし、ベジブロスだけをだし汁にするとまろやかな味になります。お味噌汁だけなくコンソメともよく合うので、洋風スープのベースにもしています。中華だしと合わせてラーメンのスープに使ってもおいしいです』(30代/女の子ママ)

ベジブロスは和風、洋風、中華風どんなお料理のベースにも使えます 。中でもお味噌汁はだしでその味がガラリと変わるので試してみる価値ありです。

『うちはベジブロスにルーを溶かしてカレーやシチューをよく作ります。とてもコクが出ておいしいですよ。あとは、ごはんを炊くときの水をベジブロスにしてうまみたっぷりのごはんにしたり、こんぶや醤油と合わせてお漬物の漬け液にしたり、お鍋のだしにしたり……いろいろ試しています』(40代/男の子、女の子ママ)

ベジブロスで作るおかずはうまみたっぷりで、野菜が入っているようには見えないため、野菜キライのお子さんや旦那さんのおかずへの最強の隠し味 といえるかもしれません。

『わが家はベジブロスを赤ちゃんの離乳食に使っています。製氷機で冷凍保存したベジブロスをいつものメニューに加えたり、おかゆをベジブロスで作ってみたり。ベジブロスで栄養やうまみもアップするためか、ぱくぱく食べてくれています。お気に入りはベジブロスとコーンのスープです』(30代/男の子ママ)

離乳食の風味付け、栄養アップに使うママも。離乳食はどうしてもマンネリ化してしまうので、ベジブロスのやさしい味はレパートリーを増やすための強い味方 ですね。

『ベジブロス自体もいろいろなお料理に使いますが、ベジブロスとしておだしをとった後の野菜くずもうちは捨てません。細かくきざんで、ハンバーグや餃子に入れて野菜丸ごと摂取します。芯まで煮込んであるのでカットもしやすいですよ』(30代/女の子ママ)

せっかくおだしを取るのだから、おだしをとったあとの野菜くずまで賢く食べ切るご家庭も。野菜を余すことなくいただくことで、野菜を作ってくださった農家の方への最大の敬意を払った食べ方といえますね。

●ベジブロスはとても万能な御出汁

いかがでしたか?

ベジブロスは和風、洋風、中華風どんなお料理にも合わせやすく、普段のお料理に混ぜるだけで手軽に栄養をプラスできるすぐれもの。ほとんどコストがゼロなのもうれしいポイントですね。

ニンジン1本でも、皮やヘタまで栄養を逃さず摂取することで食べ物のありがたみも実感することができます。毎回味や色が違ったものが煮だせるのも楽しいので、ぜひ一度試してみてくださいね。

●ライター/ましゅまま(ママライター)
●モデル/福永桃子

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