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暑い日に食べたい爽やかな食感!「高野豆腐ときゅうりのごまぶっかけ飯」【今日の時短ごはん Vol.15】

  • 2017.7.22
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こんにちは。料理研究家の越野美樹です。蒸し暑い季節ですね、こんなときは余分な水分が体に溜まりやすくなっています。そこで、積極的にとりたいのが、水分を乾燥させて作られた乾物です。

© nutria3000 - Fotolia.com

豆腐を凍らせることで水分を抜いた高野豆腐は地味な存在ですが、下ごしらえや調理の仕方しだいで子どもが喜ぶ一品に仕上がります。

高野豆腐は40〜50℃で戻すのが一般的ですが、熱湯で戻すとプルプルの食感になります。大きめの鍋にたっぷりの水を沸騰させ、高野豆腐を入れてから数分ゆでるだけ。味も染み込みやすくなりますよ。

定番の煮物は、モサモサした食感で食べたがらないお子さんも多いかと思いますが、この戻し方に変えれば、今までの高野豆腐とは違った食感を楽しめます。

プルプルの高野豆腐は唐揚げやステーキにするとお子さんも食べやすくなりますが、今回は、小さくちぎってツナに見立ててみました。コクのある調味料を加え、今が旬のきゅうりと合わせたら食欲がでる味に! きっとお子さんも喜んで食べてくれるはずです。

高野豆腐を買うときは、伝統的に作られたものを選びたいですね。にがりで固めたお豆腐を低温乾燥させた昔ながらの高野豆腐は、食感も味も重曹を使った高野豆腐とはまるで違います。せっかく手作りするのだから、おいしい高野豆腐を選ぶと仕上がりも断然違いますよ。

■「高野豆腐ときゅうりのごまぶっかけ飯」の作り方
調理時間 10分

高野豆腐が、まるでツナのような食感に! 暑い日でも食べられる爽やかな食感のどんぶりです。

レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹

<材料> 2人分
高野豆腐 3枚
きゅうり 1本
塩 2つまみ
水 100cc
薄口しょう油 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
米酢 大さじ1
白すりごま 大さじ1
ご飯 茶わん2杯分
トマト 1/2個

<作り方>
1、鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かし、高野豆腐を入れてふたをし、2分ほど弱火にかける。ざるにあけて水気を切る。

2、きゅうりを薄い輪切りにしてボウルに入れ、塩を加えて和えておく。

3、高野豆腐をちぎって鍋に入れ、水、薄口しょう油を加えて中火にかけ、煮きる。

4、オリーブオイル、米酢、白すりごま、水気をしぼったきゅうりを加えてよく和える。

5、どんぶりにご飯をよそい、4と切ったトマトをのせる。

オリーブオイルと白すりごまのコクで高野豆腐が食べやすくなり、米酢のほんのり感じる酸味で食欲がすすみます。時間がない日に、これひとつで完結できるどんぶりです。

■高野豆腐のごま和えのアレンジ
高野豆腐のごま煮をたっぷり作っておけば、いろいろな料理に活用できます。

・生野菜とあわせてサラダに

しっかりと味がついているから、レタスやトマトにもよく合います。

・冷やし中華のハムの代わりに

良質な植物性たんぱく質が手軽にとれます。

・サンドウィッチの具や、トーストに乗せてオープンサンドにしても
・そうめんや冷やしうどんなどの麺と和えて。コクがありながらさっぱりとした味わいに
・小麦粉をまぶして握り、油で揚げればボリューミーな唐揚げに

うまみたっぷりの高野豆腐の新しい食べ方を、ぜひお試しくださいね。
(越野 美樹)

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