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”う”がつく食べ物なんでもアリ!? 「土用の丑の日」豆知識

  • 2017.7.19
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うなぎ屋に貼られた「本日丑の日」が起源!

1年には春夏秋冬の4つの土用の時期があります。古代中国の陰陽五行説に習い、四季にもそれぞれ、5種類の元素からなる木火土金水の概念を当てはめたところ土が余ったことから、土の季節を設けることになったのです。
この夏の土用に鰻を食べる習慣は古く江戸時代に広まったといわれています。最も有名なものとして、江戸時代の学者・平賀源内が鰻屋さんに助言をして「本日丑の日」と店に張り紙をしたことから、「う」の付く食べ物は夏バテしないと広まったという説があります。

「う」のつく食べ物ならなんでも効果あり?

「う」のつく食べ物は鰻の他にも、スタミナをつけることの出来る馬肉や牛肉、胃に優しいとされるうどんや瓜に梅干しなどもあります。
また「う」は付きませんが、土用のしじみは腹の薬とも考えられているため、しじみの味噌汁も効果的と言われています。

夏の土用にお灸を据えると効果アリ?

夏の土用の時期は、ちょうど夏バテが始まるので体をしっかりと休ませるのが重要です。昔から夏の土用はお灸を据える習慣があるといわれています。
夏の土用の時期は高温多湿なので、汗も蒸発しにくく体温調整が難しくなりますが、お灸が自立神経のバランスの乱れを調整してくれるようです。

「丑湯」で身体を温めると病気にならない?

「丑湯」にはもともと禊の意味があります。滝に打たれる、または海岸に出て潮を浴びれば病気を防ぐなど、土用の丑の日に柿の葉などの薬草を入れたお風呂につかることで病気をしないといわれていました。
夏の暑い時期になると、冷房の効いた部屋で過ごす時間が多くなります。そうすると身体は芯から冷えてしまうので、クーラーで冷え切ってしまった身体を温めるためにも、暑いときこそお風呂で温まることが大切です。
土用の丑の日には鰻を食べるというイメージしか持っていなかった方も、土用の丑の日の豆知識を知ることで印象が変わります。
年によっては夏の土用の期間に丑の日が2回あることもあり、それを通称「二の丑」と呼びます。2017年は土用の丑の日が2回あるので、栄養たっぷりの鰻を食べて夏バテ知らずになりましょう。

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