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冬の寒さから体を守る“衣服”の着用テクニック

  • 2014.12.26
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【ママからのご相談】

今年(2014年)の、例年以上の寒さに驚いています。この寒さのせいで風邪を引いてしまうのではないかと、子どもたちのことが心配です。寒さ対策として、衣類の調節をどのようにしたらいいのでしょうか。

●A. “首”とつく体の部位を中心に温める服装や飲み物で体を温めましょう。

こんにちは。雪国で生活しているフリーライターの桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

気温が低いと感じる時期は、体はしっかり温めないと風邪を引いたりしますのでとても大事なことです。特に抵抗力の弱い子どもや冷え性がある女性は、温めることがとても重要です。

今回は、私も子どもたちも実際に実践している方法を紹介したいと思います。

●温める部位は、“首・手首・足首”

昔から体を温めるには、体の部位に“首”と名のつくところを温めると良いと言われてきました。ただの迷信かと思いきや、実はそうではありません。ちゃんと理にかなった場所なのです。

首という文字のつく場所には、血流やリンパ液の通り道となるリンパ管があったり、細い血管がたくさん集まっている箇所です。ここを温めることで、血液の流れが良くなります。そうすれば、血液やリンパ液が滞ってしまうことがなくなるので、体が指先まで温かくなれます。

レッグウォーマーやアームウォーマー、衣服ならハイネックと下着をうまく組み合わせましょう。

●重ね着のテクニック

「“首”のつく部位を温めることが大切」とお話ししましたが、お子さんの場合は重ね着をさせる際にちょっと工夫をするだけで、温かさが格段に違ってきますので、試していただきたいと思います。

寒いとどうしても上に重ねてしまいがちです。その方が楽ですし、「たくさん着せたから大丈夫」と目から判断することができます。重ね着は大事ですが、下着に注目しましょう。

●下着

首回りをカバーしてくれるタイプの下着(長袖)が役に立ってくれます。これを1枚着るだけでかなりの保温力です。その上にセーターやトレーナーを着られますし、チクチク感を感じることもありません。何より動きやすいので、活発なお子さんでも嫌がることがないでしょう。

そして、何より大事なのが、“お腹を出さないこと”です。下着はパンツにインをすることでお腹が冷やさず、熱を逃がすことがなくなります。ヒートテックなどもおすすめですが、選ぶ場合のポイントは体にフィットしているかどうかです。

●足

靴下も厚手のものが必要ではありますが、足首の上の方までくる長さのものがベストです。

女の子の場合は、タイツやレギンスをはくと思いますが、足首用のウォーマーをプラスすると完璧です。かわいいものも売られていますので、スカートやショートパンツを履く際に活用してみましょう。

●食事の際に温かい飲み物と一緒にとるようにしましょう

体の中から温めることも必要な方法です。冬場に鍋やおでんといった“鍋料理”が多いのはそのせいではないでしょうか。

夕食だけでなく、朝食でも帰宅後でも用意してあげると、冷えた体を温めることができますね。味噌汁やスープなどの汁物は、体の芯から温めてくれますのでおすすめです。

帰宅したときは、ホットミルクやホットココアなどがいいでしょう。どうしても時間のないときは、ホット麦茶でも大丈夫です。朝食時は、できるだけ温かい飲み物を用意するようにしてみましょう。

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お子さんの場合、重ね着を嫌がってしまうことが多いと聞きます。ですが、いつもの下着を変えることで無理に厚着をさせる必要がなくなります。動きづらくて嫌がるようなこともなくなるでしょう。

温かい味噌汁などの飲み物は、体を温めてくれるので、体を動かしやすくもなります。これからの季節、寒さが厳しくなりますので、実践してみていただきたいと思います。

【参考文献】

・『non・no生活基本大百科』集英社・編

(ライタープロフィール)

桜井涼(フリーライター)/新潟県佐渡島出身。親が転勤族だったため、幼少期より引越し・転校を多数経験しました。母親が病弱だったこともあり、「地球が滅亡しても生きていける!」と呼ばれている父の元、家事からサバイバルまでを様々経験してきました(そのワザが震災時に大活躍!)。4人兄弟の長として奮闘してきましたが、現在は、2児の母をしています。妊娠中と出産のハプニングを乗り越え、今はフリーライターとして活動中です!

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