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一生ヒラのつもり? 妻が語る“出世欲ゼロ夫”への本音と対処法

  • 2017.7.13
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最近、出世欲のない男性が増えている……そんな気になる話を耳にしました。

株式会社クロス・マーケティングが行なった「若手社員の出世・昇進意識に関する調査」によると、出世したくない20~30代は6割にものぼるそうです。

しかも、積極的に出世したいと思っているのはほとんどが20代。年を取り、30代になるに従って、出世願望はだんだん薄れていくというデータも出ています。

ということは、結婚して子どもができ、パパとなっても、出世を嫌がる男性がいるのかも……?

そう思ってリサーチすると、案の定出てきました。出世欲がなさすぎる夫に悩んでいるママたちの声!

今回は彼女らのホンネをもとに、出世欲のない夫への対処法を考えていきましょう。

●(1)夫が出世せず、ローンが組めない

『ウチの夫、管理職試験を毎回辞退してくるんです。「出世したところで、仕事は増えるのに給料は増えない。むしろ残業代がつかなくなるから、収入は減ってしまう。出世するメリットが何も感じられない」というのが彼の主張。でも、ヒラのままだとローンがなかなか組めない んですよね。夫がいつまでも出世しないから、ウチはいまだに賃貸住まい。ママ友の間でも肩身が狭くて……』(30代女性/パート/2人のお子さんのママ)

出世することのメリットがないと断言するご主人なんですね。業務負担や収入面だけを見れば、確かにそうなのかもしれません。

しかし、出世して係長や課長、部長などの肩書がつくと、社会的な信用度がグッと上がります。ローンの審査にも、こういった肩書の有無が関係していると言われていますよね。

また、社内で突然の業務改革が行われ、人員が大幅に削減されるとしましょう。平社員と役つきの社員、どちらが先にリストラ対象になるか……答えは明白ですよね。

このように、大きな視点で見れば出世にメリットが全くないとも言いきれません。ご主人がそのあたりをどう考えているのか、一度話し合ったほうがよさそうですね。

●(2)イクメンなのは嬉しいけれど……

『「上司はみんな、仕事ばかりしていて幸せそうに見えない」。ウチの夫の常套句です。責任と労働時間を増やしてまで、仕事に人生をかけるつもりはない。定時に帰って、家族で過ごすほうが幸せだって 。嬉しいやら情けないやら、複雑な気持ちです』(20代女性/主婦/2人のお子さんのママ)

この方のご主人は、毎日定時に退勤し、まっすぐ家に帰ってくるんだそうです。

2人のお子さんをお風呂に入れ、家族みんなで夕食を囲むのがご主人の生きがいとのこと。

正真正銘のイクメンで、話を聞くに羨ましい限り……と思いきや、社内での評価はとても低いそう。収入も入社時からほぼ増えていないのが奥さんの悩みでした。

考えてみれば、家の中でイクメンとして活躍できるのも、子どもが小さいうちだけです。子どもたちが中学生、高校生になり、子育てに手間よりお金がかかってくるころ、家庭のバランスがどうなってしまうのか。一抹の不安はありますね。

●(3)いつまでも現場に出られる?

『出世するとスタッフ管理がメインになる。それがイヤなんだそうです。「俺はずっと現場にいたい。一生現場で働いてたい」って、ちょっと聞く限りはカッコいいかもしれないけど、年をとったときに今と同じ働き方ができるのか 、すごく不安ですね』(30代女性/会社員/ひとりっ子のママ)

おっしゃる通りです。

若いうちはキツい現場仕事も問題なくできるでしょう。長い時間働くことで、収入面をカバーすることだって難しくありません。

でも、40代、50代になったとき、果たして同じように働く体力があるかどうか。もしも体が動かなくなってきたら、現場では「使えない人」扱いになってしまいます。長く勤めてきた場所で厄介払いされてしまうのは、ご主人本人にとってもつらそうですね。

●出世欲がない夫に妻ができること

ここまで、3人のママたちの悩みを紹介してきました。

出世欲のない夫とはどのように接したらいいのでしょうか。独身や子なしならまだしも、子持ちの世帯で生活していることを考えれば、ご主人の姿勢を放置しておくわけにもいきませんよね。

いろいろな方法があるでしょうが、ここではご主人のキャリアプランを一緒に考える ことをおすすめします。

ご主人が、今後のキャリアをどのように設計しているのか。また、一家が問題なく生活していくためには、いつ・どれくらいの収入が必要になってくるのか。具体的な数字を提示し、明確なビジョンを作っていきましょう。

将来設計ができてくれば、ひたすら「出世したくない」と言い続けていたご主人も、「ここまでの昇格はOK」「これ以上はNG」のように態度が変わってくるかもしれません。また、収入を世帯全体で考え、妻が大黒柱を担うという選択肢も出てくるかもしれません。

ただし、出世欲がなくてもプライドはあるのが、男性の難しいところです。ご主人のプライドを傷つけないように、言葉を選んで話をすすめるのが正解です。

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いかがでしたか?

ご主人の出世欲のなさを、ひたすらガマンしたり嘆いたりしているだけでは「良妻」とはいえません。

広い視野を持ち、夫と家庭をうまくプロデュースできるのが、これからの時代のよき妻、よき母なのではないでしょうか。

【参考リンク】
・若手社員の出世・昇進意識に関する調査 |株式会社 クロス・マーケティング(https://www.cross-m.co.jp/news/release/20150826.html)

●文/パピマミ編集部
●モデル/藤沢リキヤ、福永桃子

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