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愛嬌さえあればイイ? 女性たちが職場で憤りを感じた瞬間3選

  • 2017.7.10
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働いていれば、誰もが一度や二度は職場で理不尽な思いをしたことがあるでしょう。一度や二度で済んでいるなら幸せなのかもしれません。

女性にとって働きやすい環境や制度が整っている職場も、まだまだ少ないものです。

そうした環境が整っていない職場で働いていると、どうしても女性であることがネックになってしまうことも多々あります。

そこで今回は、20代〜40代の女性たちから聞いた“女性ならではの職場で憤りを感じた瞬間”についてご紹介します。

●(1)男性のほうが給与が高かった

『同期で同い年の男性と社内恋愛したときのこと。なんとなく給与の話になったとき、彼は私も同じ額だと思っていたらしく、ポロっと金額をしゃべったんです。その金額を聞いてビックリ。私のほうが年収にして50万も低かった んです。仕事はどう考えても私のほうができるのに……! 結局、男女平等には評価されないんですよね』(30代女性/会社員)

評価の基準に疑問を感じること、ありますよね。

同じように働いて同じような成果を出しても、男性だからという理由で女性より評価や給与が高いという話をよく聞きます。

女性の貧困問題を解決する一つの手段としても、男女の収入格差を縮めることは大切なことだと思います。

●(2)「女性だから」という理由で正社員登用を後回しにされた

『契約社員で働いているんですが、ちょっと前に社内の正社員登用試験を受けたんです。同じように契約社員で働いていた同僚の男性も一緒に受けたんですが、そのときに上司から呼び出されて言われた言葉に驚きました。

「今回、実は正社員に昇格させられるのが一人だけなんだ。自分でもわかってると思うんだけど、筆記試験の結果は○○さん(私)が一番できている。でも、○○くん(同期)は男だしね、将来があるから 、今回は○○くんに決めさせてほしいと思ってる」のようなことを言われたんです。

じゃあ筆記試験を受けた意味ないし、女の私には将来がないってこと? って言いたくなりました。入社したときからずっと上司に「○○さんは頭がいいし仕事ができるし、ぜひ正社員になってほしい」と言われていたのに。好きな仕事なので揉めて居心地が悪くなるのも嫌だったので「わかりました」と答えましたが、正直納得はいっていません』(20代女性/会社員)

期待をかけられ、正社員登用確実と思っていたのに、性別を理由に後回しにされてしまったというのはつらいですね。

自分より能力が低いにも関わらず男性のほうが優遇されている、という状況を経験したことがある人は多そうです。

私も、「○○くんは男だから、いろいろ背負うものがあるんだよ。あなたは女性だから、家庭を支えていく必要ないでしょ」と以前勤めていた会社で言われたことがあります。

そんな理由で納得させることができると思っている上司や会社にも腹が立ちますね。普通に男女差別だと思います。

●(3)「女は仕事ができなくても愛嬌があればいい」と言われた

『新卒で広告制作会社に入社したときのことなんですが、いつもニコニコしていてとても愛想のいい先輩がいたんです。ただ、彼女は仕事がすごくできなくて……。伝えたこともすぐ忘れちゃうし、ミスも多くてクライアントさんからしょっちゅうクレームが来ていました。

先輩がミスすると私の仕事にももろに響いて迷惑なので、先輩がやるべき最終確認作業を私がしたり、むしろ私のほうが先輩のような立場で仕事をしていました。でも、自分の仕事と先輩の仕事をこなしていくのが精神的にも肉体的にもキツくなってしまって、上司(男性です)に相談したんです。

そしたら上司から、「女の子はね、仕事ができなくても愛嬌があればいい んだよ。周りがカバーしてくれるから。キミもそんなに張りつめて頑張らなくてもいいよ。眉間にシワ寄せてるより笑顔でいてよ。むしろ女性社員は笑顔でニコニコしてるのが仕事 なんだから」って言われたんですよ! 呆れましたね。この職場は私には向いてないなと思って、すぐ転職しました』(40代女性/会社員)

これは今の時代ならセクハラになるのではないかと思います……。

もしかしたら、上司が一番伝えたかったのは、「そんなに張りつめて頑張らなくてもいい」という部分かもしれません。頑張りすぎたら体に悪いから、ほどほどにね、という意味で。でも、その前後の女性蔑視とも取れるような発言はいけませんね。

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いかがでしたか?

どれも、「まあ、私はそのうち結婚して仕事辞めるし、いっか」と考えられる人であれば、大した問題に感じないことかもしれません。

しかし、バリバリ働きたい、しっかり働いてそれに見合った評価をされたい、仕事をずっと続けたい、と願う女性にとっては大きな問題です。働くモチベーションを大いに低下させてしまいかねません。

50代以上の男性にとっては、女性は「結婚したり子どもができたりしたら会社を辞めて行くもの」「仕事より家庭を優先するもの」「男性に養ってもらうもの」というイメージがあるのかもしれません。

でもそれはもはや昔の話。専業主婦家庭が減った今の時代、その考え方で女性に接していると、どんどん時代遅れな会社になっていってしまうでしょう。

女性の力を存分に生かして働いてほしいと願うのであれば、男女関係なく、能力で正当な評価をしていってあげてほしいなと思います。

●文/パピマミ編集部
●モデル/ゆみ

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