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現役パイロットも絶賛! 家族旅行におすすめの国内&海外スポット3選

  • 2017.7.5
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こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

香港という巨大なハブ空港を抱える場所に滞在しているせいか、知り合う人に航空関係者が多く、常々羨ましく思っています。

何せ、彼らは社内割引を利用して世界中を旅できるから。家族持ちとなったママパパ友たちもまだまだ現役アテンダントやパイロットとして空を飛んでいます。

そして、休暇時には家族連れで世界中を旅するだけあって、世界も日本も知り尽くしています。そんな彼らにお勧めスポットを紹介してもらいました。

●(1)日本~東北震災地で日本の底力と優しさを知る

14歳から18歳までの3女のママIさん(48歳)は元アテンダント。Iさんが子連れ家族旅行に「一押し!」と教えてくれたのが、日本の東北。

その理由は『日本の伝統と日本の自然、それと何より日本の持つ底力を感じ取れるから』とのこと。

海外生活が長いからこそ、外から見る日本の姿に心を痛めることも多いというIさんは、3年前の夏、子どもたちと一緒に東北の仙台・気仙沼・石巻を10日間かけて廻ったそうです。

そう、震災地です。実際の被害地を目にして話を聞いたとき、大人も子どもも最初はショックで言葉を失ったそうです。

でも、そこに泊まって食べて買い物をする中で復興の力強さも知り、日本という国の底力と優しさを感じ取ることができたと言います。

『特に子どもたちは、日本人であることに誇りを持つようになった 』とはIさんの言葉。

それ以来、子どもたちは毎年震災の日が近づくと、通うインター校でさまざまなドネーション(寄付)を募るイベントを行っているそうです。

●(2)タイ~酷暑のチェンマイ山中で保護象と体当たりのふれ合い

10歳から17歳までの1男2女のパパTさん(45歳)は現役パイロット。その特権を生かして、子どもたちも世界各地に気軽に出かけています。

そんなTさんのおすすめスポットはタイのチェンマイ。チェンマイ市街から車で2時間ほど山に入ると、そこにはアジアンジャングルが広がります。

そしてそこには象たちの施設が点在しているのです。タイでは古くから象は神の使いであると同時に労働力でした。

でも近年になって急減にその需要が減り、“無職”状態の象が増えているそうです。

『象たちに与えられた新しい仕事の一つが、トレッキングバディ なんだ』とTさんが教えてくれます。

Tさんたち家族は、象使いと象とが暮らす集落を訪ね、そこで象使いからタイにおける象と人の歴史、そして象との接し方を学び、実際に象にまたがって川へ山へと分け入るトレッキングを体験しました。

『アジアゾウとはいえ、体長は2m。その裸の背に跨るなんて体験、そうそうできないだろ?』と笑い、『象たちが子どもを背に乗せたままぐんぐんと茶色い川に入っていくのを見て、さすがに「おいおい、大丈夫か?」と心配になったけど』、子どもたちは象の鼻シャワーを浴びて大はしゃぎだったそうです。

『タイの物価からしたら安いアクティビティではないけど、それが職を失った象と象使いたちの伝統的な生活を守ることにつながるなら良し。さらに子どもたちにとってもいい社会実地体験だと思わないか?』と真っ黒に日焼けした笑顔で逆に問いかけられました。確かに!

●(3)アメリカ~ニューヨークでミュージアムとミュージカルをハシゴ

4歳男児と2歳女児のママMさん(36歳)は、『子どもがまだ小さいならニューヨークでのミュージアム巡りがすごく楽しいはず』といいます。

おすすめのNo1はみんなのうたでも知られる『メトロポリタン美術館』とのこと。

『まずは歌で予習をして、関連スポットを見つけよう! 的なノリで行くと楽しいわよ』とアドバイスをくれました。

続いては、『アメリカ自然史博物館』にマンモスを見に行き、さらに隣接の『ローズ宇宙センター』でプラネタリウムとIMAXを堪能すれば、子どもたちに「ミュージアムっておもしろい!」としっかり刷り込みが入るそうです。

男の子なら実際に使われた空母がそのままミュージアム化している『イントレピッド海上航空宇宙博物館』も気に入るはずと付け加えてくれました。

ミュージアムはどちらかというと小学生以上の子ども向けだと思い込みがちですが、小さい子の方が不思議なものや大きなものを見たときの感動は大きいかも。

そして、幼児期にミュージアム通いをしたかどうかで、成長後のミュージアム好き度に大きく影響が出る とか。これには、Mさんだけでなく、一緒に話を聞いたIさんとTさんも「うんうん」と頷いていました。

●まとめとして

3人のママパパはいろんな場所を紹介してくれましたが、今回は一般的に子連れ旅行におすすめだとされているスポットはあえて外しました。

「え、本当に子連れで楽しめるの?」と思ってしまうような場所で、でも実際に楽しめた場所、話に聞いて楽しそうと思える場所を3か所ピックアップしました。

いかがでしょうか? ぜひ次の家族旅行の参考にしてみてくださいね。

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
●モデル/藤本順子(風悟くん)

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