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負担でしかない? 子ども会役員の仕事内容とうまく乗り切るコツ

  • 2017.7.5
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こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

小学校の校区ごとに作られている自治体の中に子ども会はあります。子どもの健全育成のために作られている組織です。年中行事などを主な活動としています。

すごく立派な会ではありますが、家事や育児に仕事、学校行事への参加などがあるので負担になっているのが現状のようです。

少子化のため、子ども会の何らかの役員をしなくてはいけないこともあるでしょう。自分に役員の仕事が回ってきたときにうまく乗り切る方法 などをご紹介したいと思います。

●子ども会役員の仕事とは?

子ども会役員にはさまざまな役職 があります。実際にどのような仕事をするのか詳しく見ていきましょう。

・会長……行事の企画運営・会議の議事進行など
・副会長……会長の補佐・下準備など
・書記……会議の内容をノートに記載
・会計……会費の回収、行事ごとにかかった費用を帳簿に記載、銀行での入出金など
・監査……会計帳簿が正しく記載されているか、領収書との食い違いなどがないかを確認

これ以外の仕事として、企画準備(会場確保・当日準備・後片付け・必要物の発注など)や資料配付、行事への参加などがあります。

●実話:子ども会役員の苦労話

過去に、子ども会役員をやって苦労した話を教えてもらいました。

『うちの町内では、1年ごとに会長を交代で回しています。自分の番になったときはまったくの初めてで、会議開催の連絡ミスや、会計との連携がうまくいかず購入物のお金を準備していなかったために一時立て替えをすることになるということもありました』(会長を1年経験/40代男性/会社員)

『子どもが4年生のときから副会長を2年やりました。少子化で子ども会に入っている人数が少なかったので、学年が高くなるとほぼ自動的に何らかの役員をしなくてはなりません。仕事と家事育児を両立させるので精一杯だったのに、子ども会まで背負う形でやりました。

会長と副会長で、企画運営や下準備などほぼ全てをやらなくてはならなかったので大変でした。その中でも夏のキャンプが一番大変でした。私は素人だったので、うまくできなくててんてこ舞いでした』(副会長を2年経験/30代女性/パート勤務)

『子どもが少ないので、半ば強引にやらされた感じです。会計は銀行で必要な経費を準備しなくてはならなかったため、会社の昼休みなどを利用せざるを得ませんでした。その上、休日に子ども会の集金に回ったり、帳簿をつけたりとほとんど休みがなかったように思います』(会計を1年経験/40代男性/会社員)

●うまく乗り切る方法

私も子ども会に携わったことがあります。役員とまではいきませんが、会長補佐や指導係という一般の保護者と役員のあいだのような立ち位置でした。

そのときのことや、今回お話をしてくださった方からの助言の中から、“乗り切るための方法”ではないかと気づいた点を挙げたいと思います。

・役員の引き継ぎを密にする(さらっとではなく、行事ごとに成功失敗ポイントを聞く)
・行事の段取りは、役員にそれぞれ振り分ける(会長になると負担が大きいので、役員に少しずつ振り分けるといいでしょう)
・必要なことや費用は、担当役員と早めに話をつけておく (相手の都合があるため)
・グループLINEなどを利用して、やり取りを残しておく
・行事に参加した一般保護者にも後片付けや運ぶ物などを指示して手伝ってもらう

役員同士、仕事や家庭を持っていますので、「早めに動くこと」や「役員同士のやり取りを密にする」などは協力し合えると思います。

●おわりに

子ども会と聞くと嫌なイメージしかないかもしれません。しかし、今回紹介させていただいた乗り切り術を使ったら、苦労が半減するのではないでしょうか。

「役員だから何でもやらなければならない」とか「一般保護者にお願いするのは無理」などという固定観念に縛らずにやってみたらどうでしょう。

意外とさくっとできるかもしれません。

私自身、子ども会に7年以上関わっています。苦労したこともたくさんありますし、人間関係で悩んだこともありました。

でも、乗り切るためにあれこれしてきたことがうまくいっているから続けられたと思っています。

【参考リンク】
・公益社団法人 全国子ども会連合会(http://www.kodomo-kai.or.jp/)

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)
●モデル/藤本順子(風悟くん)

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