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京都人のソウルフード!?「志津屋」の2大名物、カルネ&元祖ビーフカツサンド

  • 2017.6.30
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昭和23年創業の京都市内を中心に23店舗を運営する庶民派ベーカリー「志津屋」。駅ナカにも店を展開しており、京都に暮らす人で「食べたことがない」という人はいないかも。そんな京都人にとって馴染み深いベーカリー「志津屋」の2大名物を紹介します。

創業60余年。京都で愛され続けてきた老舗ベーカリー

昭和23年に創業した「志津屋」は、京都に22店舗、大阪に1店舗を展開するベーカリー。駅ナカをはじめ、京都市内には特に多くの店舗があり、京都の人々にとっては馴染み深い存在です。

志津屋のパンは、いずれもボリュームたっぷりでリーズナブル。添加物や着色料をできる限り控えており、小さな子どもからお年寄りまで、安心して食べられるパンがずらりと並んでいます。

創業者は、堀誠(ほりまこと)さん。「志津屋」という店名は、奥様のお名前、「志津子」さんから。ハイカラなものが好きだったという創業者が、戦後まもない京都で「これからはパンだ!」と愛妻とともに立ち上げたお店です。

揚げたてのオーダーもできる「元祖ビーフカツサンド」

60年以上の歴史を持つ「志津屋」で、創業以来の伝統の味といえば「元祖ビーフカツサンド」。ボリューム満点のビーフカツは、時間をおいても固くならないように、と揚げすぎに注意しています。最後は余熱を使うのがポイントだそう。ほどよく上がったカツは、焼いて特製ソースを塗ったパンにアツアツのままサンドされます。
この甘辛い特製ソースが絶品! ブレンドの詳細はヒミツですが、創業時から変わらぬ製法と味わいが受け継がれています。

「志津屋」の路面店の多くは、サンドイッチ類は店内で作っています。ですから、揚げたてのビーフカツサンドを食べたいときには、スタッフにその旨を伝えましょう。冷めても、パンとカツがしっとりと馴染んでおいしいのですが、ジューシーな揚げたてもまた美味。ぜひ一度、食べてみてくださいね。

全店を通して1番人気を誇る「カルネ」

1日で1万2000人が利用するという「志津屋」全店を通して、もっとも人気のある商品といえば「カルネ」です。1日に5000〜6000個販売されるそうですから、お客さんの2人にひとりは購入している計算になりますね。
この「カルネ」は、初代社長がドイツ・ミュンヘン駅構内で出会ったカイザーロールをモデルにしたサンドウィッチで、丸いフランスパン生地に、ボンレスハムとオニオンスライスをサンドしたシンプルを極めた一品。志津屋オリジナルのまろやかなマーガリンが食欲をそそります。

おすすめの食べ方は、少し温めて食べること。マーガリンの風味が一段と増し、香り高い一品に変身します。
ほかに、黒こしょうがピリリときいた「ペッパーカルネ」、チェダーチーズをプラスした「チーズカルネ」もありますよ。

何度訪れても楽しめる。 毎月、新商品が登場!

京都の人々に愛される「志津屋」ですが、それには理由があります。それは、いつ訪れても、どの店舗をたずねても新しい味が楽しめること。パンのラインナップは全部で70〜80種ありますが、お店の立地や客層などに合わせて並べるものは変わります。同じ「志津屋」を訪れても、店舗ごとに違うパンを楽しめますね。

そして、新商品は毎月登場!新商品のアイデアは、若手職人たちによるものも多いそう。初夏に登場した甘夏ブランは、爽やかなレモングレーズが冷やしても美味しいと評判。今後も店頭に並んでいくそうですよ。

さまざまなパンを手軽に楽しむことのできる「志津屋」。京都を訪れたら、ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。

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