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【女子のばんそうこう】「年齢斬り」の呪いにかかるな! 〜女の価値は誰が決めるの?〜

  • 2017.6.29
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「は?これ昭和の記事…?」

炎上→削除→謝罪文となった某美容雑誌web版の「女の市場価値はいくつまで?」という記事を読んで思わずひとりごとが出た。

「男性に聞きました!ブスな22歳、普通の27歳、美人の33歳、つきあうならどれ?ではブスな27歳、美人の38歳ではどう?ほーら30超えたらヤバいですよ」って…何から何まで意地悪すぎるなあ。実際にはこんな選び方も選ばれ方もしないんだからあまりに無意味な質問だ。

平成になってから29年も経つってのになぜいまだに「女の価値=年齢」を拡声器で叫んで女性をムダに脅かす人が後を絶たないんだろう。

確かに「若い」ということはそれだけで大きな魅力であり価値のひとつだと思う。

また出産やその先の人生設計を考えたい場合は年齢を指針にしていいし、合コン・婚活パーティー・結婚相談所で候補男性を広く多く確保したい場合なら若い方が何かと強みが多いだろう。

ただそれはあくまで「私」の考えで決めることであって、「私」の未来に何の責任も取ってくれない上に「私」の人生や魅力を何ひとつ知らない人たちにジャッジされることじゃない。

女子よ…親切を装った「年齢斬り」に引きずられないように!

36歳の時に29歳の男とつきあい始め39歳でその男と結婚した私の暮らす世界がおかしいのか…?いやそんなことはない。

みんなー!「若い女が大好きで35超えた女は重い」って男も多いかもだが「むしろ年齢を経た女の方が好き♡」な男も予想以上にいるぞーーマジで!

年齢基準の生き方や若さの呪いにひきずられる道を選ぶとその先は地獄。

だって年齢は減らない。毎年増えてく。昔ウイスキーのCMに「時は流れない。それは積み重なる」って名コピーがあったけどそれと同じ。(同じか?)この先ずっと年齢を気にし続け、すべての「できない理由」を年齢のせいにするようになっちゃうよ。

私は40代だけど、同年代には「私すっかりおばさんだから」という枕言葉を必ずつけちゃうタイプと、特に年齢気にしてないタイプの二通りがいる。そして明らかに後者の方が色んなことに挑戦してるし俄然若々しい。前者の見た目が老けてるわけじゃない。ただ、その言葉を連発すること自体が彼女を猛烈におばさんぽく見せてるのだ。きっと今も昔も年齢に基準を置いてしまう人なんだろうな…と残念に思う。

「逃げ恥」でも石田ゆり子(ドラマでは49歳設定)が20代半ばの女子(若さに絶対的価値を置く人)にこう言ってたじゃないか。

「今あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ。自分がバカにしていたものに自分がなる。それって、辛いんじゃないかな。

私たちの周りにはね、たくさんの呪いがあるの。あなたが感じているのもそのひとつ。自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまいなさい」

そう、逃げろ逃げろ。年齢の呪いからは、自由になれ。

恋愛も結婚も、就職活動やオーディションとは違う。「シンデレラ」のお妃選びじゃないんだ。大勢の中から勝ち残り、条件面で有利に立ち、横のライバルを蹴落としてクライアント(または王子)に選んでもらうわけじゃない。

自分だけの魅力をその手に持って、

自分が魅力的に感じた誰かを、選ぶんだよ。

 

そしてその魅力の価値は、市場が決めるんじゃねえんだ。

自分が決めるんだよ。

市場(そもそも市場って何だよ中央卸売市場かっつの女は家畜じゃないんだよーだ)が認めなくても全然いいんだ。

あなたがいくつであろうと、そんなことにこだわらなければ、魅力は毎年きちんと生まれてくるよ。

そして年を重ねるって、実は「意外とイイ」んですよ。

それについてはまた、今度。

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