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シンプルで豊かなライフスタイルが手に入る!ギャラリーのような和の空間の魅力をご紹介☆

  • 2017.6.27
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最近では家のコーディネートをする際に、「丁寧に暮らす」や「自分と向き合う時間」など、物質面よりもメンタル面に意識を向けたシンプルな空間づくりにも注目されています。私達の文化である「和」というスタイルにも今一度スポットが当てられ、新しく手を加えて、懐かしさと新しさをうまく共存させる魅力的な空間が多く生まれています!今回はそんな和の空間の魅力をご紹介します。

懐かしいのに新しい、気になる和のスタイルとは?

日本家屋をリノベーション!素材を活かしたシンプルな空間

壁も床もドアも全て白で統一された明るい空間。同じ白色でも長年使われた素材感がそれぞれ異なった表情を出し、豊かさを感じます。黄色いイスと花瓶に飾られたミモザの花がアクセントになっています。 

伝統的な木の家には木組みを室内に現す作り方があります。その工法ならではの形状がそのまま上手く活かされています。ドアや木組みを塗り替えることで新たな魅力ある空間に生まれ変わっています。

ピンと角の出た美しいカウンターと、その上に均等に整列した照明。緊張感がありつつ温かみのある空間に仕上がっています。古材そのままの梁を現しており、迫力のある木の力強さが伝わってきます。壁の一部をライトブルーに塗りアクセントにしているのも素敵ですね。 

きれいに塗られた真っ白い壁がアンティークの床材の表情を浮かび上がらせます。窓枠や天井をそのまま残し、新旧がミックスされた魅力ある空間です。 

静けさのある土間の空気感

土間はその耐水性や清掃性から、多様な目的のスペースに使用されています。フローリングの木の温かさとは違い、モルタルならではの静けさのある整然とした空間づくりをすることが出来ます。 

シンプルな空間ほど、それぞれの個性が活きてきます。こちらのコーナーはモルタルならではの空気感が出ています。白い壁に伸びる光も引き立ち、静かで豊かな時間が流れています。 

壁や柱はクールなモノトーンで統一し、そこに温かみのある木製の家具を配置しています。脚元が軽いデザインの家具をセレクトしたことで、床がよりに広く見えモルタルの静けさを引き立てます。 

土間スペースに置かれたアンティークのミシン台。棚でありながら時を刻んだ1つの作品のようです。あえて洋風のカーペットを敷き、和洋ミックスのスタイルに仕上げているところもセンス抜群です! 

「間」がポイント!ギャラリーのような収納&ディスプレイ

1つ1つの物を丁寧に扱う気持ちは、並べ方や収納の仕方から伝わってきます。物と物の間に一定の「間」をつくることで形状や素材が引き立ち、まるで作品のように見せる工夫ができます。昔ながらのデザインの掃除道具もこのような収納にすることで、愛着が湧いてきて丁寧な暮らしが出来そうですね。 

食器も間を空けて収納することでギャラリーのように見えてきます。毎日の食器選びから盛り付け方まで、その時間を楽しんで過ごしたくなります。 

職人の腕によって作られた美しい鋳物の器具は古材の棚に。長く使える物を長い時を刻んだ棚にしつらえる。使い込むほどに風合いが増し、愛着が深まりそうです。 

上部の棚に器具や食器が間を空けて並べられていますね。輪郭が際立ち、それぞれが主役になる佇まいになっています。 

ちょこんと並ぶテーブルを彩る小さな役者たち。木の角材の花器の素朴さと野の花の組み合わせが微笑ましくなる飾り方です。 

魅せる光の演出

光はとても重要な存在です。光の当て方、影の出し方一つで、何倍も素敵に魅せることができるからです。シンプルな空間こそ、ただ部屋を明るくする光ではなく「魅せる光」のドラマチックな演出が引き立ちます。 

トイレの素敵な照明事例です。照明は部屋の用途に合わせて必要な明るさがあります。ここでは必要最小限の光を、あえて低い位置に設置しています。低い位置に光がある空間は落ち着きのある雰囲気を作り上げます。 

下から上に広がるアッパーライトの手法は空間をドラマチックに魅せてくれる効果があります。壁に伸びる木の影の演出が素敵です。

表情豊かな木の素材の魅力

和の家に欠かせない木の素材。加工方法によっても様々な表情を見せてくれます。こちらは日本の伝統的な技法の「なぐり」加工です。道具の痕跡が残り、足触りから心地良さが伝わるフローリングです。 

樹種により木目の模様や色が違う特徴を活かしたミックス張りの壁です。どれも違ってどれも良いですね。年月を経ることで色味も変化していきます。 

木を加工して作られている取手です。よく手に触れる場所に木の素材を使うことで、何気ない動作からも温かみが伝わってくるのがいいですね。 

こちらはろくろで木を削り出したランプシェードです。その薄さは職人技が光る作品です。木目を通して柔らかく広がる光が、空間を優しく照らしてくれます。 

まとめ

「和」という日本の伝統的なスタイルがベースにありながらも、そこに厳しいルールはありません。大切なのは、古いものも新しいものも、自分の目線で大切にしたいものを丁寧にしつらえるということです。ギャラリーのような佇まいの空間で豊かなライフスタイルを送ってみませんか? 

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