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野菜の千切りでフルコースしちゃう? スープ、ガレット「千切り」レシピ集

  • 2017.6.3
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© Boris Ryzhkov - Fotolia.com

野菜を千切りにしてから調理すれば、火が通りやすくなります。包丁では少し手間だけど、道具を使えばカンタン! そこで、時短になるうえに食べやすい、千切りレシピを紹介します。切り方を変えるだけで見た目だけでなく食感も変わって、手軽にレパートリーが増やせて便利ですよ。

■じゃがいもをおしゃれにアレンジ

© ALF photo - Fotolia.com

じゃがいもは火が通りにくい食材ですが、千切りにすることで手軽に調理できます。子どもに大人気のフライドポテトにすれば、カリカリの食感を楽しめますよね。

もちろん、そのまま炒めてもおいしいけれど、おすすめは「ガレット」。香ばしさがたまらないし、おもてなしにも最適な一品になります。
<じゃがいものガレット 材料>
・じゃがいも(1人あたり1個が目安)
・塩、コショウ、油
・スライスチーズ

<作り方>
1、細切りにしたじゃがいもに塩、コショウ(適量)を混ぜる
じゃがいもは水にさらさなくて大丈夫です。
2、たっぷりの油をフライパンで熱し、1の半分の量を薄く広げる
3、その上にスライスチーズをちぎってのせて、残りのじゃがいもをさらに重ねる
ピザ用チーズを使用してもOKです。
4、ヘラで全体を押し付けるようにして中火で焼き、じゃがいもが透明になってきたら裏面を焼く
じゃがいもをフライパンに広げるときは、隙間ができないようにするのがポイント。ヘラで形を整えると、崩れにくくなります。チーズは焼く前にまぜてしまっても大丈夫。量はスライスチーズなら1~2枚程度が目安ですが、好みに合わせて増やしてもOKです。

ハムやベーコンなどの肉類や、ニンジンなどの細切り野菜をプラスすると、彩りもよくてボリューム満点! 具材を追加するときは、つなぎとして小麦粉を少し入れると崩れにくくなります。

■食感や彩りがいいスープ料理

千切り野菜は、フランス語で「ジュリエンヌ」といいます。これをスープにしたものがスープジュリエンヌ。おしゃれな名前の料理ですが、作り方はとても簡単です。
<スープジュリエンヌの作り方>
1、野菜を千切りにする
2、千切りにした野菜をバターで炒めたら、そこにコンソメスープをくわえる
3、仕上げに塩・コショウで味を整える
野菜はお好みで、家にある材料で作ることができます。一般的には、玉ねぎ、ニンジン、ピーマン、セロリ、じゃがいもを使うことが多いみたいです。肉を加えないスープですが、家庭ではハムなどを加えてもおいしくなります。

野菜のうまみをいかすためにも、アクはしっかり取ってください。煮込みすぎると食感が失われてしまうので注意が必要。食材の細さを統一すると火を通しやすく、見栄えもよくなります。

コンソメのかわりにチキンスープを使ってもOKです。シンプルな味付けが合います。

■大根&にんじんの千切りレシピ

大根の千切りといえば刺身のつまですが、これにドレッシングをかければサラダに早変わり。このように、味付けを変えるだけで印象が変わることを覚えておくと、アレンジの幅が広がります。

大根の千切りは、「大根もち」にもアレンジ可能です。
<大根もちの作り方>
1、大根をさっと下ゆでしたら軽く水気を切る
2、1にかたくり粉と小麦粉をまぶす
粉の割合は1:1が目安で、これがタネになります。
3、大根の水分に合わせて、全体がドロッとするまで水をくわえる
お好み焼きの生地のゆるさが目安です。
これに桜エビやネギ、シソ、かつお節をくわえると、モチモチ&香ばしい仕上がりに。タネがゆるくなっても、粉を少し増やしたり、かつお節などの乾物で調整したりできるので、きっちりと計量しなくても大丈夫です。

にんじんの千切りは塩でもんでから、フレンチドレッシングと合わせてラペ風に。ただあえるだけでもいいですが、30分ほど置くとドレッシングの味がなじんで食べやすくなります。

にんじんの千切りを卵と一緒にいためると、沖縄の郷土料理「にんじんしりしり」になります。塩だけのシンプルな味付けで、にんじんの甘さを存分に堪能できるメニューです。

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ガレットにスープにサラダと、フルコースが作れるほど、千切りはさまざまな料理に応用可能です。ピーラーなどの道具を使えばお手伝いにも最適ですし、そのまま冷凍できる食材を選んで、週末に子どもと一緒にまとめて作るのもおすすめ。自分で切ったものが食卓に並べば、野菜がもっと好きになるかも!
(藤井蒼)

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