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村上虹郎 ライバルは染谷将太、菅田将暉と…意外なあの人

  • 2017.5.30
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村上虹郎 ライバルは染谷将太、菅田将暉と…意外なあの人

様々なドラマや映画に出演し、映画『武曲MUKOKU』では剣の天才・羽田融役で、独特の存在感を放つ俳優・村上虹郎さん。そんな村上さん、実は過去に音楽をやりたかったこともあるのだとか。インタビューで素顔に迫りました。

――音楽をやりたかった、という話を聞いたことがありますが。
村上:音楽は…こんなこと言うと失礼に聞こえてしまうかもしれないですが、いつでもできると思ったんです。家でひとりでやることもできるし。でも、映画はたくさんの人が関わっていますから、そうはいかない。それに、その時の僕が残るから、その時にしかできないことで、それが面白いかなって思ったんです。美意識とか自意識とかが高いんで、恥ずかしいな、悔しいなって気持ちもありましたけど。もっと言うと、音楽は仲間がいないとやりたくない。僕が音楽を始めたのは、母親の影響はまったくなく、学校の同級生がゆずとかGReeeeNとかを弾いているのを見て楽しそうだなと思ったところから入っている。自分にとって音楽は、仲間がいて、一緒に上手くなったりできることが大事なんですよね。
――『武曲』の羽田は、自分の世界を持っている人ですよね。そこに村上さんと共通点を感じるのですが…。
村上:目指すべきところではあります。ただ、もっと人とは関わりたいし、人から学びたいとも思いますよ。
――現時点で、自分で仕事を選ぶことっていうのもありますか?
村上:こういうことをしたいなっていう方向性は自分で考えていたりしますが、選ぶことはないです。いまは、SNSがあって、直接監督とかと繋がることができますから。以前は、飲み屋で会って、意見交換するってことだったと思うんです。そういう付き合いは、いまのSNSに比べて広くはないけれど、もっと重かったとは思うんですよね。人と人とが同じ空間を分かち合って、触れていなくても場を介して刺激し合う…そういう対峙みたいなことに憧れるんですよね。五感で感じ合うみたいな。
――生まれた時から携帯電話もメールも当たり前にある世代ですが、アナログなものへの憧れのようなものがあるんでしょうか。
村上:レコードもカセットも家にありましたし、僕はカセットで音楽を聴いていたことあって、同世代の感覚とはちょっと違うと思います。僕…シャイで、人と関わるのが苦手だったので、メールとかチャットとかしてましたよ。LINEとか便利だなと思いますし。でも、どっかのタイミングで、やっぱり直接話すって大事だなって気づいたんです。

――では、共演者とごはんに行くこともあるんですか?
村上:そういうのはあまり得意ではないんです。本当に信用している数少ない人間と、よっぽど行きたかったら、自分から誘います。
――その時のノリで、行こうか、というのはない?
村上:まあ、その時の事情もあるので、行く時もあります(笑)。
――監督から誘われたとしたら、行きますか?
村上:監督とは行きたいですね。でも俺、結構斜に構えてしまって、現場でも必要な話しかできないんです。監督とすごい年齢が離れているっていうのもありますけど。
――学園ドラマもやっていますし、同世代の俳優同士で食事、みたいなことはなかったんですか?
村上:あの時は、同世代っていっても皆、芸能生活が長い人ばかりで、馴染めなかったんで(笑)。
――同世代の俳優をライバル視することはありますか?
村上:ちょっと上の染谷(将太)さんとか菅田(将暉)さんとかにはあります。でもそれは世代は関係ないですね。もっと上の…勝新太郎さんとかにもありますし。
――勝新太郎さんですか!? それは…上手くて悔しい、とか?
村上:上手いとかより、作品ですかね。皆さん、すでに残してきている作品があるんです。死んでも、作品は100年200年跨いで残るものですから。僕は、まだまだです。
――代表作と呼べるようなものがやれたかどうか?
村上:自分自身がそう思えるものがやれたかどうか、ってことですかね。それが世の中の声と合致したらもっといいですけど。
――この先の目標はそこですか?
村上:やるからには歴史に残りたいです。理想を言えば、他の人のやったことのないレシピでそれができたらいいですよね。

むらかみ・にじろう 1997年生まれ、東京都出身。2014年の映画『2つ目の窓』で主演しデビュー。以降、数々の映画やドラマ、舞台に出演。今秋には、『二度めの夏、二度と会えない君』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『Amy said』と出演映画の公開が相次ぐ。現在、出演CM「LIFULLスタート『母から息子へ』」篇がOA中。
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※『anan』2017年5月31日号より。写真・網中健太 スタイリスト・松田稜平(PERIMETRON)ヘア&メイク・TAKAI インタビュー、文・望月リサ
(by anan編集部)

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