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初夏にぴったり♪ドロップみたいな涼しげアクセサリー「Ryu Kyu Iro」

  • 2017.5.30
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一日の気分を少なからず左右する耳元のアクセサリー。日差しがまぶしくなるこれからの季節には、ガラスのピアスやイヤリングはいかがですか。雨の日には気分を上げてくれそうな、夏にぴったりの「Ryu Kyu Iro」をご紹介します。

琉球ガラスのかけらを集めて

沖縄料理屋さんのグラスやおみやげものとして目にする機会の多い琉球ガラス。その始まりは、明治の中頃と言われています。戦後は、駐留米軍が使用したコーラやビールなどの色付きガラス瓶を再生して生産が再開。現在では、再生ガラスと原料ガラスを利用した2つのものに分けられます。1998年には、沖縄県の伝統工芸品に認定されました。
ガラス特有の冷たい感じはなく、ぽってりとした厚みや炭酸水のような気泡も味わいのうち。Ryu Kyu Iroは、そんな琉球ガラスのかけらを集め、独自の技術で一度熱して溶かしたガラスを板状にしてからカットしています。

絶えず違った表情を見せる自然を生かしたデザイン

デザインを手掛けたのは、地場産業のディレクションに力を入れる辰野しずかさんです。これまでファッション小物や生活雑貨、家具などのデザインを手掛けてきた実力派です。
辰野さんは沖縄の地に赴き、絶えず違った表情を見せる美しい海と森に出合いました。そんな自身が体感した自然をデザインに生かし、琉球ガラスの持つ魅力を引き出したいと思ったそうです。
「風景を切り取ったようなガラスのグラデーションが映えるよう、形はシンプルにしています。身に付けた人が、沖縄で感じる心地よい自然をどこかで感じてくれたら良いなと思います」と、辰野さん。

柔らかな風をまとったようなブラスト加工

Ryu Kyu Iroにはピアスとイヤリングがありますが、形はそれぞれ、正方形の「スクエアM」、長方形の「スクエアL」、丸い形の「サークル」の3タイプです。
よく見てみると、どの商品の上半分にも、すりガラスのようなブラスト加工が施されていることがわかります。
「少しシャープな印象のガラスに柔らかな風をまとわせて、本来その土地が持っている優しい空気感が出るように工夫しました。また、質感に奥行きを持たせる効果もあります」(辰野さん)。

POP UPストアがオープン

梅雨時の気分まで明るくしてくれそうなRyu Kyu Iro。ひと足先に身に付けた人たちからは、「外で太陽の光を浴びることで、アクセサリーも自分も輝く感じがする」「心が軽くなって、積極的に出掛けたくなります」といった声が寄せられています。
アイテム展開は、海のような深いブルー、光を浴びて輝く森を連想するグリーンの2色ですが、最大の魅力は、その2つの色が重なり合ったマーブルの部分。作り手の意図や技術を超えた色や模様が生まれるのも、琉球ガラスの魅力の一つではないでしょうか。同じものは2つとないからこそ、手に取ってお気に入りを選びたいですね。
東京では、これから夏にむけてPOP UPストアがオープンします。気になる方は、この機会をお見逃しなく。ぜひ会場へ出掛けて、あなただけのRyu Kyu Iroを探してみてください。

writer / 酒井 牧子 photo / Ryu Kyu Iro

取材協力

「Ryu Kyu Iro」
http://eandb.utaki.co.jp/ryukyuiro/

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