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知ったかぶりしてない?初心者でも分かる「ワイン」の選び方

  • 2014.12.19
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忘年会やクリスマスのシーズンになると、ワインやシャンパンを飲む機会が増えますよね。

日本ではまだまだ“お祝い事”や“特別な日”のお酒といったイメージが強いワインやシャンパン。

「ここぞ」という時に飲む機会が多いものの、実はイマイチ選び方や味が分かっていない……という方もいるのでは?

しかし、イタリアやフランスをはじめ、ヨーロッパでは毎日(しかも真昼間から!)飲んでいるくらい日常的なもの。そこで、イギリス在住の筆者が、簡単なワインの選び方や楽しみ方のポイントをご紹介します。

■「スパークリングワイン」とひとくくりにしちゃダメ! 様々な地域の発泡性ワイン

発泡系というと、フランス産のシャンパンを思い浮かべる方が多いのでは?

実は「シャンパン」とは、フランスのシャンパーニュ地方で作られた発泡性ワインのみを指す言葉。

ではそれ以外は全部「スパークリングワイン」と呼べばいいの?というと、そういうわけでもありません。

イタリアには「プロセッコ」という、プロセッコ種の葡萄だけを用いて作った発泡性ワインも。プロセッコは、高価なシャンパンに比べお手頃で手に入り、シャンパン気分で頂けるのでおすすめですよ。

他にも発泡性ワインには、プロセッコを含むイタリア産の発泡ワイン「スプマンテ」や、スペイン産「カバ」、ドイツ産「ゼクト」なども。「スパークリングワイン」とひとくくりにしてはもったいない! 機会があれば、飲み比べてみてくださいね。きっとお気に入りのものがみつかるはず。

■「ドライ」や「ブリュット」ってどういう意味?

ラベルを見てみると、「DRY」や「Brut」などと書いてあることも。でも、イマイチどういう意味なのかわからないですよね。

主に辛口はDRY、 Extra Dry、超辛口のものはBrutと呼ばれています。BrutとDRYを飲み比べてみるとDRYはかなりマイルドで飲みやすく、初心者向けです。お食事と頂くならExtra DryかBrutだと相性がいいですね。

生ハムやキャビアなど用意しなくても、お刺身やなべ料理、温野菜でも相性マル。食前酒のイメージが強いお酒ですが、食中でも、食後でも最初から最後まで発泡性ワインだけだって全然OKです。

■相性のいい「おつまみ」の探し方

ワインにはチーズと合うとよく言われますが、あれはなぜなのでしょうか?

ワインもチーズも、それぞれブドウやミルクを“発酵して”つくったもの。だから相性がいいんです。ワインの甘味や旨みを絶妙に引き出してくれます。まずは、いろいろなタイプのチーズと合わせてみるといいでしょう。

よく「肉なら赤ワイン、魚介なら白ワイン」などと言いますが、それよりも“味”に注目したほうが、よりワインとの相性が分かりやすいですよ。

塩、ポン酢や柑橘などを使った“さっぱり系”の料理なら白ワインや、ライトボディの赤またはロゼを。白は甘口から辛口までを数値で表記してありますよね。料理に合わせるなら1か2の辛口がいいでしょう。

一方、赤に合うのは、香辛料を多用したスパイシー系、こってりとリッチなバター系や煮込みの料理です。重さはミディアムあたりから好みに応じてみて。

迷ったら、どちらを合わせてももちろんOK。ルールに縛られずどんどん好きな味のワインを追求してくださいね。

いかがでしたか? くれぐれも、飲み過ぎには注意。初めは必ずミネラルウオーターをおともに、胃の中のアルコール濃度を下げながら少しずつ試してみてくださいね。

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