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「記名」の仕方で査定が変わる? サイズアウトした子ども服を賢く&高く「売る」ためのテクニック

  • 2017.4.30
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わが子の成長とともに増えていく、子どもの服や靴、小物たち。クローゼットやタンスのなかには、わずかな期間しか着ていないのにサイズアウトしてしまったものが眠っていませんか?
そんな小さくなった子ども洋品を、ネットオークションやフリマに出してリサイクルする賢いママが増えています。

© Africa Studio- Fotolia.com

思い入れがたっぷりつまった子ども服、せっかくなら、高めに売れるにこしたことはありません。
そこで、ブランド子ども服のウェブ上フリーマーケット「キャリーオン」を運営する長森真希さんに、わが子のお古を高く査定してもらうためのコツを教えていただきました。

査定にかかわる「記名問題」も解決!「スナップ付きお名前リボン」
子ども服をリサイクルするとき「査定を左右する大きなポイントとなるのが、記名の仕方なんです」と、長森さん。

ブランドタグや素材タグ、服そのものに直接マジックなどで記名されているものは、中古ショップなどでは買い取ってもらえないことが多いそうです(※)。だからといって、タグそのものを切り取ってしまうのもNG。タグにはブランド名、サイズ、素材、洗濯方法といった情報が記載されているためです。

査定を上げるには記名なし、がベストではありますが、保育園や幼稚園に通うようになると、「持ち物にはすべて記名を」と言われることがほとんどです。子どもの記名グッズにはアイロンで接着するタイプのお名前テープ、スタンプなどがあるなか、長森さんのおすすめは、「スナップ付きお名前リボン」。

これはリボン状の記名テープを素材タグにくぐらせて、両端をスナップで留めて使うアイデアグッズで、ネットショップや100円ショップでも購入できるそう。この方法であれば、洋服に直接名前を書き込まずにすみ、アイロンも不要。着脱がかんたんなので、シーズンごとに着る服に付け替えられるメリットもあります。

市販のものでなくても、家にあるバイアステープやコットンリボンを使い、両端を布用ボンドで留めるだけでもOK。子ども服をリサイクルに出すときはもちろん、下の子へのおさがりや、お友だちの子に着てもらうときにも、記名がなければ気持ちよくお譲りできそうです。

※キャリーオンでは、記名が読めない状態になっていれば、買い取り対象になります。

ほんの少しの「心遣い」でコンディション良好&査定額がアップ!

記名の有無のほか、洋品自体のコンディションも査定にかかわります。
長森さんに、リサイクルやリユースする前にしておきたい5つのポイントをお聞きしました。

■リサイクルの前に、もう一度洗濯を

© Africa Studio- Fotolia.com

きれいに洗って保管していても、長いことクローゼットやタンスで眠っていた洋服には独特のにおいがついてしまうことがあります。リサイクルに出したり、誰かにお譲りしたりする前にもう一度洗濯をするだけで、ほとんどの場合においが気にならなくなります。
ついてしまったシミ、汚れの洗濯方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

■トレーナーやニットは毛玉をとるだけで見違える
デイリーユースのトレーナーやニットは、丁寧に着ていても毛玉ができてしまいがちです。
リユースするときには、毛玉とり機などで表面を整えると印象がだいぶ違います。

同様に、黒やグレーなどほこりが目立ちやすいカラーの洋服は、リサイクルの前にエチケットブラシなどをかけておくと、コンディションがよく見えます。

■きれいにたたんだ状態で
中古ショップに持ち込む、またはウェブ買い取りサービスを利用する際、洋品を袋や段ボールへ無造作に詰め込むだけでは、査定がダウンしてしまいます。

たとえばシャツであれば、ボタンをすべて留めてきれいにたたむと◎。襟の型崩れ予防になりますし、きれいにたたんだ品からは「愛情を持って着られた服」であることが伝わり、好査定にもつながります。

■靴はカップインソールを外してお手入れを
子ども洋品のリサイクルでニーズが高いのが「靴」。なかでも、ナイキやニューバランス、アシックスなどスポーツブランドの子ども靴は、人気があるそう。

汚れやすいアイテムではありますが、履いたあとは玄関先で軽く砂をはらう、靴を洗うときにはカップインソール(取り外しできる中敷)をはずして洗うといった日々のちょっとしたお手入れが、好コンディションを保つコツです。
加えて、リユースの際には靴の裏側につまった砂利や泥を落としたあと濡れ布巾などで拭き、ソールをきれいにしておくことが、査定を左右するポイントです。

思い入れのある子ども服や洋品を、次に使ってくれる子へ気持ちよくバトンタッチできるよう、少しの心遣いをプラスして、エコでお財布にもやさしいリサイクルを日々の暮らしに取り入れられるとよいですね。
(コミヤ カホル)

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