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歓迎会には不参加!? 新入社員に感じたジェネレーションギャップ3選

  • 2017.4.25
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世間知らず、非礼、非常識……とかく非難の的になりやすい新入社員の態度。

勤務先で新入社員を迎え入れた人たちの中には、彼ら・彼女らの言動にビックリした人もいるのではないでしょうか。

でもほとんどの場合、若者側に悪気はありません。問題の根底にあるのは、深くて大きなジェネレーションギャップなのです。

今回は、この時期起こりがちな問題をインタビューから調査しました。どのように接するべきなのかも、あわせて考察していきましょう。

●(1)「ヤバイ」に「ウケる」、あげくは「マ」!? 貧弱すぎる語彙

コミュニケーションを図るとき、立ちはだかる言葉の壁。特に問題になるのは、語彙の貧弱さです。

『何を言っても「ヤバイですね」「マジですか」「ウケる〜」の連発 。全然ヤバくないし、いつも本気だし、笑えること言ってないけど? ってイライラします』(40代女性/貿易)

『何か意見を聞くとまず「えー、なんかー、なんかー」って言いはじめて、そこから先に進まない子が多い』(30代女性/販売)

このように、ビジネスにふさわしくない言葉遣いをされて戸惑うというケースはあとを絶ちません。

しかし、これはまだマシなほうだという意見もあります。

『リアルとそれ以外で、言葉遣いやキャラがぜんぜん違う子が最近多い。職場ではすごくちゃんとしてるのに、メールやLINEで書いてくる文が意味不明だし変なテンションなんですよね。

先日は業務連絡に「マ?」って一言だけ のレスがあり、途方に暮れました』(40代女性/教育関連)

「マ」はネット上で用いられるスラングで、「マジ」のこと。この場合、「マ?」と疑問形になっていることから、「マジですか?」の意であると推測できます。社内での態度がマトモなだけに、どう接していいのか戸惑いますよね。

大切なのは、こちらはその言葉に乗らないようにすることです。迎合せず、怒らず、冷静に大人としての対応を繰り返しましょう。

その上で、適切な言い換え方を教えてあげるといいですね。

例えば、「なんかー、なんかー」と繰り返すことで頭を整理しているようであれば、「そういうときは、少し考えを整理する時間を下さいって言えばいいんだよ」と具体的に伝えてあげましょう。

●(2)マジメすぎだし弱すぎる! 業務中に感じるギャップ

業務中も、ジェネレーションギャップを感じる瞬間であふれています。

長きにわたり新人指導を続けてきた男性は、ここ数年の若者をこのように分析していました。

『人当たりがよく、素直でマジメ。でも、他人からの評価を気にしすぎていて、めちゃくちゃ打たれ弱い。仕事で注意されただけでも、人格を否定されたように 感じてしまうみたい』(50代男性/食品)

ワガママで破天荒な若者像はもう古いそう。どちらかといえば、「マジメすぎて弱すぎる」傾向がある最近の新入社員たち。

まずは「新人がミスをしても、必ず誰かがフォローする。会社とはそういうところだ」ということをきちんと伝えましょう。

そして、ミスを指摘するときは「なぜ注意されているのか」をわかりやすく伝え、それが人格否定ではないことを理解させなければなりません。

また、業務中の傾向としてはこんな面もあるようようです。

『分からないことがあっても質問せず、ネット検索して調べようとする。エクセルのちょっとした使い方なんか、聞いてくれれば5秒で終わることでしょ? それを1時間もかけて検索していたりね。呆れます』(40代女性/通信)

こんなタイプには、「質問するのが新人の仕事」と伝え、「何かわからないことはある?」とマメに聞いてあげましょう。

そして質問されたら、毎回丁寧に答えること。「それくらい自分で考えろ」と突き放したり、忙しい素振りを見せたりすると、彼らは必要以上に萎縮してしまいます。

すぐに答えられないなら、「今は手が離せないから、1時間後にこちらから行くね」というように返してあげましょう。

●(3)ある意味最難関!? 飲み会で感じるギャップ

飲み会はコミュニケーション力を試される場所。ある意味では業務よりもずっと、年代による壁を感じるかもしれません。

『歓迎会をやろうと誘ったら、「私そういうの無理なんで 結構です」とあっさり断られた』(50代女性/運輸)

『料理が届くと、真っ先に食べちゃう。上司がまだ手を付けてなくてもおかまいなし。取り分けたりとかも当然しない』(30代女性/製造)

飲み会が仕事の一環であるという風潮は、いまだ根強いもの。職場を離れ、くだけた席だからこそ話せることもありますよね。

新入社員たちには、「酒の席に参加し、コミュニケーションを取ることで、上の人が目をかけてくれることもある」ということをやんわり伝えてあげるといいかもしれません。

もちろん強要は禁物です。若い世代にアルコール離れの傾向があることも、きちんと理解しておきましょう。

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いかがでしたか?

新入社員は会社の将来を担う重要な人材です。非礼、非常識に思うようなことがあっても、多少なら目をつぶって。

大きな心で受け止め、じっくり育て上げていきましょう。きっといつか、立派な財産となってくれるはずですよ。

●文/パピマミ編集部
●モデル/ゆみ

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