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京都の酒器工房・今宵堂さんに教わる。すぐに実践したくなる、かんたんおつまみレシピ

  • 2017.4.23
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仕事から帰ったら、家でゆっくり晩酌はいかが?家飲みの魅力はやっぱりくつろげること。おいしいお酒とおつまみがあったら最高です。今回は思い立ったらすぐに作りたくなる、日本酒にぴったりのおつまみレシピを、京都の酒器工房・今宵堂さんに教えてもらいました。

まろやかな常温のお酒と楽しむ「秋刀魚缶とアボカドのおろし和え」

こちらは、魚の缶詰から出た旨みで味付けするという調味料いらずのかんたんレシピ。しっかりと味の付いた缶詰のタレが野菜とほどよく絡み合います。火を使わずに調理ができて、生野菜をたっぷり食べられるのもうれしいですね。

<材料>
・秋刀魚の缶詰 1缶
・大根 1/4本
・アボカド 1/2個
・プチトマト 6個

<作り方>
1 大根をおろして、少し汁気を搾る
2 秋刀魚缶を大根おろしで和える
3 アボカドとトマトを切る
4 2と3を合わせ、完成

「ラクチン晩酌の酔き伴侶、缶詰の酒肴。鰯や鯖でも代用できて、旬でなくても好きな魚を味わえるのもいいところ。手抜き感が気になりつつも、アボガドやトマト、冷蔵庫の野菜と合わせることで、なんだかほっとする菜肴になるのです。お酒は、酒瓶から蕎麦猪口へとくとく注いで常温で。そんな気軽さで作って呑んで。」(今宵堂さん)

ドライな冷やでどうぞ。「手羽先のジンジャーエール煮」

手羽先の表面をこんがりさせた後はジンジャーエールと弱火におまかせのレシピ。ジンジャーエールは一度開けたものを使ってもよさそうです。

<材料>
・手羽先 6本
・ジンジャーエール 1缶(手羽先が浸るくらいの量)
・サラダ油、醤油 適量

<作り方>
1 油を引いたフライパンで手羽先の両面を軽く焼く
2 肉がひたひたになるくらいまでジンジャーエールを入れる
3 弱火で30分ほど煮込む。途中、お肉に火が通ったあたりで醤油を大さじ2杯ほどかける
4 お肉が柔らかくなってきたら、完成

「手羽先の特売を見つけたら、作ってしまう酒肴。どう料理してもおいしい食材ながら、なんとなく手間がかかる印象の部位ではないでしょうか。じっくり焼ければいいけれど、日々そうもいかない。なので、おかずを作る前に、ほったらかしてじっくり煮てほしい。甘味のあるジンジャーエールは子どもも大好き。味付けは薄めにして、大人は漬物を添えてキンと冷やしたお酒のお伴に。」(今宵堂さん)

燗とともに。「菜の花のピーナッツバター白和え」

白和えにピーナッツバターを使うという、意外なマッチングがうれしいレシピ。菜の花は、季節によっては春菊で代用してもよさそうです。さっぱりした味付けなのでメイン料理の箸休めにも。

<材料>
・豆腐 半丁
・菜の花 1/2袋
・油揚げ 1枚
・ピーナッツバター 適量

<作り方>
1 豆腐をキッチンペーパーかふきんで包んで、冷蔵庫で30分ほどおいておく
2 菜の花を茹で、頃合いの大きさに切る
3 油揚げをフライパンで焦げ目がつくまで焼き、細かく切る
4 豆腐にピーナッツバターを混ぜて軽く和え、2と3も混ぜ、完成

「ピーナッツバター白和えはいろんな具材と好相性の酒肴。ピーナッツバターの分量は、味見をしながら好みの甘さを見つけてほしいと思います。野菜はちょっと苦味のあるものを合わせると酒を呼ぶかも。朝、豆腐を仕込んで仕事へ出掛け、帰ってきたら準備万端。実は、スーパーのおかずコーナーに並んでいた野菜の胡麻和えと和えてもおいしかったりします。手抜きは工夫の賜。お燗をつけて、ちびりとつまんで。」(今宵堂さんコメント)

ぱぱっと作って楽しい晩酌を

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いかがでしたか?とても簡単で、飲みたいときにさっと作れるレシピをご紹介しました。
編集部でも試作中、缶詰やジンジャーエール、ピーナッツバターなど、家にあるものを使って気軽に作れるんだ~と目からウロコでした。肩の力がふわっと抜けていくお酒の時間をぜひ楽しんでくださいね。

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