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デスクワークの疲れを解す!椅子を使ったストレッチ

  • 2017.4.20
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この春から新しい職場や新しい仲間とのお仕事がスタートした方も多いことでしょう。慣れない環境の中で、いつも以上に身体のコリを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特にデスクワークの方なら、ほどよく身体を解すストレッチをいくつか覚えておきたいものです。
そこで今回は健康運動指導士である筆者が、“デスクワークの疲れを解すストレッチ”をご紹介したいと思います。
 

上体前方倒し:身体が重だるいときに

このストレッチはデスクワークによる背中や腰のハリや、体全体が重だるいと感じたときにお勧めです。座位で疲れが溜まりやすい部位である背中から腰、お尻にかけての筋肉が気持ちよく伸ばされますよ。

画像:小川りょう
(1)両足を肩幅の2倍くらい開いておきます。お尻は深く腰掛けて、上体を倒したときに椅子から落ちないようにしましょう
(2)息を吐きながら上体を前に倒し、両手で両足首をつかみ、だらーんと脱力していきます
(3)息を吸ったり吐いたりしながら、20~30秒キープしましょう。頭部が下がるため、くれぐれも息を止めないようにしましょう
 

サイド捻り:座位姿勢による疲れに

長時間の座位姿勢による疲れや、煮詰ったときにもお勧めです。頭がボーッとして集中できなくなってしまったときなど、身体をひねることで血流もアップし、よいリフレッシュになるでしょう。

画像:小川りょう
(1)両足を肩幅の2倍くらい開き、息を吐きながら片側に上体を倒していきます
(2)息を吸いながら、内側の手で反対の足首をつかみ、体を捻っていきます
(3)息を吐きながら外側の腕を上げて顔を上げ、指先のほうを見ます
(4)息を吸ったり吐いたりしながら、左右20~30秒ずつ行いましょう。上体を大きく捻るため、くれぐれも息を止めないようにしましょう
 

腿の付け根と太もも伸ばし:足のむくみが辛いときに

長時間のデスクワークによる足のだるさを感じたとき、また、むくみや足腰の冷えが辛いときにもお勧めです。腿の付け根から動かしてリンパを刺激しながら太ももの筋肉を伸ばし、下半身の廻りをよくしていきます。

画像:小川りょう
(1)椅子に対して横向きになり、半分お尻を椅子にのせ、腿の付け根から足を大きく開いていきます。上体はできるだけ真っすぐに立て、手で椅子の背をしっかりと持って椅子から落ちないようにしましょう

画像:小川りょう
(2)後ろ足の膝を曲げて、足の甲、または足先を持ちます
(3)自然呼吸でキープしながら、左右20~30秒ずつ行っていきましょう。
 
いかがでしたか? 今回はデスクワークの疲れを解す、椅子を使ったストレッチをご紹介しました。お仕事中もできるだけ座ったままにならないよう、意識して身体を動かしてくださいね。
【画像】
※ 小川りょう

【筆者略歴】

小川りょう

25年のキャリアを持つ健康づくり指導者。外資系ホテルトレーナーを経て独立。エビデンスに基づく情報提供と、現場経験で培った指導スキルで、成人~後期高齢者に至るまで対応、幅広い世代の顧客を持つ。気取らない人柄と自然体の指導が特徴。コンセプトは健康寿命の延伸であり、足腰運動スクワットの専門家。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士号。著書に「ココロ・カラダ塾」(幻冬舎ルネッサンス)。

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